つれづれ日記

~認知症に備えて~
(H26/11/21geocitiesから"goo"に引越)
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能登半島などの旅(3日目)

2016-09-02 23:50:41 | 旅行記
 7:30のモーニングコールで起床。8時にバイキング形式の朝食。小さなパンとトマト・水菜・玉ねぎのサラダにウィンナと卵焼を摂った。今日は昼食は14時頃と遅くなるとの予告があり、朝食をたらふく詰め込む人もいたようだった。
朝食。和食に比して洋食風の物は全く貧弱だった

 チェックアウトして、8:57バスはホテルを出発。9:13福浦港に到着。ここから約15トン・55人乗り能登金剛遊覧船に乗って20分ほどの遊覧。日本最古の木造灯台の旧福浦灯台・海苔島・碁盤島・巌門洞窟の中に半分頭を突っ込んでそのままバックして元へ戻って、往路を福浦港に戻るルートだった。
   
写真左から、福浦港遊覧船船着場、旧福浦灯台、巌門洞窟遠景、巌門洞窟に半分頭を突っ込んだ状態

 9:51福浦港を発って、9:58金剛旅の駅「巌門」に到着。ここからも長い階段を下ると、混合遊覧船の船着場にでるそうだ。ここに、何のために止まったのか全く分からなかった(トイレ休憩?)が、10:10バスは出発した。

 ヤセの断崖・義経の舟隠しに向かっている途中、二見ヶ浦の夫婦岩によく似た岩があり、能登二見というのがあると説明あり。車窓から通りすがりに見ることができた。後で調べてみると、正式には、機具岩(はたごいわ)というらしい。

 10:38ヤセの断崖の駐車場に到着。この地は松本清張の「ゼロの焦点」のクライマクスで主人公がここから飛び込んで死んだ場所だそうだ。残念ながら、小生はこの小説を読んだことがなく、また映画も見たことがないので、分からない。そこから遊歩道を歩いて数分の所にある「義経の舟隠し」に向かった。ここは、文治2年(1186)、頼朝の厳しい追手から逃れる義経と弁慶が、奥州に下る途中に折からの海難を避けるため、入江に48隻の舟を隠したと伝えられる岩場だそうだ。
  
写真左より、「ヤセの断崖」、「義経の舟隠し」

 11:03やせの断崖の駐車場を出て、11:09琴ケ浜に到着。ここは、砂の上を歩くとキュッ・キュッと泣くそうな。それ故に泣き砂の浜ともいうらしい。今回歩いてみたが、泣き音は全然しなかった。砂が先日の台風の影響で異物が付いていたか、良く乾いていなかったせいなのだろうか。なお、この土地の悲恋物語にまつわる話に由来しており、「鳴く」ではなく、女の「泣く」音だそうだ。
琴ヶ浜。今回は泣かなかった

 11:23琴ヶ浜を発って、のと鉄道の「穴水駅」に向かった。穴水駅から和倉温泉駅までの間この「のと鉄道」を楽しむこととなっている。11:58穴水駅に到着。バスは我々を下ろした後は和倉温泉駅まで先回りする。12:16気動車は穴水駅を出発。車中では沿線のことなどの説明をした後、この地方のお祭りや歴史的な風習などを頑張っておられる方のお祭りの時の掛け声や歌を披露した後、「花嫁のれん」なるものを持参、披露してくださった。そうこうしているうちに35分足らずの時間となり和倉温泉駅に着いた。
   
写真左から、穴水駅、のと鉄道車両、車内で披露された花嫁のれん、和倉温泉駅

 和倉温泉駅で先回りしていたバスに乗って、13:01出発、能登島大橋に向かった。それまでは有料道路だったが、平成10年(1998)7月1日に償還完了したことによって無料となった。そのためか、今回この大橋をただ渡ってすぐ引き返す往復をした。
バス車内から往路能登島大橋をみる

 13:52「ひみ番屋街」に到着。この旅行の昼食はすべてオプションとなっており、初日の昼は事前申し込みだが、2日目・3日目は旅行初日に申し込むことになっていて、今日の昼はここひみ番屋街での店内食「船頭御膳」(1500円)だった。食後はこの番屋街の売り場を見て歩いたり、コーヒを飲んでのんびりした。
  

 15:17出て、富山市内の「池田屋安兵衛商店」に到着。名高い反魂丹の製造販売を初め、多くの和漢薬を扱っている。


 17:03池田屋安兵衛商店を出て、17:15富山駅北口に到着。
富山駅北口

 新幹線の出発時間は19:11なので、集合時間18:55とそれまで1時間半以上の自由時間となった。富山駅を出て、隣のマルシェの中にある本屋に出かけ、1時間ほど立ち読み、本を見て回って2冊を購入した。その後はスタバでコーヒを頼んで飲んでいたが、小生は猫舌のため中々飲めず時間が来たため、テイクアウトのカップに入れ替えて貰って集合場所に急いだ。

 再度集合したところで初日に頼んだお土産品と、今夕の「ますのすし」の弁当を受け取った。19時になって団体入口の改札を通り、19:11初のかがやき514号4号車に乗り込んだ。早速、ますのすしの夕食を摂って、買ったばかりの本を読みながら、21:19東京駅に到着。
夕食として摂ったますのすし

 21:53東京駅発ときわ89号に載って水戸駅23:11。駅南よりタクシーに乗って帰宅。無事旅行を終えることができた。

能登半島などの旅(2日目)

