MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

シークレット・ウォー ナチス極秘計画

2021-01-21 21:17:29 | 洋画未公開
1月22日にレンタルリリースされる作品のフラゲレンタルですが
この作品WOWOWのジャパンプレミアでOAされて後はDVDスルーという未公開作品
一応第二次世界大戦終戦間際の戦史ものですが
フィクションです
 
1943年、連合軍のロンドン基地、米軍の依頼で英軍が協力しナチスドイツに自由を奪われている推進燃料の第一人者とされる科学者ファビアン博士を救出する作戦に英軍秘密部隊の派遣要請される
ポーランドに捕らわれているファビアン博士は月に一度だけ人質にとられている妻子と会うことが許されており、
作戦ではその機会を狙うことに・・・
米軍からはポーランド語が堪能なカミンスキーが、英軍からはデビッドソンほか3人の計5人の混成部隊が結成された
特攻部隊はスウエーデンから海路でポーランドに上陸したが、ドイツ軍の警備が厳しいなかで作戦を実行していく
 
ドイツ軍が拘束して、兵器開発をさせてる博士、っで実は
あの世界初の原爆を開発した人物でして、英米混戦部隊である連合軍側が奪って、アメリカに連れ帰り、原爆を開発させたっでいうフィクションですが
実際にいた人物みたいですが
 
連合軍の兵士が選抜された特攻部隊が敵地に潜入し
連合軍兵士は潜入先ポーランドのレジスタンスの協力を得たり、ドイツ軍を相手に戦うっていうにはこう言った戦争映画の定番ですが
今作では原爆開発の博士をドイツ軍から無傷で救出というか奪還するだけでも大変なのに
奪還作戦で博士の妻を戦死させ手娘と博士を救出するものの
対象が原爆を開発した人物ということと
舞台がポーランドっていうことでこの博士を巡ってはソ連も参戦してきて
一人の博士を巡って、英米特殊部隊VSドイツ軍団VSソ連軍特殊部隊という三つ巴の戦いになっていたんですね
 
これソ連に蹂躙されてるもののソ連とナチスと両方に挑んでるポーランド之レジスタンスまで加わっての銃撃戦満載な作品ですが
何せ予算がB級作品ですから一応は銃を撃ちまくっているものの
最近の映画並みに銃弾の飛び交うCGによる曳航も、着弾の血飛沫のCGの全く無い作品ですからねぇ
 一時代も二人時代も前の戦争映画みたいでしたねぇ
 
プロット的には嫌いじゃないけども英米軍の混成部隊としての友情みたいなものも描かれて切れてないのが
さらに同じ連合軍っていう立場からソ連軍もドイツと戦って混成部隊の博士の逃亡を手伝う始末
 
途中、ポーランドのレジスタンスのお姉ちゃんが博士の娘に銃の撃ちかた教えるシーンがあって
しっかりとその伏線を回収するというシーンはちょっと読めなかったなぁ
 
 2020年製作、イギリス映画
アンダース・バンク監督作品
主演:エド・ウェストウィック、トム・ウィズダム、パヴェウ・デロンク、ダニエル・ヒリングス、ジョン・ハナー
 
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平成残侠伝 獅子が哭(な)く!

2021-01-20 23:06:16 | Vシネマ
東映チャンネルでプライムタイムで連日OAされてる竹内力さんの東映Vシネマ“平成残俠伝シリーズ”の第四弾。
昨日の「平成残侠伝 狼が斬る!」では、ドラマ自体にメリハリがなくて、なんかのっぺらぼうな作品でおもろうなかった
っで書きましたが、ベテラン福岡芳穂監督ですから、今作ではきっかりとドラマのメリハリドラマ共に
作品的にキャラクターとしてもそれぞれの人物像にもメリハリをシッカリと描いてくれてはいるのですが
 
前作は主人公の行動自体画像よくわからないまま
最期を迎えるって言う力さんでしたが
今作では、その生き方に一貫性がある人物像で
男は黙って・・・っていう生き方がじつによかった気がするけど
我々の求めるVシネでの力さんのキャラクターは強い信念を持って獣の如く生きて信念を貫く姿なんですが
 
