私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎

2011年01月14日 10時03分27秒 | 読書感想
逃走劇。

大統領暗殺の濡れ衣を着せられた男が主人公。

敵は国家か警察か。

その辺の真相は二の次で、とにかく逃げる主人公を描く。

おもしろかったです。

500ページある長編でしたが二日で読み終えました。

第三部までは事件を少し離れた所から描かれており、第四部からが本番といった感じ。

そこから急に面白くなってきますね。

事件冒頭の森田森吾との車の中でのやり取りなんか引き込まれます。

伏線がたくさん張られていて、著者も頑張って書いたんだろうなと思います。

2008年の「このミス」第1位も納得の作品です。