海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海の日本料理屋

2020-09-07 | 写真日記

とある日本料理屋のカウンターから

 

コロナウイルス問題で、日本に帰国出来ない状態が半年も続いている。帰国しようと思えば出来るのだが、一度上海を出国するとビザが無効になるので帰国できないのだ。そんな事もあり、一番の悩みは食事だ。ひとり身なので、自炊もするし近所で現地の料理屋で簡単に済ませる事も多いが、やっぱり和食が食いたくなる。自宅からチャリで10分も飛ばせば、日本料理屋が多い場所にたどり着けるのだが、通いたいなと思う店がないのだ。

店のオーナーが日本人か日本で調理師として働いた経験がある中国人であればほとんど問題ないが、なんちゃって料理人が店を仕切っている店はまずダメ。それはカウンター越しにまな板と包丁の使い方を見ていると一目瞭然。という事で、私はそういう店では刺身などの生ものは一切オーダーしない事にしている。そういう店は、焼き魚をオーダーしても同じで、干物のようになってしまった焼き魚が出てくると思って良い。そして、最近増えているのがラーメンまでメニューに加えている居酒屋が増えている事。ん?美味いかって?私はスーパーで売っている日本の乾麺を買って自分で作った方がマシ。

ここ数年、日本へ旅行に行く中国人が激増し日本料理の味を覚えた中国人が増えたので、その味を期待して上海の日本居酒屋に行く人が増えたが、彼らの反応はイマイチ。そりゃそうだろう、素材の鮮度が違う事と調理方法が適当過ぎるので同じものを期待する方が無理というもの。では、上海でまともな日本料理屋は無いのかというと、それなりに金さえ払えばあるが、そんな店には頻繁に通えない。

素人の私から言わせてもらえば、今求められている日本料理屋は、カウンター席を多くして日替わり定食をメインに呑み食いが出来る店。そして、まともな煮物を必ずメニューに入れる事。こちらでも、お一人飯が増えているので場所さえ良ければ結構支持されると思うけどなぁ。

あー、日本で普通の日本料理を食いたい。

☆一昨日、深センで日本人調理師が刺されたニューが入ってきたが、なんとなく想像がつく。

☆先々週の日曜日、久しぶりに上海高島屋へ行き7階のとんかつ専門店「かつくら」へ直行。昨年、上海高島屋は一度撤退を決めたが突然変更して営業を続ける事になった。その後、予想通りで混み合っているのは、7階の飲食街のかつくらのみ。

コメント
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