第三弾では、全くその日面影もかもなく、かつどこか世捨て人のような影を抱いてる力さんを見たくないっでいう
私個人的な私見もうあったのかもしれません
 
今作の力さんは、血肉を分けた実弟と実妹を堅気として生きていかせるために
組のナンバー2の甘言に乗っかって、会長を殺(と)ってしまう役
親を殺ったら極道では無く外道となるっていうセリフはいいよねぇ
外道に落ちても実弟と実妹をこの世界から外レたとこで暮らさせたかったからの行動原理には肉親への情愛に溢れた生き方で、ヤクザの世界観では外道であるが
弟妹を堅気にさせて生きさせるっていう行動原理は人間として当然の情愛であるわけで
 
8年の務めを終えて出てくれば、実弟はヤクザでいい顔をしており、妹だけは堅気の仕事にはついていたものの
仕事仲間からはヤクザ之妹と蔑まされてる人生を送っていた
そう約束が違っていたのである
そう力さんをはめたのは渡邊哲さん、まさにハマり役だったなぁ
そのバシタに故深浦加奈子さん、惜しい女優さんを早くになくしちゃったなぁっで思わされる演技だった
 
力さんに狙われた会長になんとまだ髪の毛フサフサのお若い成瀬正(正孝)さん、全く台詞もないチョイ訳でしかなかったけども
雰囲気だけはやっぱ貫禄の演技ですねぇ
力さんの弟というか今作での若手は実弟役の岸本祐二さん
兄の思いとは裏原に生きてヤクザになって、自分と同じ道を亜吐かせられていく若者を演じていたし
なんと力さんを斬ってしまい、挙句裏切られて射殺されてしまう
 
そんな現場に居合わせ全体像を草薙幸二郎にカラクリの全てを知らされた妹役の馬渕英里何さん、兄の長ドスを拾って悪の張本人に向かっていく姿に銃声が被る
こんな素敵なエンドシーンを撮ってくれるなんて
強い力さんを見たい人には物足りない作品血いうことになるけども
こう言った竹内力って、十分に力さんは自分に付き纏うワンパターンのキャラクターの転換期を自身で狙って作ってきてるシリーズなんでしょうね
 
1998年製作、日本Vシネマ、東映ビデオ作品
福岡芳穂監督作品
出演竹内力、岸本祐二、馬渕英里何、渡辺哲、成瀬正孝、城明男、草薙幸二郎、深浦加奈子
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アイドルスナイパーNEO

2021-01-20 19:45:09 | 邦画
ここんとこ噛み合わせが悪くて、さらに被せた奥歯に菌が入って
行きつけの歯医者さんがなくて、知人に紹介してもらった歯医者さんがなんと都心でして
一応抜歯まで化膿を鎮めたり一ケ月もかかってようやく矯正治療にかかってきたんですが健康保険外治療になるんですって、結構歯科医っで儲かるようになってるんですね
こんな緊急事態宣言で医者通いは不要不急に抵触せんから大手を振って都心に出てますが
前回より都心の人間が実に増えてるのよね
お店は完全に開いてるし・・・
 
こちらも行ったついでにDVD屋さんを回ったりでして、なんとなく購入したのが「アイドルスナイパー THE MOVIE」って言うDVDをフラゲしてきたんですが
なんとなく聞き覚えあるタイトルだって電車の中で気になって
帰宅したら未見の山から出てきました未開封のこの作品
監督もいっしょってことでこっちから先に見ることにしましたが
この作品脚本監督の稲葉司さんの“アイドルスナイパーシリーズ”の第三弾になるようですね
インディーズ作品のでも、前作第二弾はパッケージ化されていますが
この第二弾に出演された吉水祥子さんが二代目アイドルスナイパーに昇格されたようですが
 
ごらんのように巨乳さんではありますが、全く魅力に欠けるっちゃ失礼なんですが
個人的には全く魅力的ではないお方でした
ポン刀で活躍してる”TARGET ZERO“っていう映像が特典として付いてきてまして
ポン刀より銃をっていう作品で銃をあつけるということっでスナイパーに採用されるっていうお話でしたが
全く日舞をやっておられた方にしてはポン刀の扱いが腕での振り回しだけで
全く腰が入ってなかったし
どっから見ても“表の顔は人気アイドル”に全く見えないし
 
本編っても20分弱のエピソードが4本集められたアンソロジー作品でして
ライバルスナイパーというか女殺し屋連中との戦いですが
これが全くアクション映画の体をなしてないし
主人公に、雇い主にも、もう全く華もミもなくて
ぎゃくに第一エピソードの敵役の範田紗々さんが経験値からして華がありすぎるんですよね
第三エピソードの若林美保さんにしても監督さんが使い切れてなかったような
 
ってことで、最新作品の“THE MOVIE”では主役が交代されてるようで
アイドルっぽいといいのですが・・・
 
2018年製作、日本映画、CINEMA PERO作品
稲葉司原作・脚本・撮影・監督作品
出演:吉水翔子, 範田紗々, 若林美保, 沙倉ゆうの, 滝川拳
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平成残侠伝 狼が斬る!

