柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

神様に逢ったおばあちゃん

2010年08月03日 | 世の中
どうしても紹介したい記事が載っていたので・・・

書き写します。


高齢者の終末医療の特集を興味深く読んでいたら
最後に小さな囲みがあって、デスクメモとしてありました。


曾祖母は認知症がすすみ
食事がすんでも
「飯はまだか」と騒いだ。

髭が長かった学生の私は、家族の要請で
白いシーツを身にまとい神様に扮して
枕元で「家族の言う事をよく聞きなさい」と
諭した。
曾祖母は手を合わせて私を拝み
おとなしくなった。

介護で疲れた母のほっとした顔を思い出す。

文章からその時の様子が窺えます。

穏やかな書き方をしているけれど
この曾祖母は、相当きつい言い方をしていたと思います。

だからこそ母の歩とした顔を思い出す、とかけたのでしょうね。

痴呆だとわかっていても、言い方のきつさに
介護している者は、心がくじけます。

このおばあちゃんのようになるには
我が家はまだ2~3年位はかかりそうでです。

毎年ながら、隅田川の花火です

2010年08月01日 | 私の半径100メートル
隅田川の花火大会は毎年実家へ帰ります。

隅田川の花火は打ち上げ会場が2か所あります
第2会場のすぐ近くに実家があるため、この日は毎年知り合いの方が
花火見物にみえます。

場所に恵まれているので、打ち上げ台から花火が上がる景色がみられ
開いた花火は、降りかかってきそうな距離です。

知り合いの伝手で、数年続けて見物に来られたのは作家の村松友視さん
村松さんがお連れになったのが、筒井康隆さん、山下洋輔さんなど
某スポーツ選手も秘かに来られました。
鳥越マリさんはすごくきれいでした。
日本人は花火が好きなんですね。
実家の狭いビルに毎年100名近い人が集まりますが
半数近い人は数年続けて来ています。

その昔、
見知らぬ外人一家が屋上に・・・
誰が呼んだのか解らず、尋ねてみたら
通りすがりに入ってしまったとか。
仕方がないから、まあどうぞ!と一緒に見物してもらいましたが
その家族の女の子がお漏らしをして大騒ぎ、そのあとに転んで怪我をし、あわてて近くの病院へ連れていく騒動がありました。
その一家は、南アフリカの大使館員で、帰国するまで実家とは付き合いが続いたようです。

その他にも時々、見知らぬ人が入り込んだことがあったので
それからは、入り口でチェックして、その後は施錠するようになりました。

この写真は花火の明りでうちの屋上で写真を撮っている人の影が
隣のビルの壁面に映っているものです。

何しろ音も、光も強烈なんですよ。

そして退院してきたばかりの「わがままじいさん」はパジャマを着て
寝室と玄関を行ったり来たり
案の定「ああしろ」「こうしろ」と、ヨロヨロしながら指図してました。
皆は
「はいはい、わかりました」と軽くいなしてましたけど。