昨日の衛星劇場のスカパー!ヴァージョンではない、本放送の方で
この作品のOAがあったようで、そこで思い出したのは
この作品確かスターボードからDVDリリースされてたのを思い出し
未見の山から引っ張り出してきました。
70分という短尺なので、箸休め的にレンタル作品の消化の隙間にチャチャっと鑑賞
ったら、なんととんでもない作品だった
一度気軽に見たら、後半の追い込みで話の理解が完全に迷路に入り込んでしまい
なんと二回も続けて見てしまいようやく理解できました
奥が深いというか、実によく出来た作品と言うべきかな
なんと鳥居みきさんが出演されてるんです
鳥居みきさんって美人ですから
そんな彼女が演じてるのが閻魔様、実にキャラに合った役所でした
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でも、彼女がこの作品を締めるまではいってないんですね
ヒロインは戸田真琴さん
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何本かエロチックOVを見てますが、いつもいってるように本業のAVは見たことありませんが、このは人も不思議な魅力を持った人ではありますが・・・
塩出太志監督が、ピンク映画初製作だそうで、2019年のピンク映画ベスト10の9位を獲得した作品、脚本もご本人
タイトル通り童貞の青年が、ヒロインである戸田真琴演じる歩美と
童貞卒業の肉体関係を結ぼうとするが、いざ挿入って言う寸前にゴムが無い
この青年真面目すぎて”童貞だから、いつ発射しちゃうかわかんないから“って告白して
今からゴム買ってくるって出かけた途端にクルマに跳ねられて
意識不明の重体になってしまい、幽体離脱した童貞青年の童貞のまま死んでいくのかっていう恨みで
周りの人を巻き込んでいくというお話
それが実に複雑怪奇で、まずは幽体した肉体は誰にも見られないものの
気絶した人間の肉体には憑依できたり
幽体どうしとはセックスできて、童貞だった青年は幽霊で童貞卒業してしまう
その初体験のがお相手にはお岩さんメイクのぢじみさん
しじみさんは常にこんなメイクでの出演作品が多いですねえ
もう一人セックスする幽霊にはきみと歩実さんですか
きみと歩実さんの役名が牧子さんで、戸田真琴さんの役名が歩美さんって
なんかややこしくないですか、きみとさんの役名は麻琴にしないと寸法が悪い
幽体して彼女の歩美さんを見てると、彼女は工藤ってDV男が恋人で
さらにアルバイト先の店長と援交じょうただったりと
さらに自分を轢いた西山真来も工藤の女であり、さらに牧子をあの世に送ったのも工藤だったんですね
もうこんがらがってきてるよう
ってことで閻魔様に生き返らせてって頼むと誰かを代わりに殺したらって言われて
工藤を、生きた人間の体を借りて・・・
って、実は工藤とは信夫の実態だったのだ。信夫は工藤を殺すと自分も死ぬと知る
って、実は工藤とは信夫の実態だったのだ。信夫は工藤を殺すと自分も死ぬと知る
さらに工藤とは、歩美であり、牧子であり、西山真来であり、そして自分自身でもあった。
という観念的なもので、
自分が愛し憎むものとは、実は自分自身だったという奥の深いお話だったのだ
ってことでピンク映画ではあるので4人の女優さんが一応脱いでくれてるものの
濡れ場自体にエロさはなく、物語の展開に必要不可欠として濡れ場があるだけで
これをピンク映画と呼んでいいのかなぁ
そういや、ピンク映画ってデジタル機材に変化したんですよね
で、この作品はなぜかシネスコサイズだった
編集時に上下カットしたのかな
切り口の違う記事はコチラ
2019年製作、日本ピンク映画、OP・PICTURES作品
塩出太志脚本・編集・監督作品
出演:戸田真琴、きみと歩実、しじみ、星野ゆうき、松本高士、西山真来、岡本裕輝、長岡明美、田丸大輔、加藤絵莉、香取剛、手塚けだま、ほりかわひろき、田村専一、馬場泰光、鳥居みゆき
出演:戸田真琴、きみと歩実、しじみ、星野ゆうき、松本高士、西山真来、岡本裕輝、長岡明美、田丸大輔、加藤絵莉、香取剛、手塚けだま、ほりかわひろき、田村専一、馬場泰光、鳥居みゆき
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