2021-01-19 23:23:56 | Vシネマ
現在東映チャンネルのプライムタイムで1日一本、全6作がOAされています
一応東映Vシネマってことと、竹内力さん主演ということで
録画して残していこうと、毎日せっせと録画してまして
リアルタイムでは報道ステーション見てるんで、録画視聴です
 
ってことっで、今日の「平成残俠伝 狼が斬る!」は第三弾です
若手は前二作の山口祥行さんから、水橋研二さんが勤められていましたが
なんだろう、見てて実に退屈な作品だった
っていうのも第一作は澤田幸弘監督の日活映画「斬り込み」のセルフリメイクだったし、その流れから第二作目も澤田さんが監督されていたので
ドラマとしてのメリハリ、さらにそのシノップスの中で動くそれぞれのキャラクターの生き方というか、死に方でさえにもメリハリが描かれており
 
そんな死を見据えた男たちを悲哀で支える女心のやるせなさまでもきっかりと描かれていて
見てるこっちはしっかりとドラマの主人公に感情移入がしやすかったってのもあったんですが
 
この作品一体何が言いたかったのか、したかったのか
全く意味不明な感じで、作品的にも山場もなければ、前二作に見られたドラマツルギーのメリハリさえも見られず
主人公の力さん演じる榊英男は一体何をしたかったのか全く見えてこないもんだから
映画としても主要キャラクターにしても、全くのっぺらぼうな作品でして
ま、監督も変わってしまったってのも影響してるんかなぁ
北原佐和子さんにはヤクザのスケとしての情感も悲哀も感じられないし
水橋研二の相手役を務めてる愛禾みささんにも同じことが言えて
ただオッパイ要員として出演されたとしか思えんし
 
最悪なのは、敵役である沢向要士さんに悪党としての魅力もなかったし
ラスボスであるはずの寺田農さんの立ち位置でさえ全く要領を得ないって・・・
ま、劇中、水橋研二が最後に行動を起こすっていうオチまで見えてくるわけで
ここを完全に引き絵で撮ってるから
水橋に刺されて死んでいく力さんの満足感と言ったような情感もかも全く伝わってこなかったのが
ちょっと残念でした
第四作に期待したいなぁ
 
1998年製作、日本Vシネマ、東映ビデオ作品
福岡芳穂監督作品
出演:竹内力、愛禾みさ、平泉成、寺田農、北原佐和子、水橋研二、沢向要士
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フェイクプラスティックプラネット

2021-01-19 17:51:12 | 邦画
積極的に邦画を見て行こうっていう企画に乗っかってみた作品、自主映画監督の宗野賢一の商業映画第一作になるのかなあ
夕張ファンタで評価を得て、一般公開に踏み切られた作品
なんとスペインにまで行ってるようで
主演の山谷花純の不思議な魅力で最後見てられる作品だったけども
なんだろう、シノップスがもう投げっぱなしと、映画的な山場が全くない作品であるものの
上に書いたように最後まで一体どうなるっでいうので見させられたって言った方が正しいのかも・・・
 
お話としては風俗で働きながら、ネットカフェでその日暮らしをする25歳の
天涯孤独なシホ
ある日、道端の自称盲目の占い師から、25年前にも自分が占いに来ていた事を告げられる
そんなことがあったのちフーゾクのお客から、自分が昔の人気女優星乃よう子の写真を見せられた、彼女と自分とが瓜二つであることを知る
シホはよう子について調べると、なんとよう子はシホの生まれた1992年4月9日に失踪していることを知ったことがきっかけで、
自分のルーツに興味を持つようになるも、手がかりは子供の頃から持っていた両親との一枚の写真だけで・・・

さらにシホの周りのネカフェに住むカメを飼ってるヲタクっぽいやつとか
子供をネカフェで育ててるシングルマザーとか
自称盲目の占い師にシホを記事にしようとするルポライター
特にシホの友人のユウコの説得でルーツを調べるとなんと自分が持ってる写真はフェイクであり、母親ということで写っていた女性まで突き止めてしまったりする
そう自分のルーツは全くのフェイクだったのであり
ユウコのカレシとか、変なカルト集団まで登場してきて
メインになってるシホが霞むようでかすまないという摩訶不思議なお話
 