2016-09-01 23:36:13 | 旅行記
 6:15ウェイクアップコールで起床。6:30にバイキング形式の朝食を摂る。会場は披露宴会場となるような大きな部屋で、1脚10人は十分席がとれるような大きな丸テーブルで、向こう側に席を取った60代と80代ほどの母子と思しき2人連れと同席した。小生は11時前後に朝昼兼用のトーストのブランチを毎日摂るのだが、その2人連れは和食で、大量を食されていたのには大変びっくりした。こんなにお元気な人だからこそ旅することができるのだ、と思った。
小生の今朝の朝食。右サラダに左ベーコンと卵焼き

 7:40ホテルを出て、8:40輪島にある「しおやす漆器工房」に着いた。漆器の製造工程を一通り説明して戴いた後、展示されている素晴らしい製品を案内して貰った。その後は自由に店内を見て回り、それぞれ同行の皆さんは買物をされていた。小生も、5月に会ったときフクロウの置物などを集めているようだったので、漆沈金で造ったフクロウの壁掛と、娘用に輪島塗のスプーンを買った。

 9:10しおやすを出て、9:13輪島朝市の新橋脇の駐車場にバスは駐車。朝市の通りはきれいに整理されていた。街並みは古い建物もあちこちに見えて、不揃いではあるが、それなりの趣を呈しいる。また、朝市のメイン通りには市姫参道やその他の幾つもの小路が交わっていてそこに生活が感じられた。
輪島朝市

 10:10駐車場を発し、途中からは海岸に面した崖の上の細い道をくねくねと曲がりながら間垣の里である大沢漁港に10:34到着。NHK朝のドラマ「あまちゃん」の民宿となったという「おけさく」があった。
  

 10:51大沢漁港を出発、来た道を引返し「白米千枚田」に11:27到着。カンカン日差しの中で田圃のそばまで降りていき下からも見たかったが、暑さと時間のなさで諦め上からのみ見た。思ったより規模は小さく千枚もあるようには見えなかった。
白米千枚田

 11:48白米千枚田を出て、途中海岸沿いの道を走っていたら「窓岩」なるものが振り返ると後方にみえる、とバスガイドより案内があった。12:06道の駅「すず塩田村」に到着。ここは揚げ浜式塩田による塩造りで、その方法をビデオと塩水を撒く実演も見せて貰った。同行の皆さんはここの塩を買われているようだったが、小生はいつも瀬戸内海の塩を使っているので、買わなかった。
  
(写真左から、バスの中からみた「窓岩」、道の駅「すず塩田村」能登塩田村とも書いてあった

 12:35塩田村を出る。そのバス車中で里山里海弁当を食べながら、映画「さいはてにて」なる映画のロケ現場となったという「木ノ浦海岸」に12:57到着。この映画のことは聞いたことがあり、観ようと思っていたのだがそのうち時期を失してしまった。くだんの喫茶店は海のそばにあって小さなものであった。
映画「さいはてにて」ロケ現場となった喫茶店

 13:20頃木ノ浦海岸を出て、13:30道の駅「狼煙」に到着。そこにバスは駐車して、すこしばかりの坂道を上って禄剛埼灯台へ行った。不思議なことに、この禄剛埼の「埼」は「﨑」と書かれているのもあって、しかも隣り合わせにあるにもかかわらずこのように2種類あり、この地では「埼」も「﨑」も区別なく、どちらでもよさそうだ。ここは、能登半島の最北端がうりのようだった。そばに「ひぐらしが鳴く 奥能登の ゆきどまり」なる山口誓子の句碑があった。
能登半島最北端にある禄剛埼灯台

 14:05道の駅「狼煙」を出て、14:12聖域の岬に到着。小生は高所恐怖症なので高いところは弱いのだが、空中展望台「スカイバード」の先端に行ってランプの宿を見下ろしたり、聖域の岬から青の洞窟まで降りて見た。正直言って小生には「これが?」「どこが?」という感じだった。
  
写真左から、聖域の岬、青の洞窟)

 14:46聖域の岬を出て、15:20見附島に到着。弘法大師が佐渡島から当地方に渡った際、最初に見つけた島であることに由来する。また、その島の形が軍艦に似ていることから軍艦島ともいわれている。正面のビーチには恋人たちが一緒にならすことができるようにベルが設けてあり、「恋人の聖地」としても知られている、らしい。
見附島、別名軍艦島

 15:38見附島を出て16:28「能登ワイン」に到着。能登にこだわったその風土で育った葡萄でワインを造っている。小生はアルコールを飲まないので、試飲はしないで、ワイン造りの工程の説明を受け、貯蔵庫の見学をした。
「能登ワイン」の外観

 16:57能登ワインを出て、のと里山海道に載り17:33徳田大津ICで降りて、17:46能登ロイヤルホテルに到着。
 今夜は夕食は19:30から和会食だったので、部屋でゆった後、温泉風呂にのんびり入り、時間通りに会場に入って夕食を摂った。
今夜の和会食

 20:40部屋に戻り、サッカーワールドカップ2018ロシアのアジア最終予選、日本xUAE戦の後半をTV観戦。残念ながら、ホームで初戦のこのゲームを1-2で落とした。多くのシュートを打ったにもかかわらず相変わらず日本の得点能力は大改善をしなければならない。

 24時、消灯就寝。明日は9時出発で朝食は8時からなので、モーニングコールを7;30にセット。今夜はゆっくり眠れる。