海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

「仁和寺と御室派のみほとけ」を東京国立博物館で

2018-01-31 | GFX+オールドレンズ

 

 

 

 

上海に戻る前日の日曜日に「仁和寺と御室派のみほとけ」を東京国立博物館 平成館で見た。画像は撮影できるスペースで撮影したものだが、他にも多数の仏像を見る事が出来る。寺で見る仏像と違い、計算されたライティングで見る仏像は一味違う。これが良いのか悪いのかは別として、日本の寺は照明機材の種類が様々であまり照明効果を気にしてない寺も多い。私見としては、仏像が安置してある場所にもよるが、本来自然の環境光とろうそくの炎の中での淡い見え方が理想だと思う。

今はLEDも含め様々な照明機材があるので、工夫すればもっと効果的な見せ方が出来るはずだ。日本は照明デザイナーが欧米と比べて、とても少ないし重要視されてないと10数年前に聞いた事があるが、まさにその通りでとても残念だし、寺はもっと室内照明に気を使うべきだ。

3月後半を目標に、039ブランドからSh50Pro-Vのバッテリーで使えるタイプのLEDライトを2種類販売予定。当然光量調節が可能なので、室内光や外光を活かしながら照明出来てバッテリーで使えるので、寺でのロケや自然光を活かした撮影にはとても重宝すると思っている。

☆GFX50S+Summilux-R 50mm f1.4 ホワイトバランスは常にデイライトに設定。プロネガスタンダードで撮影しコントラストを下げると色調が自然でとても良いね。フィルム時代を知っている世代からすると、このような暗い場所でカメラを手持ちでさらりと撮影出来きてこの仕上がりは10年前では考えられなかった事。

☆上海に戻って取引先の代理店に行くと、今年1月25日に起きた成田空港(成田事変というらしい)でゲスな行動をしたLCC客の中国人旅行客に対して恥ずかしいと言う話を聞いたのだが、私はその事件を知らなかった。この件、大陸での報道もゲスな行動と非難されているようで、笑ってしまった。一部の世間知らずのゲスな大陸の旅行客の行動を、全部の中国人だと思わないで欲しいとも言われた。まぁ、これが今の大陸の現実。でも、急速に大陸のマナーは向上しているのは事実だが、それが大陸全土で広まるのは数十年以上かかるでしょうね。人多いし国土広すぎだからね。

 

 

 

コメント
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