であるんですが、シホのルーツからして何もかもオチがつかずに
エピソードにもなってなくて
全てが投げっぱなしで73分の尺が終わってしまうという
確かに結末を観客に委ねる作品は私の好物ではあるんですが
なんでんかんでん投げっぱなしにされると、見てるこっちはドー処理して良いのやら
 
しかしなんだろう主演のシホを演じてる山谷花純の不思議な魅力で見終わってしまうマジックな作品でもあって
これからの映画ってこう言った作風が主流になっていくのかなぁ
なんてへんに納得させられる部分もあったり
表題で言ってるように、この現実世界で我々が現実だって思ってることは全てがフェイクでしかないっていう監督によるメッセージだったんだろうか
もう映画自体に翻弄されまくった作品だった
 
2018年製作、日本映画、アルミード配給作品
宗野賢一製作・脚本・監督作品
出演:山谷花純、市橋恵、越村友一、五味多恵子、長谷川摩耶
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平成残侠伝 外道は殺れ!

2021-01-18 23:18:09 | Vシネマ
東映チャンネルで、作16日のプライムタイムで竹内力さん主演の「平成残俠伝」シリーズ6本の連続OAが始まりまして
一応日活映画の「斬り込み」のVシネリメイクということで、澤田監督ご自身で「平成残侠伝 ぶった斬れ!」というタイトルでセルフリメイクされて
いわゆるレンタルビデオでの回転率が良かったんでしょうか
竹内力さん自体「難波金融伝ミナミの帝王」、「仁義」シリーズが高評価だったせいもあって
竹内力さんで「斬り込み」から離れた、それぞれの主人公でのシリーズ作「平成残俠伝」としてシリーズ化されていったようですね
 
上記にリンクしてあるように第一作は見てましたので
今日は第二作の「外道は殺れ!」です
“殺れ”って書いて“とれ”って読ませるようです
前作同様に澤田幸弘さんが監督されていましたし、未だDVD化されてなくてビデオのみのためにスタンダードTVサイズですが
東映Vシネマ作品だとおむのですが、オープニングの製作会社ロゴはカットされてるようですね
でも製作黒沢満ってあったんで東映ビデオ作品に間違いはないでしょう
 
そしてこの作品でも「仁義」シリーズでお馴染みの山口祥行さんから映画は始まりますが
なんと山口祥行さんオール金髪でした
そういやここにも一応アップしている「援助交際撲滅運動」にチャラい半グレとして出演していた山口祥行さんは、この作品でも金髪でしたので
同じ頃に撮影さしていたんですかねぇ
 
さてお話としては、横浜に根をはる古参の木部組、その木部組若頭で“浜の根高沢”と恐れられる竹内力さんが、ヤクザにボコボコにされてるタツヤを助けるとこから始まります
なんとタツヤをボコっでいたのは西の銀友会の組員だった
横浜を狙う銀友会は、組長井狩から先代会長の借金5億の返済を迫られる
借金返済できない場合はシマを渡せと脅される
苦労の末、高根沢らは耳を揃えて5億を叩き返すが、その間に銀友会は横浜にシャブをばらまいていたのだった
それをタツヤが知っており・・・

5億はできないとタカを括っていた井狩は収まりがつかずに
平泉成演じる組長を監禁しシャブで廃人同様にして強引にシマを手に入れてしまい
怒りに燃える高根沢らは井狩襲撃を画策するがするがそこには罠が待ちうけていて高根沢は傷を負ってしまうがタツヤに命をた助けられる
 
高根沢が生きてることを知った井狩はタツヤを人質にしてしまうし
シャブが抜けた平泉成組長は井狩屁殴り込みに
この時送り出す平泉の妻になんと宮下順子さん
女の情感が素晴らしいし、いい年齢を重ねた感じが素敵でしたが
平泉成組長はしっかりやられてしまいます
 
あとは許せぬ外道井狩への怒りだけが残る高根沢は白刃を握り締め、殴り込みをかけるのだった
ってことで、今作での山口祥行さんはヤクザでも半グレでもない役所でした
そんなやさぐれた生き方に共感するお嬢様役に田中規子さん
不思議な存在感の女優さんでした
 
