MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

今宵、212号室で

2020-12-24 23:38:11 | 洋画
GEOさんで月末リリースであるオールインを前にして新作がリリースされてて
25日に返却できるかできないか、まったく予測がつきませんが
ムーラン -戦場の花-」とかレンタルしたくて、パッケージとR−15指定に惹かれてセットに組み込んできまして・・・
 
エスプリの効いたフランス艶笑コメディでしたねぇ
主演のキアラ・マストロヤンニって、その苗字が示す通り、父親はマルチェロ・マストロヤンニ、母親はなんとカトリーヌ・ドヌーヴって言う事っで
さすが名演技、年齢的には肉体的な崩れはあるものの
脱ぐのに全く躊躇のない女優さんでした
 
お話とししては付き合って25年、夫婦になって20年になる、キアラ・マストロヤンニと、これまた私生活では元夫婦だった旦那役のヴァンサン・ラコストの夫婦
キアラ・マストロヤンニは結婚していても、これって思う男達と不倫を重ねていた
今夜も男と別れて帰宅してシャワー中に
携帯に入ってきた若い男からのあいの告白メールから夫婦喧嘩になり
でてけって言われて、向かいのホテルの自分の部屋の真前の212号室に部屋を取り
夫の様子を伺います
 
そんなキアラ・マストロヤンニの部屋に20年前の夫が現れて
その25歳の夫と寝ちゃったりもするんですが、夫の10歳から恋していたピアノの先生も当時の姿で現れて・・・
なんとホテルの部屋には自分だけ年取った姿と20年前の夫とその後恋人が当時の姿で現れて
これはもうなんだろう、キアラ・マストロヤンニので母親から、さらにおばあちゃんまで・・・
もうファンタジーの域を超えて完全にSFの世界
ですが今の夫と当時の恋人とのピアノの先生とか、この時は誰だか認識できて
ピアノの先生の誘惑には乗っからなかったものの
若い自分に向き合っても誰だかわかんないって・・・?
今の妻の浮気相手だと思い込んだりと
そして、キアラ・マストロヤンニが不倫してきた数十人にわたる男たちまで一部屋に集合してたり
もう収集のつかない世界観が繰り広げられる中で
夫婦愛が確認されるっていう一晩のお話
 
そうですかこの夫婦が住んでるアパルトマンは
このシネコンので上にあって、実は三階部分
 
向かいのホテルはその真向かいにあるので212号室ですから日本では二階の12号室ですが
そうでしたフランスって日本で言うところの一階がG、日本で言うとこの2階は1階で、日本の3階は2階なんだよね
ヨーロッパでそれが慣れなくてちょっと戸惑ったのを思い出した
家の前にホテルがあり、階下はシネコンって実に羨ましい、いいとこに住居があるようですね
87分と言う尺も個人的にはちょうどよかった
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2019年製作、フランス・ベルギー・ルクセンブルク合作映画
クリストフ・オノレ脚本・監督作品
出演:キアラ・マストロヤンニ、ヴァンサン・ラコスト、カミーユ・コッタン、バンジャマン・ビオレ、キャロル・ブーケ、クレール・ジョンストン
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警視庁物語 追跡七十三時間

2020-12-24 19:26:13 | 邦画
10年くらい前にCSの東映チャンネルでOAされていたんですが、録画もしてなくて
時々忘れたりして見てまして、ブログにほとんどあげていなくて
今年から月1本あたりの割合で東映チャンネルが再OAしてくれていますので
見て行こうって言う思ってました
 
コロナ禍で年の瀬を迎えて今回の正月は結構人口比率の高い東京になっており
1月11まで休業するとこもあった莉で、おうちに篭る人が多そうで
レンタル屋さんもそれなりに見るものがレンタル中が多そうで衛星チャンネルでの邦画見る機会が多いのかなぁ
って事で12月OA分は今月中にブログアップしておksないとねぇ
 
相変わらずの白黒スタンダードで58分しかないシスタームービーですね
昭和29(1956)年製作ですから、東映さんのシネマスコープ第一作品の「鳳城の花嫁」の公開が翌57年ですから、何がAムービーかしりませんが、Aムービーの方もスタンダードサイズなんでしょうね
 
そうこの映画も犯罪は県中強盗なんですね
多分に戦後を引きずっていた時代ですから、犯人が拳銃を入手した経緯が米軍関係者宅のタタキからっていう寸法はそれなりに銃器入手の説得力のある映画だったけど
”タタキ犯を追いかけた警官が銃で応戦した“っていうのは???感があるんですが
そこいらは刑事の会話で済ましていましたが
このタタキ犯を追って真犯人にたどり着くっていう設定は、ここまでの警視庁物語では一番のリアリティだったかな
 
ってお話としては国道に面したガソリン・スタンドで拳銃強盗殺人事件が発生した。同夜、GSで用いられたのと同じ米軍用筆銃によるタクシー強盗殺人事件が発見され、被害者タクシーの運転手
客に化け運転手を殺した上、そのタクシーでGSを襲ったものと推定され、問題のタクシーも乗り棄てられてあるのを発見され
現場で運転手以外からの指紋から犯人は左利きと判明する
 
初め別件で死体検案所で別捜査一課員が鉢合わせ、さらに摘出した銃弾の線状痕が一致するんで、二つの事件が一つになるんですが
合同捜査ってかなり曖昧に合体しちゃうのね
あとよくわかんないんだけど人を殺して得た現金が3万数千円って
現代ではいくらにあたるんだろう
 
拳銃鑑定が克明に描かれていましたね
あと“やきとりキャバレー”ってどういうフーゾクなのかしら
舞台ではストリッパーさんも登場したり、ホステスさんもいたようだし
さらにいわゆる現代のラブホに相当する待ち合い旅館っていうのも面白かったし
チョンの間なのに宿帳書くんですね
 
1956年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之原作・脚本、関川秀雄監督作品
出演:永田靖、神田隆、堀雄二、南原宏治、須藤健、山本麟一、片山滉、岩上瑛、花沢徳衛、今井健二、関山耕司、滝謙太郎
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