TOHOシネマズ水戸内原で、今話題の映画2本を観た。1本は「おとうと」、もう1本は「AVATAR」。
おとうとは、家族愛というよりも姉弟愛、特に一般的にはどうしようもないと思われる弟に対する愛の物語である。寅さんとは少し異なる形ではあるが、落ちこぼれ者の行動が笑いと涙をさそう人情ものである。
AVATARは西暦2154年における惑星の衛星パンドラが舞台で、そこには地球人に似たヒューマノイド「ナヴィ」が棲んでいるが、地球の燃料危機を解決する鉱石が存す。これを奪おうとする地球の企業と彼らナヴィとの戦いを描いたものだが、アバターは地球人とナヴィのDNAを遺伝子操作により合成したハイブリッド肉体で、特殊な装置により意識をリンクさせた人間がドラバーとなって遠隔操作するようになっている。物語は単純でこの美しいパンドラとそれを守る住人ナヴィとアバターの協力により、鉱石を奪おうとする企業人との戦いと愛の物語である。3Dによる映像は、高所恐怖症の小生には足元がむずむずしっぱなしだった。