しかし、ヤクザでも半グレでもないタツヤは高根沢に加勢するもののなんとジャックナイフでしたねぇ
いや周りの子分として城明男とか菅田俊さんが控えているんで井狩演じるにくにくしさ満開ではあるものの荻原流行さんがタッパがなくてねぇ
 
1997年製作、日本Vシネマ、東映ビデオ作品
澤田幸弘監督作品
出演:竹内力、萩原流行、山口祥行、田中規子、岩崎加根子、宮下順子、菅田俊、城明男、草薙幸次郎、
 
 
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一度も撃ってません

2021-01-18 17:33:22 | 邦画
これって、最初っからBlu-ray購入するってことで、紀伊國屋フォレストにフライング発売日に行ったら(まだ緊急事態宣言前でしたので)入荷予定なしということで
予約入れたら半月以上も待たされてしまいました。
レンタルしたくてもTSUTAYA限定だしねぇ
実にお預け食ってしまいましたが
”待てば海路の日和かな“通り、実に愉(楽じゃないんです)しめる作品だった。
 
って言ってもねぇアラ古希の4人の爺さん婆さんが主演のハードボイルドコメディ作品ですからね
渋いを通り越して実に地味な作品
石橋蓮司さんが演じてるには伝説の殺し屋
しかし、タイトルにもあるように“一度も銃を撃ったことはありません”
しりゃそうだ、ヤメ検の岸部一徳さん演じる石田から、殺しの依頼を受けて
それを下請けの現役殺し屋さんの妻夫木聡に依頼して、その殺しの状況下での心理とか、殺される人物の死んでいく様を克明に聞き出し
それを小説にしているだけの人物
 
昼は小説家として文筆活動に家事をこなす良き夫ぶりを見せてくれて
安田道代(個人的には大楠名義では馴染めないんですよ、私にとってはいつまでも安田道代さんなんですね)さん演じる奥さんはいつも外出してる有閑マダム(これも死語なのかしら?)で旦那さんのことはほとんどなんも知らない
 
一方蓮司先生は毎夜ハードボイルドな雰囲気を漂わせて行きつけのバーを梯子してるわけで
その夜の作家さんとして、昔ならしたミュージカルスターだった桃井かおりさんや
ヤメ検の一徳さんたちと交流を温めている
こんな何でもないシーンが実にいいんですよね、なんとなく世代的に昭和時代に青少年をしごしてきた憧れの世界観というか、成熟した大人の生き方がそこにはあるわけで
バーの世界観にしても一徳さんに愛想つかした娘がバーテンダーしてるバーとか
 
元殺し屋が指が効かなくなって引退した殺し屋さんが経営してるひなびたバーyとかの雰囲気を楽しむ映画でもあるんですね
柄本明と佑親子が共演されていましたが、一つ画面に収まらない役だったのに反して
佐藤浩市、寛 一 郎親子はもう初共演だそうですが、蓮司さん担当の編集長とその部下の編集者ということで
完全に世代間ギャップを明示させるセリフのやりとりがある共演でしたねぇ
 
この映画の一環して持ってる映像はどっから見てもハードボイルド映画ではあるんですが、
伝説の殺し屋を始末しにくるなうての殺し屋に豊川悦司、殺される側の人間に江口洋介、堀部圭亮と、もう完全にチョイ役なのに何故か楽しそうでした
 
誰もってもある程度の高年齢層をターゲットにした作品だったようですね
昭和ノスタルジーあふれる雰囲気を持った作品
こんな作品もちゃんと作れる日本映画界もまだ捨てたもんでもないと知らされた作品だった
 
2019年製作、日本映画、「一度も撃ってません」Film Partners作品、キノフィルムス配給
阪本順治監督作品、丸山昇一脚本
出演:石橋蓮司、大楠道代、岸部一徳、桃井かおり、佐藤浩市、寛 一 郎、豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡、新崎人生、井上真央、前田亜季、渋川清彦、小野武彦、柄本明、柄本佑、濱田マリ、堀部圭亮、原田麻由
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制覇18

2021-01-17 23:19:57 | Vシネマ
いよいよ佳境に入った「制覇」シリーズ
前作「制覇17」では、関東の事件に首を突っ込んできた九州玄海一家の若頭鹿内を空手形で九州に追い返したところで終わっていましたが
 
