西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告 ~災害対応について③~

2008-08-26 07:23:10 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

て言ってたら、また雨かよ。。。
こんなん、ほんまに珍しい。
気象庁の長期予報によると、向こう三ヶ月、気温は高い確率50%らしいですが、
これもまた、ほんまかいなと突っ込ませる話ですな。
記憶している限りでは、大学二回生だった1993年以来の涼しさなのですが。

今日も天気のせいで、朝立ちできなかったので、めげずに日記の更新など。
ペースを上げての一般質問の続きです。
お付き合いください。

(質問の続き)
続きましては、要援護者情報の共有についてです。
緊急時に行政だけの力で、全ての要援護者に対する安否確認、
必要に応じた救出・介護等を行うことは困難です。
従来、こういった局面では民生委員に非常に大きい役割が期待されてきました。
しかしながら高齢化の進展による要援護者の増加、地域社会の変容などもあり、
民生委員に集中的に負担をかける現在の形を改め、消防団・自主防災会・自治会等、
各団体にも、こうした役割を担うことを期待する機運が高まっています。

一方で、各団体が、要援護者に対する安否確認・救出・介護等の支援活動を
行おうとしても、要援護者についての情報がないのでは動きようがありません。
これらの団体が緊急時に要援護者に対する支援活動を行うためには、
要援護者の情報を共有していなければなりません。

また、個人情報保護という観点からは、
 ○どの団体が要援護者情報を共有できるのか?
 ○どのような情報を共有するのか?
 ○どのような方法で、個人情報を保護するのか?
こうした点について、行政が明確な方向性を示さなければなりません。
それでは以上、述べてきた内容を踏まえて、
要援護者情報の共有について、五点、質問いたします。

① 有事における活動が期待される団体との情報共有を進めるべきだと考えるが、
  どうか?
 (以下、答弁)
  ⇒目的が人的被害の軽減にあることから、そのために活動される団体と
    災害発生時における必要な情報を共有することは
    重要な事項であると考えております。
 (意見とか)
  ⇒よし!という感じですね。
    なら、あとはきちんとした対応を進めてもらわなければなりません。
    というわけで、次の質問へ。

② 情報を共有できる、あるいは共有すべき団体とは、どこだとお考えか??
 (以下、答弁)
  ⇒安否確認や避難の支援等を考えますと、行政の対応能力には限界があり、
    地域の役割が大きなことから、消防団や自主防災組織、自治会など
    地域に密着した組織の協力が不可欠でございます。
    しかしながら、情報の管理責任等の課題がありますので
    一定の整理が必要と考えております。
 (意見とか)
  ⇒これもよし。
    なにせ、個人情報保護のことがあるので、情報管理が大きな課題となりますし、
    もちろん、「一定の整理」は必要でしょうが、「協力が必要」だと思っているのなら、
    協力を得るための具体的な方法を考えなければなりません。
    というわけで、次の質問です。

③ 情報共有のための具体的手段について、どうお考えか??
 (以下、答弁)
  ⇒「地域安心ネットワーク」や「災害時要援護者実態把握調査」のように
    手上げ方式または同意方式は、民生委員との情報の共有はできておりますが
    個人情報保護法等の関係から地域の団体との共有はできない状況と
    なっております。
    また、関係機関との共有方式について、本年1月に
    西宮市個人情報保護審議会に、「災害時要援護者支援情報の共有」に
    かかる取り扱いについて付議しましたところ、
    自主防災組織等の第三者への情報提供については、
    マニュアルを整備して再度付議するよう指示されております。
 (意見とか)
  ⇒「個人情報保護法等の関係から地域の団体との共有はできない
    というのは、正確な表現とは言いかねます。
    問題点を整理して、状況を変えてもらわねばなりません。
    あとは、きちんと、「 マニュアルを整備して再度付議」し、前向きな方向に
    進めることができるようにしてもらわねばなりません。

④ 共有する情報の範囲とは、どのようなものだとお考えか??
 (以下、答弁)
  ⇒現在の調査数をすべて要援護者の対象とするのではなく、
    国の「災害時要援護者の避難支援ガイドライン」や
    県の「災害時要援護者支援指針」を参考にしながら具体的な優先度を検討し、
    被災リスクの高い人から重点的に取り組むべきものと考えておりますが、
    要援護者一人ひとりの情報が異なり、開示については慎重に扱う必要が
    ありますので、関係部局と十分に協議調整しながら検討を進めてまいります。
 (意見とか)
  ⇒これまた重要。
    なにせ、言ってる通り、「十分に協議調整しながら検討を進めて」くださいと。
    これが、最も重要なことだと思っています。

⑤ 災害発生時以外の不正使用を防ぐための取り組みについて、どうお考えか??
 (以下、答弁)
  ⇒地域の団体と情報を共有することが可能となった場合でも、
    個人情報保護に関する誓約書の提出やセキュリティ対策等が必要なことから、
    情報保護に向けた取り組みについて関係部局との協議調整が
    必要と考えております。
 (意見とか)
  ⇒ちゃんとやってください。

てな感じですね。
問題意識の共有はできていると思うので、あとは、
きちんと対応を進めていただきたいなと。
結局、言いたいことはそこに尽きるので。
あと、日記二回ほどで、この話も終わることができると思います。
今しばらく、お付き合いください。
それでは皆様、今日も一日、頑張りましょう!