旧城内の路地裏に迷い込むと方向がわからなくなる。でも、それが魅力なのだ。旧城内の撮影を始めた1996年初頭、上の画像のような狭い路地に入り込む事に腰が引けていた時期があった。でも、このような迷路の奥にこそ普段見る事ができない世界が広がっている事を知り、それ以降は心で迷いがあっても無理矢理突き進む事で克服。当然小さなトラブルもあったが、そんな事で腰が引けていては写真なんて撮れない。
カメラのファインダーというのは恐ろしい物で、いったんファインダーを通して物を見ると、肉眼を越えた別の世界があり何も恐くなくなるのだ。
Canon FD50mm f1.4