今回はその鹿内の九州での内紛からお話が始まります
玄海一家総長の嫁に当たる役所でピンク映画界の大姐御であり、ピンクからエロチックOVまで出演するものの、今では監督業の方が専門職と言ってもも過言ではない吉行由美さんが登場してきます。
もう一人で九州の極道たちを背負って立ってるような怪物ぶりを発揮して
薬師寺保栄演じる玄海一家早朝でさえ、文句の一つもう言えないくらいに存在感を示す役所
こう言った作品ですから、逆に過剰で浮いているような演技プランで臨まれてきてる吉行さん、確かにだいぶ浮いちゃっていまして
見方によってはかなり異質な存在感というか、演技プランで臨まれてきておりまして
監督の港雄二さんもほとんどNG無しに演じてもらったようですが・・・
 
ってことで鹿内の兄弟分である、博多の仲本組が、融資を受けてる銀行員の課長が何者かに射殺されて
これは玄海一家の姐さんが独断で命じたことだったため
っていうのも中本組のシマをこの吉行の弟にあてがうためのものだったんですが
中本は明日をも知れぬ病身で、兄弟の鹿内を証人として、高杉亘演じる小田に跡目を託すが
そんなことをこのゴッドマザーが許すわけもなく
同じ中本で内紛し、小田は刑務所に入所してしまい
ここを先途とゴッドマザーは玄海で中本吸収を図るが
鹿内がそれを容認するわけもなく、危うい緊張が続いていく中で
 
刑務所に小田は暗殺の指令が飛ぶものの、同じ刑務所に伊予組組長がいて
何かと小田を助けていく
また時代は1993年に設定されてるので、福岡ドーム竣工の話題とか入れたてて
伊予組を任されてるSHUさんとか久しぶりの出演でしたが
 
ここでも鉄砲玉とか間違われて伊予組と玄海一家がもめて
難波が出てくると言う寸法になっていくんですが
そんな中で小田が仮釈で出所してくる・・・
まだ90年代には仮釈で反社の人間も出所できた時代だったんですね
 
にしても、前作ではあれほど活躍した小沢仁志兄貴ですが、今回がは九州での内部抗争から難波の九州制圧への序章ですから
ほとんど出番ありません
にもかかわらず、このジャケットってどこの作品からとってきたんですかねぇ
こんなシーンは今回全くありません、ジャケット詐欺です
ま、この作品は全20話で終了しますので九州抗争終結でこのシリーズは終了するのかな
 
2018年製作、日本Vシネマ、スターコーポレーション21作品
港雄二監督作品
出演:小沢仁志、松田一三、薬師寺保栄、大沢樹生、中山峻、千葉誠樹、江原シュウ、SHU、高原秀和、吉行由実、高杉亘、湯江タケユキ、吉田佑健、渡辺裕之
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イップ・マン 宗師

2021-01-17 20:49:01 | アジア映画
イップ・マンと言ったらドニー・イェンさんでしょう
っても、中国ではドニーさん以外でもアンソニー・ウォン、トニー・レオン、そして詠春拳を修得してるってことで、このデニス・トーが時代を無視したドリームマッチ映画「カンフーリーグ」でイップ・マンを演じていましたが、
実は8年も前にデニス・トーは「イップ・マン 誕生」という映画を撮っており
この「イップ・マン 宗師」は、その「イップ・マン 誕生」の正統的な続編となっていました。
 
前作では佛山で生まれたイップ・マンが生まれ故郷を離れて、香港で日本人と戦った作品になってましたが
再び故郷佛山に帰郷し、結婚して佛山で治安を守る警察官になり、初めての子供が生まれるという実話を基に
再び阿片で儲けようという日本人と戦うというフィクション作品でしたが
個人的にはイップマン=ドニー・イェンって言うイメージが強くなってる者にとってはデニス・トーのイップ・マンって馴染めていないのも事実ですが
 
オープニングから警察官の役目として斧頭幇の弟子たち100vs1のバトルシーンのつかみは完全にOKな作品ですし
斧頭幇のお嬢さん役の女優さんが実にお美しいのも高得点でしたが
この斧頭幇のボスがイップ・マンに逮捕されたことで、警察署で暗殺されたことで
このお嬢様に命を狙われることになるイップ・マン
 
