海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

2001年の上海

2020-11-08 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

旧城内と大世界 2001年1月

 

過去撮影したネガを発掘し整理をしている。魚市場に干してある太刀魚は相当デカイ。太刀魚は上海の春節には欠かせない魚で油で揚げて食べるのだが、私は美味しいと思って食べた事がない。上海は海に面しているが基本は川魚がメインで、これらも私は美味しいと思って食べたことはほとんどない。中国大陸で海の魚貝類を食べるなら、大連などの東北か広東省まで南下するしかないのだ。

2001年の大世界は、まだ昔の趣が残っていて私には相当楽しめた場所だったが、ここへ来ている客のほとんどは大陸の地方から上海へ観光に来ている人達だった。当時、この大世界が好きで何度も通ったが、上海人にそれを言うと「あそこは田舎者が行くところよ」と鼻で笑われた。上海人は他都市から来た人達を見下している人が多かったし、北京人も上海人を見下している人が多かった。外国人の私でさえ「お前はあんな汚い所に住んでいるのか」と鼻で笑われた事が何度もあった。こんな事を言う両都市の人達は高齢者と決まっている。私から見たら、目糞鼻糞を笑うようなものだと心で思っていたが・・・。

☆大世界は、前世紀初頭にヤクザが経営した麻薬や売春も含め何でもありの大娯楽施設だった。

☆TX-1 30mm 45mm

 


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4 コメント

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Unknown (陸田三郎)
2020-11-08 18:52:21
 ブログはすべて拝見しています。上海の息遣いを感じ取りながら、 海原さんの持続する意思の力にいつも感服しております。
 さて、本日は中藤さんのFBコメントで拙著をご紹介いただき、誠にありがとうございます。この35mmレンズは実は私のものです。若手の修理マンにレンズの修理をお願いしたところ、彼がたまたま中藤さんのライカを預かっており、修理終了の点検を中藤さんのライカに私の紅旗レンズをつけて行ったというのです。そこで、せっかくなら中藤さんにその組み合わせを試していただこうとなったしだいです。
 昨年春に北京に行ったきりで足留めが続き、欲求不満気味です。どうも容易に解禁になりそうではないですね。海原さんのブログで多少とも中国の動きをフォローしたいと思っております。ご健勝をお祈り申し上げます。
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やっぱり (かいはら)
2020-11-08 20:48:57
陸田さん
やっぱり、そんな気がしてました。
その修理屋さんは銀座5丁目ですか?
上海の今はいたって平穏。
私も日本に一時帰国したいのですが、今年は無理のようです。
このコロナが終息したら、またどこかで一杯。
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Unknown (陸田三郎)
2020-11-08 21:06:43
横浜の青年です。個人でやっています。とても誠実で、技術も私は信頼しています。古いカメラについてよく勉強しており、ハンサキヤノンについては一番の研究者といえるようです。
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へぇー (かいはら)
2020-11-09 00:04:49
陸田さん
若い人で古いカメラに詳しい人は貴重ですね。

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