MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ムーラン 美しき英雄

2020-12-25 23:12:04 | アジア映画
何故か中国本家で作られた”ムーラン“作品が2本、日本ではどちらも未公開作品ながら同時DVDレンタルリリースされました
ってことで先に中国映画配給には勝手に強いと思ってるHARK作品の「ムーラン -戦場の花-」の方を見ましたが
これはただそれだけの理由でしたが、ある意味正解だったようで
こちらの@エンターテインメント作品は、女と知れて英雄となった木蘭の10年後のお話になってまして
 

もはやムーランは将軍と兵士から呼ばれる地位におり、再び柔然との先攻から魏を守る辺境の雲中城の砦を守ってるんですね
今作ではもう女を前面に出してきてるムーランですが、その獅子奮迅の活躍に誰も女という目では見てないんですねぇ

っていうかオープニングでの剣戟シーンでは、これまた最近の中国映画のクソリアリズムでしょうか
相変わらずCGで血糊噴出でしたが、面倒なのか戦闘シーンがもうモブすぎて
このオープニング以外に血糊の飛沫は全く飛びませんでした

 
さらにムーランを絡めているものの、今作はムーランが柔然の一部休止の間に柔然の出城に攻め込んで捕まった皇帝の息子である将軍を救い出すが、
そのために自分を含めて数人の魏兵士が捕虜となり
ムーランの武力任侠目をつけた柔然の草原部族を束ねるハーンを暗殺し、自らの力で魏までをもせめて行こうって言う、アシナ族の若き族長坤鵬の野心から
柔然の内乱というかクーデターに巻き込まれていくムーランの姿を描いている
いわゆるディズニーが実写で描いた「ムーラン」や先日見た「ムーラン -戦場の花-」の後日譚にあたるんですね

敵陣で捕虜となっても持ち前の利発さ、公正さで柔然のハーンの娘からも一目を置かれるムーランでしたし
坤鵬の策略を看破して見せたりと、敵というか坤鵬が今回のムーランの実質的な敵になるんですね
奸計を用いて坤鵬は自ら可汗を暗殺し、丁度魏軍が夜襲をかけて助け出されたムーランにハーン暗殺の罪を着せて坤鵬は雲中城を攻めてくるのだった

坤鵬は戦から民を救いたければムーランを差し出すよう条件を出す。
無駄な犠牲を避けるため、真実を知るムーランは一人敵陣に出向いていくのだった・・・
 
こう言った後日譚が本当にあったのかどうか知りませんが
ちょっと敵に内紛があったりと面白いお話でしたし
二転三転する展開が映画をさらに面白くしていたのも事実
今作は単なる娯楽作品として作ってるようで○○軍に捧ぐって言った献辞がありませんでしたねぇ
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
リン・イー監督作品
出演:リュー・イョンシー、ジェイソン・フー、ジュー・リン、ユー・カイニン、ワン・チェン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下町任侠伝 鷹 2

2020-12-25 19:07:58 | Vシネマ
今日はクリスマス、特にこのコロナ禍では皆さまお家クリスマスを堪能されているのかな
ってコチトラには25日といえばオールインじゃなくなって、今はライツキューブって言わなきゃならないようですが
そうライツキューブの新作リリースの日、コロナ禍で新作任侠作品製作が極端に減ってしまったようで
今月はライツキューブとしてはリリース作品をアニメとか洋画入れ込んで6本確保はしてるんですが、実質私が見られるような作品は3本しかありませんねぇ、ってもそのうちの一本はなんと映画です
監督製作全て西村善廣さんとのコラボ企画ですので他の邦画と一緒に購入予約入れてあるので
実質2本でしょうか
 
まずはそのうちの一本先々月にリリースされた4WD不倫から見事に復活を遂げた原田龍二さん主演の「下町任侠伝 鷹 」の続編
っても二本撮りで一本の作品となってまして
今作は下町門前仲町をシマとする古参ヤクザ侠永一家の三代目組長になった原田龍二演じる鷹羽栄眞が、チャチャを入れてきた黒崎組と
実弟の堅気で建設会社を経営してる野村祐人演じる栄治のビジネスので邪魔をする野崎建設を叩きのめしたところで終わっていましたが
 
今作ではそれを快く思わない黒崎と野崎が再び半グレ集団を使って再び嫌がらせって
そこに今作では仁科貴さん演じる野崎に騙されで有金全部巻き上げられた元建設会社を経営していた加勢が加わってくる
さらに野崎と黒崎は栄治への嫌がらせで新築マンションに自殺者を出させて栄眞が惚れた女優志望の階戸瑠李が憧れてる映画監督になべやかんとかまで出演させてきて
さらに俠栄一家のロートル軍団とか含めての原田隆二復帰作品ってことへの大判振る舞いな役者陣ですよね
 
先代との約束ごとで”人を殺しちゃならねぇ“って言うのをきっちり守ってるんで
クライマックスのアクションに物足りなさは感じるものの
古き良き東映任侠映画の流れを受け継ごうって言う事なんでしょうか
栄眞は着流し姿の健さんの写真二枚額に入れて飾っているって言うような芸の細かさをも見せてくれた麻生マサヒロ監督でした
でっかく最後に”完“野崎に字が出ましたので、これでおしまいですかね
 
2020年製作、日本Vシネマ、ライツキューブ作品
麻生マサヒロ監督作品
出演:原田龍二、野村祐人、階戸瑠李、山本竜二、小柳心、水元秀次郎、上西雄大、中山こころ、贈人、河合寛之、関根大学、成瀬正孝、ガッツ石松、菅田俊、仁科貴、中野英雄

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする