昨日は夜から雨がポツポツしていたが、今朝はそれも止んでいた。昨日は、ナミアゲハの5匹の幼虫が皆鳥に採られたようで、悲しい一日だった。しかし、今朝は、夏の残り花や秋の花が咲いていて、少々慰めてくれた。
夏の残り花はアサガオ、ムクゲ、3・4年前に知人から貰った花(名は忘れた)、それに秋の花であるキンモクセイである。
アサガオはまだまだ蕾があり、まだ当分は花を楽しませてくれそうだ。ムクゲは地植えのものも2・3輪の花が咲いている。植木鉢に植えている上の写真のムクゲは、今年唯一咲いた花であった。キンモクセイは、庭に出ると、2・3日前からかすかに香るようになったが、今日は家の中でも強い香が漂う。しばらくは、楽しめる。
この香を嗅ぐときは、いつも、故郷を思い出す。秋祭りのときいつもこの香が漂っていて、街々に鳥居状に建てられた御神灯の下を白装束に身を固めた氏子たちが担ぐ神輿、太鼓とそれを打ち鳴らす青年団員が載ってそれを青年団員が担ぐせんでーろく(神輿状のもの。田舎ではこのようにいった。どんな意味があり、字をあてるのかは知らない)や先払いの天狗、獅子の姿が練り歩いたものだった。のぼりも沢山でた。夜には神社の境内で焚き火の傍らで夜神楽もあった。この歳になると、高校卒業までの18年間という僅かな期間であったが、今でもよく覚えている。以降は、年に数回帰るだけとなり、時期も合わないためにこの秋祭りを見たことがない。50年近く経った今でも続いているのだろうか。