海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

シビル・ウォーは報道カメラマンの映画

2024-10-09 | 写真日記

Nikon FE2とNikkor50mm f1.4  公式サイトから

 

Sony α7R+多分Elmarit28mm f2.8(マウントアダプターはTTArtisan) 公式サイトから

 

SONY α7Rと100-400zoom? 公式サイトから

 

映画「シビル・ウォー」は、報道カメラマンが主人公。私が過去に観たジャーナリストが主人公の映画は、「キリングフィールド」と「サルバドル」だ。この二つの映画は、何度も観た私の好きな映画で、自分だったらこの現場でどうするかを常に考えさせられた映画だった。

この「シビル・ウォー」に出てくるベテラン女性カメラマンのリー・スミスは、過去実在した女性戦場カメラマンのリー・ミラーにちなんでいるそうだ。彼女はNYでファッションモデルの後に、パリでマン・レイに弟子入りして、マン・レイの作品モデルにもなっていたのは今回初めて知った。

映画の中で、リーが使っていたカメラはSONYα7Rに、マウントアダプター経由でElmarit 28mm f2.8(おそらく)。駆け出しの女性カメラマンのジェシーが使っていたカメラは、フィルムカメラのNikon FE2で、レンズはおそらくNikkor 50mm f1.4に見えた。そして、映画の撮影で使われていたカメラが、DJIの4Kカメラというのも時代の流れを感じる。ただ、ジェシーが日中にフィルム現像をやっていたが、現像タンクの攪拌も含め、ちょっと雑過ぎると思った人は、フィルム時代を知っている人だけだろうね。

ネタバレになるのでこれ以上書かないが、カメラのファインダーの中に集中し過ぎると、その外の状況が見えなくなり恐怖が半減し、運が悪いと死が待っているという良い例。ベテランカメラマンのリーは、左目でファインダーを見ているが、駆け出しのカメラマンのジェシーは右目でカメラのファインダーを見ている。これは、右目でファインダーを見るのが正しく、左目は周囲を確認する役目がある。そういう意味でも、M型ライカはとても理に適っているカメラかもね。

そして、この映画に出てくる男性ジャーナリスト二人。長年その道で生き抜いてきた人には、その現場の様々な経験が蓄積されていて、独特の感や嗅覚が働く事も知っておいた方がイイね。分かりやすく実社会では、何処で誰から物事を学ぶかで、その後の生き方は大きく変わる。そして一番大事な事は、世の中は常に変化していて、過去のそれらを常に更新しなければならない。つまり、川は常に流れていないと澱むという事ね。

今も続いているイスラエルとガザの戦闘では、この1年間で少なくても128人のジャーナリストが命を落としているのは、過去例がないほど異常過ぎる現実も知っておいた方が良い。

この「シビル・ウォー」は、お勧め映画だよ。公式サイト→コレ

☆リー・ミラー→コレ  そしてDJIの4Kカメラ→コレ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本場の烏龍茶が飲みたい

2024-10-07 | 写真日記

広東省潮州のお茶屋で(過去の画像から)

 

現在プーアール茶は常時置いてあるが、本場の烏龍茶がなくなった。コロナの影響で好きな烏龍茶が買えず3年が経過したのも理由のひとつ。烏龍茶は福建省が有名だが、隣の広東省潮州の鳳凰単叢茶も大好き。

中国茶は急須で淹れると思っている人が多いが、私は上の画像のような蓋碗を使う。理由は、磁器なので香りが吸着せず様々なお茶を淹れる事が出来るのと手入れが簡単。来月は四川省の成都に打ち合わせとロケハンに行くので、現地の茶文化も楽しみのひとつ。

☆世界中どこへ行っても、最初にその国の文化を入口にすると悪い出会いはない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GFXで滅多に使わないレンズ2本

2024-10-05 | GFX+オールドレンズ

PC Nikkor 35mm f2.8

 

 

Zuiko 200mm f5(44x33センサーはカバーしないので65x24と1x1専用)

 

滅多に出番はないが、必要な時もたまにあるレンズ2本。PC Nikkor35mm f2.8は相当古いシフトレンズで、GFXとAPC-Cカメラで使った事があるが、ここ3年ほど防湿庫の中で暮らしているレンズ。一番活躍した時期は、コロナ隔離前にNHKの連載で建物を撮っていた時。で、このレンズはシフト出来るが、私がGFXで使う場合のシフト量は約5mmほどで、Photoshopと併用してパースを調整する事を前提で使っている。現在私が持っているレンズで35mmという焦点距離は、このレンズのみ。それは、50mmの下の焦点距離は40mmが私には最適だからだ。

