今日は第46回衆議院議員選挙の投票日。朝から快晴で、このところの寒い毎日から打って変わって暖かな天気であった。これで投票率もあがっていればよいのだが、・・・・。でも、テレビ報道の速報では、前回より7.5ポイントほど低く、残念ながら50%に達してもいないようだ。(後日の最終結果によると、投票率は59.3%。前回2009年より9.9%下回り、戦後最低であった1996年の59.6%をも下回り戦後最低となった。)
今日の最高気温は16.9℃@13:31、最低気温4.9℃@7:35、15時時点の気温15.5℃、湿度36%、晴れ。
このところ月の出ている間が昼間だったり、夜になって曇りとなる日が多かったので月を見ることがなかなかできなかったが、今日は西に隠れる前で夕暮れとなったので、久しぶりに細い月を見ることができた。
今日は朝から曇り。最近は天候がすぐれない。最高気温は9.3℃@15:56、最低気温2.0℃@0:24。15時時点の気温8.8℃、湿度82%、曇り。
でも真夜中近くになって晴れてきて、空には星が見えてきた。この時期は月の出が遅いので、夜中になってもまだ月は低い位置にある。
(オリオン座と本日旧暦10月20日の月の写真を掲載しようとしたが、何回試みてもエラーが発生し、掲載できない。残念。11月25日にも同様なことがあった。原因は未だ不明。)
朝起きると快晴だった。8時自宅を出て、8:20那珂市高齢者福祉センター駐車場に到着。そこから、歩いて集合場所であるリサイクルセンターに集合時間8:45前に到着。
9時過ぎに出発、9:46かみね公園下日立郷土博物館着。ここでトイレを借り、その後歩いてかみね公園を頂上に向けて上った。途中、「久原房之助翁・小平浪平翁頌徳」碑座、「根本甲子男翁顕彰」プレート取付石、頂上展望台下の花崗岩など6億年前の日本最古の石や、頂上展望台から海岸段丘の様子を遠望した。
(写真左:久原・小平翁頌徳碑(粘板岩)を載せている花崗岩の台石が5億年前。写真右:根本翁の検証プレート取付石が5億年前の石)
10:59かみね公園頂上駐車場で待っていたバスで出発。11:10大雄院橋そばJX日鉱日石金属(株)日立事業所前にバスを止め、南側斜面をよじ登りそにある5億年前の変成花崗岩と3億5千万年前の変成礫岩の不整合境界面を観察。さらに、前の県道を西に少し歩いてその左手の崖を形成している大理石質石灰岩を観察。その後元に戻って不整合境界面のあったところから東側にあるこれまた5億年前の変成花崗岩を用いた日立製作所「創業小屋の趾」碑を見た。
(写真左:高い位置に5億年前の変成花崗岩、下位に3億5千万年前の変成礫岩の不整合境界面。写真右:5億年前花崗岩を用いた創業小屋趾の碑)
11:57バスで出発県道日立山方線を北に進む。途中、バス車窓から宮田川にある大きさ7.5mx6mx3m、重さ約1000トンの「座禅石」を見て、12:05日鉱記念館駐車場に到着。バス車内で各自持参の昼食を済ませ、12:30から記念館内部見学をした。1905年日立鉱山として開業以来の会社および鉱山の歴史、鉱石資料などのほかに模擬坑道も見物できる(すべて無料)。坑道は、今年4月19日に見学した足尾銅山の実際の跡を見ていた。
(写真左:宮田川にある座禅石。5億年前のポーフィリィで、文明年間の1470年頃、天道山大雄院開祖である南極寿星禅師が修行したと伝わる。写真右:日鉱記念館正面)
13:45日鉱記念館駐車場を出て、本山トンネルを抜けすぐの向陽台駐車場に13:50到着。すぐに御岩山頂上をめざし登攀。途中何度も留まりながら15:10山頂。この山体はカンブリア紀の御岩山流紋岩である。
(写真左:御岩山。常陸風土記にある賀毘礼の高峰はこの峰と思われている。現在はロッククライミングの練習場となっており、本日も5・6人のグループが練習をしていた)
15:42駐車場に帰着。15:46に出発、15:58玉簾の滝に到着。この滝は玉簾層の角閃石片麻岩で、この滝上流で採取の岩石から5億7百万年前の年代が計測されている。
10分ほど見学したのちいよいよ帰路に着く。16:47、出発した那珂市リサイクルセンターに到着。挨拶を済ませ、朝自分の車を駐車した場所まで歩き、16:55到着。16:59駐車場を出発17:25自宅に無事到着。
昼過ぎになり曇り、夜になって雨となった。
那珂第2回市民公開講座として、本日9:30~11:30の那珂市高齢者福祉センターで催された「多賀山地の日本最古地層」を受講をした。講師は茨大名誉教授・日立市郷土博物館特別専門員の田切美智雄氏。
PowerPointで作成された資料(コピーは席上配布)をプロジェクタで投影しての講義で、立派な資料だった。
日本最古の地層が日立にあって、それがどこに繋がっているか、どのように移動してきたかなど、5億万年前からの変遷が興味深かった。
明日は、今日の講義に関係するカンブリア紀層やそれに関連した史跡の現地観察会がある。今シーズン一番の寒さとなる予報である。暖かい恰好をして行こう。