油滴天目茶碗(東洋陶磁美術館で)
大阪市中央公会堂
大阪の中之島へ立つと、ここって本当に大阪?と思える素晴らしい場所。1920-1930年代の大阪は、東京をしのぐ「大大阪時代」と言われた時代があった。そんな雰囲気を残しているのが、大阪の中之島付近。
今回大阪に立ち寄った目的は、東洋陶磁美術館で油滴天目茶碗を観るのが目的のひとつ。この天目茶碗は中国の南宋時代に作られ、現在日本にしか存在しない国宝に指定されている茶碗のひとつ。それと、東洋陶磁美術館は2年かけて照明や展示台などの大改修を終えリニューアルオープンしたばかり。まず照明がすごいのが、紫励起白色LEDを使用し従来の白色LEDの先を目指した照明機材を使っている事。そして、展示台自体が免震構造になっているので、よくあるテグスで固定してないのがとても良い。まぁ、これはカメラセンサーのブレ補正のようなものだろうな。
☆大阪私立東洋陶磁美術館が素晴らしい理由は、展示室内の監視員がオトナで欧米の美術館並みに上品。それに比べ上野の東京都美術館は、監視員のウザさに呆れる。特にゲスなのは東京都美術館の入り口には、民間の警備員を雇いメガホンを使い大声でわめいている事も多く下品過ぎる。これは、JR駅の混み合う年末年始ならわかるが、美術館内ではそれなりの警備方法があるはずだと思うけどね。まぁ、東京都美術館には言いたい事が他にもたくさんあるがやめとく。東京都知事の小池百合子は、こっそり一人で混雑する日曜日に東京都美術館へ行った方がイイね。そんな事もあり、観たい展示がある時に東京都美術館開催だと行く気が削がれるのだ。