海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GFXと横浜で街歩き

2024-09-17 | GFX+オールドレンズ

GFX50SII+Elmar50mm f2.8 (f5.6で撮影)

 

 

GFX50SII+Ultron28mm f2 (f4で撮影 左側は額のガラスの写り込み)

 

 

GFX50SII+Nokton40mm f1.4

 

 

GFX50SII+Nokton40mm f1.4((f4で撮影)

 

 

GFX50SII+Elmar50mmf2.8(f4で撮影)

 

 

久しぶりに横浜へ。横浜中華街を横目に見ながら目指すは横浜開港資料館(旧英国総領事館)だったが、ちょっとがっかり。そして、入館者は休日にもかかわらず異常に少な過ぎて唖然。上海でのコロナ禍だったと記憶しているが、横浜と上海との関係展示がこの資料館であったと記憶があり行ったのだが、ほとんど私が知っている事ばかりで新しい発見は皆無。この横浜開港資料館より数倍良かったのは、近くにある横浜開港記念開館→コレ。ここは岡倉天心が生まれた場所の横でもあり、彼が英語で海外に向けて書いた本「茶の本」は私の愛読書の一冊(kindleで無料)。この記念会館は市民の寄付によって1917年に建てられた素晴らしい建築で、現在は市民に開放されている。横浜開港資料館と違って開館内は撮影自由。館内を見ていると、上海租界時代の建築の中にいると錯覚してしまう。

この日の機材は、Elmar 50mm f2.8とNokton 40mm f1.4とUltron 28mm f2で、カメラはGFX50SIIのみ。全てのレンズは、GFXの44x33センサーを完全カバーしないが、Ultron28mm f2で撮った二枚目のカットは周辺が暗く落ちているのでケラレが目立たない。このカットの画面の左側は、右の窓の写り込み。

この日、あらためて良いレンズだなと思ったのは、Nokton Classic 40mm f1.4だ。このレンズ、開放から絞るにつれて描写が変わりとても良い描写をしてくれる。このレンズ、もちろんGFXの44x33センサーをカバーしないが、GFXの1x1や65x24フォーマットで使う場合のワイドレンズとしては理想的な描写のレンズ。幽玄という理念は日本文化の基になっているが、元は中国から伝わったもの。Nokton Classic 40mm f1.4の描写は、欧米人が理解出来ない東洋思想の幽玄を表現出来る描写の現行販売中のレンズかもね。次の成都プロジェクトでは、絶対に外せないレンズの一本。

☆幽玄を映像で表現した代表映画は、溝口健二監督とキャメラマン宮川一夫とのコンビで生まれた雨月物語かもね。

 

 

Elmar 50mmf2.8(GFX44x33センサー f5.6で撮影)

 

Elmar50mmf2.8(44x33の画像と同じカットGFX33x33で)

 

横浜の赤レンガ倉庫街にも行ったが人多すぎだったので、一号館で少し涼んで即退散。この赤レンガ倉庫の壁は、レンズのテスト用チャートとして使える事を発見。


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