斧頭幇ボス暗殺は日本人とそのバックにいる日本軍の阿片一手販売のための手段で
ってことで、この日本人の倉庫を捜索する警察官たちが見つけるのは札束の山だけで・・・
好きに持ってっていいってことで、警察署長はもう完全にコウモリとして日本人の言いなり
そんな中国人はたとえ映画でもあかんと言うことからか、コウモリだと思ってたら、なんと署長さんは老獪な古狸だったんですねぇ
イップ・マンは孤立するものの自分に課せられた正義感に従って行動するだけ
もう孤立無縁で、日本人、斧頭幇の連中さらに警察と敵対する状況下で
奥さんは産気づいていく・・・
 
この作品を見ててプロットの展開として日本人と日本軍を悪者において
孤立無援で戦うお話って
イップ・マンの弟子であるブルース・リーが主演していた数本の映画をイップ・マンを主演にしてリメイクした感じを持って見てました
し、ドニーさんの第一作でも日本軍と戦っていたような
ってことっで“古き酒を新しい皮袋に”って言った作品だったのね、決して反日作品とは言えないでしょう
と言うことで娯楽映画としては無条件で楽しめる作品とはなってるんですが
 
こちらは先にも書いたようにイップ・マンイコールドニー・イェンさんって思ってるから
主人公はイップ・マンじゃなくても成立している映画であるわけでして
マ、尺も90分切ってましたし
娯楽映画としては成功してる作品だった
 
シネマート新宿での企画興行<のむコレ2020>で上映された一本
 
2019年製作、中国映画(日本公開作品)
リン・リーミン監督作品
出演:デニス・トー、マイケル・ウォン
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狼たちの復讐

2021-01-16 23:34:47 | 邦画
チャンネルNECOで本日16日の早朝枠でOAされていた「狼たちの復讐」を録画視聴
元プロボクサーの鬼塚勝也が、ボクサー引退後に初主演を果たしたというヤクザもの、個人的には、山口祥行の名前で録画してまして
一応1997年製作のVシネなのかなって思ってたら、エンドクレジットの最後に映倫さんのマークが出てきてましたので劇場公開されてる映画のカテゴリーに入る作品のようです
 
鬼塚勝也、山口祥行のほかにまだ北村康名義だった北村一輝さんの三人のチンピラヤクザ
組長の中山仁演じる藤村に拾われ、藤村の下で暴力的な汚れ仕事をこなしてきたのだが、段々とヤクザに嫌気をさすようになっていき
三人は示し合わせたように、ヤクザ稼業から足を洗う決意をし、それを藤村に打診するのだが
堅気になりたいのならと藤村のドラ息子裕を“しつけにゃいかんから“と、偽装誘拐して、脅かす仕事に成功すれば堅気にしてやると命令される
三人は早速偽装誘拐を実行するのだが、裕を拉致するときに、弾みで抵抗されたために一緒にいた裕の恋人を、北村が殺してしまい・・・
 
ここから彼らの計画が狂い始める分けですが、実はさらに親分は、もう一枚上手だったんですね
ドラ息子の教育とこの堅気になろうっていうチンピラトリオをついでに抹殺しちゃおうって一石二鳥を目論む親分はやっぱり一枚も二枚も上手で
後半は三人トリオは親分の放った青竜刀を操る刺客に命を狙われ、うまく逃げ延びることができるのか?って展開
タイトルに“復讐”って入っているために、結局は三人のうちの誰かが刺客に殺されてっていう展開は一応読めるんですが
実は主役を務める鬼塚は孤児院出身で、孤児院の子供と交流があってそこの子供まで青竜刀に殺されて
その復讐もかかっていたようですね
山口祥行、北村康ともにあっという間に青竜刀に倒されてしまい
鬼塚一人で孤児院と仲間二人の復讐に立ち上がるといういつものプロットでして
ってタイトルでは“狼たち”になってるのに、たった一人での復讐劇ですか
あれほど強い青竜刀にしても、簡単にってもそれなりにバトルは繰り広げられますが簡単に倒される
 
鬼塚さんはこの一本であとは、何をされてるやらですが
引退後のボクサーとしては先輩で役者として成功されてるガッツ石松さんや赤井英和さんとか薬師寺保栄さんみたいにならなかったんですね、この作品でもそれなりの演技力を見せてくれていたのにねぇ
20数年前の作品ですので北村康(一輝)さんも山口祥行さんんもお若いですねぇ
 
1977年製作、日本映画、SOFTGARAGE作品
伊藤秀裕脚本・監督作品
出演:鬼塚勝也、山口祥行、北村康(一輝)、樋口かおる、細山田隆人、鈴鹿景子、中山仁、中山一也
コメント
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