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人の魅力「フック」は比較しても仕方がない『鉤』

2022-05-09 08:01:18 | ミステリー小説から見えるもの
「世間は厳しい」と感じるのは、自信過剰ではなく、売れっ子との比較「フック」(鉤)魅力が自分と何ら変わらないのに売れる事に恨みを持つことがある。それはやはり「運」がある人間と、無い人間の差としか言いようがない。だから、「運」の良い人間との接触を多く持つことが一番だと経験から言える。「運の良い人間」には周りに多くの助け人がいることが分かり、互いに助け合っていることだ。
『鉤』ドナルド・ウエストレイク
「概要」”あなたの小説を私の名前で出版しよう”、ベストセラー作家の提案に、中堅作家ウェインの心は揺れた。収入は山分け、55万ドルが手に入るのだ。だが条件がひとつあった―ウェインはその作家の妻を殺さねばならないのだ。殺しに狂わされ、徐々に荒廃してゆく人間の内面を描き、傑作『斧』に続いて名匠が放つ戦慄の犯罪サスペンス。
ベストセラー作家ブライスは再婚者ルーシーとの離婚調停中で新たな小説が全く書けず、別に新たに恋人イザベル(3人の子供がスペインにいる)がおり、最初の妻エレンとの間には3人の子供がいた。
中堅作家ウエインはスーザン結婚しているが子供がいない、8年間ヒット作もなく妻の支援で暮らす
ーブライスのたった一つの条件を実行する。ウエインはきっかけを待っていたが突然訪れそれも衝動的に、ルーシーを殴り殺してしまった。その妻のスーザンにも打ち明けることで心を落ち着かせた。
ブライスは事件後、情緒不安定に陥り中々新作に取り付くことが出来ず、住居を変える。でも中々スランプから抜け出されない状態が続き、取次する編集者から次作が見せれなけっれば契約の見直しをすると脅される。 ブライスはウエインの協力があればできそうだと強調しウエインを呼び寄せる。ウエインは自分の持ち玉をブライスに提供し、完全にゴーストライターになる覚悟をしていた。




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