そして、フィルム時代のオリンパスOM用200mm f5は持っているが、まだ実戦投入はしてない。でも、小型軽量で一本持っておいて損はないレンズ。これに出会う前はライカのビゾ用Telyt 200mm f4を使っていたが、重くて使用頻度の少ない焦点距離なので売却。ただ、このTelyt 200mm f4のレンズ性能は素晴らしいけどね。

☆自分の体力が落ちた事と車で移動しない私には、軽くて小さいレンズしか選択肢はない。そんな事もあり、二番目の画像のようなペリカンタイプのケースに収まるレンズのみが常用レンズに。このケースに入れ、使用頻度の少ないレンズは衣類などを入れるスーツケースに入れ宅急便送るのが常。あー、持って来て良かったと思う時は確実にあるが、常時持ち歩く事はない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腰痛で背骨ゴキッ

2024-10-03 | 写真日記

外灘の店で

 

私の体が右肩下がりなのは前世紀から。証明写真を撮る時に必ず言われるのが、右肩を上げろと。これは、大きなカメラバックを右肩でのみさげていたのが理由。体の左側の腰痛がひどくなるのは数年に一度だが、今年はそれに当たった年。あまりにも治らないので、カイロプラクティックへ行き撮られた全身写真を見ると完全に右肩が落ちていた。そして、自分の全身写真を真横から見ると前傾姿勢になっている事が判明。これは、足の裏全体で体重を支えてないという事らしい。治療はプロレスの技をかけられたような体勢にされ背骨をゴキッ。約50分ほどの治療を受けとても楽に。その後、毎日ストレッチと足ツボマッサージを欠かさず実行しているので、今は結構体調が戻ってきた。まぁ、ひとことで言えば運動不足なんだろうね。それと、中国人の健康スタンダードとして、朝起きた時と寝る前にお湯を一杯飲み体を冷やさない事も大事かもね。

昨年の10月に左足首の激痛で一脚を杖代わりに、その後に右側顔面麻痺になり、今年の5月から腰痛が続き、9月に入って回復。過去を辿れば、体の不調を定期的に経験しているので、昨年の後半から今年はそんな周期に当たったと思っている。

☆前世紀のフィルム時代はTENBAのバックが主流で、私が常時使っていたのがTENBAのP995という一番大きなバックを使っていた。撮影内容にもよるが、雑誌の撮影には35mmフィルムカメラをメインに時々6x6か645と大型ストロボも。雑誌などの海外取材は、このバックにEOSボディ3台とレンズは5本、そしてライカ一台にレンズを2本、そして時々Mamiya 6+75mm付きも同伴。当時はフィルムの時代なので、最低でも50本のフィルムを。スーツケースもRIMOWAの一番大きいやつに、三脚やストロボなどを入れると結構な重量に。もし今、報道や雑誌などの取材をメインにやるのであれば、間違いなくAPS-Cかマイクロフォーサーズカメラを選ぶな。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立ち呑みは長居しないから良い

2024-10-01 | 写真日記

GFX50SII+MC Rokkor58mm f1.4

 

X100F

 

立ち呑み屋は"下地屋"と言われていて、ここで一杯やって次の店に行く人も多いし、ここだけで完結する人も多い。ここは関東をメインに展開している立ち呑み屋で、平日は夕方4時開店で一人客がほとんどの常連客も多い店。

この店が良いのは、"サービスは二の次"というのが、私にはとても合う。つまり、余計な事をしない言わないで、客と店は対等という事だろうな。日本は何処へ行ってもサービスが良いと言われているが、私に言わせれば過剰サービス過ぎると言える。この立ち呑みの店内では、オッサンの一人呑み客が多いが、若い女性の一人呑みも結構いるので、時代は変わったなと思う。これは、とても良い時代の流れ。 料理は一人分が皿に乗って出てくるので、ちょうど良い量だ。その店は→コレ

☆私は醤油ベースの中華そばが好きなのだが、私が住む地域には塩分が強過ぎる店が多く一軒も行きたい店がない。そんな事もあり、最近は町中華へ行く事が多くなってしまった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする