MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

性の劇薬

2020-12-29 23:37:39 | 邦画
私は漫画見ないし、べつにGLBTへの差別意識は持ってはいないんですが
Mという性別であるのし、性的な興奮はノーマルですから差別ないって言っても
レズとかは映画でも受け入れてしまうし、そう言った別性への好奇心からくるんだとは思いますが
個人的には何本かっても外国製の無修正のゲイ作品は見たことあるにはありますが
別性が興味持つんですかね
腐女子が興味持って今やブクロがBLの聖地になってるとか
ノーマルだかアブノーマルだからよくわかんないけど二次元だけでなく2.5
次元の舞台があれほど受けたりする現代ですからねぇ
 
そういう事で、なんと水田ゆき原作のweb BL 漫画を原作に、ピンク映画やエロチックOVでは数数の名作をものしてきた城定秀夫監督がBLの世界観に挑戦したって聞いていたし、それもR -18指定作品だって言うので
DVDリリースを期待していたら、いつも言ってるDVD屋さんでは取り扱いしてなくて
さらに通販しないっていうポリシーもあって密林から購入するわけもなく
個人的には負け惜しみで“BL作品なら見なくてもいいか”って思っていたら
なんと26日からセルリリースから2ヶ月遅れでGEOさんからレンタルリリースされていたので
“天は我を見捨てなかった”って早速セットに組れてきました
 
個人的にはオールイン作品を必ず見てるからよく知ってる男優さんである北代高士クンはお馴染みでしたが、お相手役の渡邊将クンは、お初になるのかな
詳しくは書きませんが、見終わってというか見てる途中から思ったのが
なんだ、これって渡邊将クンの役所を女優さんに変えたら、いつも城定監督がお得意にしている
男女の恋愛模様の映画だよなぁって・・・
 
前半は拉致してきた渡邊将クンを、北代高士が監禁して自分好みに性的に調教していく様を丁寧に描いていく訳で
これって城定監督のというか、エロチック作品では常套手段な訳で
それが男同士であるというだけですし
後半は調教されたことでBLに目覚めてそこから本当に愛が芽生えていくっていう作風自体もいつも見てる作品となんら変わりない
否変わってるのは男×女が、単に男×男になっただけでプロットに変化ないわけで
実に私にはとっつきやすい作品だったけど
 
ちょっと疑問に思ったのは後半は女子好みのBL作品ってこんなんだろうって思っていたんですが
前半部分での拉致・監禁・調教って言った過激シーンというかシチュエーションって女子に受け入れられるのか?
 
って思ったのんですが、っていうのも実に暗く汚ったねぇ場所で調教していくわけですからねぇ
もう少しなんだろう夢とか希望があるような綺麗で明るい作品だと思ってましたからねぇ
そこが原作者が過激って言われる所以なんですかね
 
前半の過激さから後半の愛に生きる二人への変化の中で死から生へ展開していく脚本展開はやっぱ城定節でしたねぇ
いやこう言った作品は男×女で見せて欲しかったなぁ
っていうかどこがR -18だったんだろうっても思いました
城定監督ですから見せていけない部分をボカシ入れずに見せない画角で撮影してるのにねぇ
まぁ男×男での腰接部分はしっかりと写しちゃってますから
そこいらかなぁ
 
2020年製作、日本映画、フューチャーコミックス作品
城定秀夫編集・脚本・監督作品、水田ゆき原作
出演:北代高士、渡邊将、長野こうへい、階戸瑠李
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クロスマネー

2020-12-29 17:28:04 | 洋画未公開
原題「70 BINLADENS」
オープニング、スーパーで BINLADENについて説明があります

1BINLADEN=500ユーロ紙幣だそうで、まんま“ビンラデン”と読みまして、多分にスラングなんでしょう
あのテロの親玉であるビンラディン同様滅多に見ることが出来ないシロモノだという
ところからきてるようです。
米国で言う$をbugっていうのと同じなような違うような
500ユーロ札なんて寡聞にして私は知らなかった
映画って勉強になりますよね
70 BINLADENS=35000ユーロになる、日本円にして400万弱でしょうか
 
そのお金を手に入れるために、おばちゃんシングルマザーの天才詐欺師が
そうなんです、施設に入れてた6歳になる娘の親権がギャングのボス夫婦に移行されてしまうんです
ギャングのボスから明日までに35000ユーロ用意できなければ養子縁組手続きするって脅されてて
どーしてもお金が必要に
 
ただ小口奈良口八丁で簡単だろうけど、まとまった金額は銀行を騙してはきださせるしかないってことで
銀行の支店長に偽の土地登記所を作って、それを担保に35000の融資の話をもちかけ
成功寸前になんと銀行に男女二人組の強盗に入られて
お金を融資寸前で止められた上になんと警察に知られて周りを武装警官に取り囲まれてしまい
強盗もですが、詐欺師のおばちゃん、さてどーする
っていうお話でした
 
実にプロットが練られてて、面白い作品でした
っていうのも時間との戦いで6時までに自分の口座に振り込ませないと
娘は取られるっていう中で強盗とどう対峙していくんだ
っていう、警察官たちと強盗とおばちゃんの三つ巴の攻防戦が実に不思議な緊張感を生み出していくんですね
 
そんな中詐欺師のおばちゃんは強盗にわかんないように警察の交渉人との連絡電話の中で、言葉巧みに暗号を入れて
それが警官との連絡になっていて
その暗号の解き方が強盗事件が解決した後のもう一段オチとしてダメを押してきて
 
無事に子供の親権を取り戻し、ギャングのボスまで逮捕させてしまうものの
一応詐欺事件として・・・
 
惹句にヒロインはIQ 167とか書かれていてしまってて
確かに劇中では最後にIQ 167とか台詞で断り入れてたきてましたが
ほとんどこのおばちゃん詐欺師の思い度入りにみんな動かされていくんですが
銀行強盗の女だけ捕まってないんですよね
って時間の問題かな?
 
掌品で楽しい作品だった
 
2018年製作、スペイン映画
コルド・セラ監督作品
出演:エマ・スアレス、ナタリー・ポーサ、ウーゴ・シルバ、ダニエル・ペリッツ・プラダ、バルバラ・ゴエナガ


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