@人間は目の前の事件事故で大きく人生が変わることがある。まさに主人公である女性デザイナーの悠季は偶然にも殺害現場を目の前にしたことで一変する。それは不良生活からの脱皮であり、自分に自信が持てる事をやり遂げる意志の強さを持ったことだ、と悟ったからだ。
『交差点に眠る』赤川次郎
「概要」廃屋で激しく愛し合った男女が、直後に撃ち殺された。偶然一部始終を目撃していた不良少女・悠季は二人の堂々とした死にざまに衝撃を受け、自らのふがいない生き方をやめた。十三年が経ち、ファッションデザイナーとして成功した悠季。ところが大切なショーの前夜、人生二度目の射殺事件と関わるハメに……。
ーヤクザの世襲争いに巻き込まれ、仕事上モデルとして活躍していた女性もその争いに巻き込まれる、其中心にいる人物が不良時代に殺害現場を経験したことで、一変し、デザイナーで成功している悠季である。
ー複雑な人間関係からヤクザの親子、不良時代の元カレ、ファッションモデルなど何故か悠季を頼りに逃げてくるとそれを放っておけない性格からヤクザ殺しまでするような事件にはまる。が、男勝の度胸で難関をうまく超えていく行動力はすざましく逞しく見える。
ー最後にはモデルファンマニアで権力を利用し賄賂等を弱者から奪っていた刑事がこの事件の幅を広げ繰り広げていく。その刑事は実は不良時代の元カレを利用していたこともわかった。
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