コロナ禍の関係で、今年はヒューマントラストシネマの恒例企画興行には
第二シーズンとして“延長戦”が設けられ、その“延長戦”で公開された一本
ジャケットの惹句にもあるように、思春期のJKの性春白書映画
時は2000年頃、敬虔なカトリック教の高校に通う16歳の処女であるアリスは学校ではもちろん優等生
教義として、子作りを目的としたセックス以外は禁止だそうで
この情報過大な時代であるものの、とにかく巷に溢れかえってるエロに対しては厳しいんです
校則も厳しく朝先生がチェックして髪型ミニスカなどチェックして回っています
結婚していなくても、してても快楽の為だけのセックスは神への冒涜だと授業で教える始末、結婚前提のカップルセックスはもちろん、オナニーだって禁止です
性欲そのものが罪なのです
さらに朝に行うチェクは人を誘惑することもエロ目線でJKを見るのもダメですねぇ
これらのエロ行為をしてしまう人間は地獄に堕とされる事になります
これは本当にヤバい教義でしょう、どっからみても普通に性徴して、人に性欲を感じるには成長期の人間の持つ普通の感覚ですからねぇ、それを抑えるっていうのはねぇ実に成長の障害以外の何者でもない恐ろしいことですよね
この映画の主人公のアリスは、そんなカトリックの学校に通うJKです。普通の16歳のJKなので、Hな事には興味津々です。オナニーだってやりたくて仕方がないけど、神に見られてるしオナニーしたら地獄行きって事で、ムラムラに耐えきれずに、自分のアソコをちょっと触っただけで罪の意識を大きく感じちゃってオナニーをする事ができません。
掃除中に知らず知らずの内にモップの柄をアソコに擦りつけちゃったり、マナーモードの携帯のバイブを股間に押し当てたり、「タイタニック」のエロ場面を3回続けて観て興奮しちゃったりで、もしかしたら地獄行きになってしまうのかと思い悩んだりします。
映画はそんなエロ妄想全開のアリスの日常を普通に描いていきます。他学生はよろしくやってるようですが・・・
この作品ではそんなアリスに焦点をあてて、ムラムラ悶々としているアリスの姿を淡々と描いていきます。
この作品ではそんなアリスに焦点をあてて、ムラムラ悶々としているアリスの姿を淡々と描いていきます。
高校の合宿に参加し、リーダー的な女子が彼氏にフェラをしてるのを目撃したり
同級生との間にちょっとしたエロっぽいなトラブルがあったりで、
エロ妄想しただけで、地獄行きって事に疑問を持ち始め、性的なことで悩んでたのがバカバカしくなっちゃって、酒場で知り合ったお姉ちゃんの言葉で吹っ切れたアリスがそんなこんなでカトリック教義に縛られてた自分を解放して、自分が住んでる田舎町の小さな世界から飛び出して行こうってスカートの中に手を入れ、そばにあったバイブに・・・
ってとこで映画は終わります。
コメディ映画として作ってる作品ですが、すごーく真面目に作ってて
性に目覚めると同時に普通に女性として生まれ変われるという成長のお話だった
っていうか78分の尺も私にはちょうどよかった
小粒ながらいい映画だった
2019年製作、アメリカ映画
カレン・メーン脚本・監督作品
ナタリア・ダイアー、ティモシー・シモンズ、ウォルフガング・ノヴォグラッツ、フランチェスカ・リール、クリスチャン・アダム、スーザン・ブラックウェル、アリーシャ・ボー、ドナ・リン・チャンプリン