東映チャンネルでの梅宮辰夫追悼作品
今回は美川憲一さんのご当地ソング「柳ヶ瀬ブルース」
このデビュー当時は美男子では売っておられたようですね
どっこら見ても端正な美青年だし、野太い声帯でしたよね
芸能界のご意見番と言われてる今日とだいぶ違う
本人もずいぶん悩まれていたのかなぁ
時代も時代だったしねぇ
さてこの作品梅宮辰夫のサブタイトルこそまだついてはいませんが“夜の歌謡シリーズ”の第一作だそうです
キャラは、このシリーズでも口八丁手八丁のスケコマシ辰兄いの真骨頂作品
この映画でも城野ゆきさん
大原麗子さん
そして野川由美子さん
が辰兄いの手玉に取られたり、とったりのお話を
美川憲一の「柳ヶ瀬ブルース」にのせて
東京、岐阜とを行ったり来たりする作品だった
ってことで、オープニングがかぶる夜の街は新宿の夜景ですが
辰兄いはマンモスバーでバーテンダーをやりながら、客の女をコマして金儲けといったところ
まずは岐阜から東京に手に手を取って逃げてきた野川由美子を振った返す刀で目の前の城野ゆきにコナをかけるが、マンションでパパさんのやくざの親分渡辺文雄に出くわして、故郷の岐阜に逃げ帰る
新幹線の岐阜羽島駅に降り立つ辰兄い、67年当時の駅周辺にはなんもないんですね
あるのはこんな野っ原に新幹線を止めた大野伴睦夫妻の銅像のみっていうのも面白いねぇ
柳ヶ瀬で東京で捨てた野川由美子のバーでバーテンダーをやることに・・・
野川は柳ケ瀬の顔役伴淳三郎の情婦だった。
野川は柳ケ瀬の顔役伴淳三郎の情婦だった。
そこに伴の客として渡辺と城野がやってくる
落とし前を求められて辰兄い高速道路の土地でもうけた100万円を落とし前として渡すと嘘をつき再び東京に逃げて
社長令嬢である大原麗子の義母であり金融会社社長春川ますみをコマして柳ヶ瀬にマンモスバーを作ると3000万を手にいれマンモスバーを開く
個人的にはこ辰夫兄いの歌謡シリーズは3本しか見てませんが、「盛り場ブルース」以外は女を品物というか肉体と金を得る手段としか見てない辰兄いとしてはある意味真骨頂な歌謡映画でもあるようですが、時代的に表現的にはおとなしい作品となってる
実家が貧乏の子だくさんというのは、梅宮辰夫の「夜の帝王」シリーズから繋がってるシチュエーションだよねぇ
地元の提灯屋との結婚で翻弄される妹役でキイハンターの大川栄子がでていましたねぇ
キイハンターに出演する1前だし、あと一本忍者映画に出演してTVに言っちゃったんですよね
っていうかこの時の大川栄子って二十歳なんだよね
岐阜の商工会議所とのタイアップってことで岐阜の観光映画でもあるので鵜飼のシーンがあってそれを見てる船でみんな花火してて思い出した
これはちょっと恥なお話ですが、私30歳の頃長良川の河原で花火しててつい興が乗ってしまって打ち上げ筒を土手の道路に向かって撃ってたら、パトカーが来て
絞られた経験を金華山のロープウェイと岐阜城直後共に思い出した(汗
そう、美川憲一の曲ということで、彼は流しとして出演していただけでしたが
ラストシーンでバーの中で、野川からビールをすすめられ一気に飲みほし
“ごちそうさま”というだけでしたねぇ
1967年製作、日本映画、東映作品
村山新治監督作品
出演:梅宮辰夫、野川由美子、城野ゆき、大原麗子、美川憲一、伴淳三郎、春川ますみ、原ひさ子、小林稔侍、鶴見丈二、安城由貴子、大川栄子、浦辺粂子