西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「西宮市保育所待機児童解消計画」について①

2009-04-20 17:25:26 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今日から朝立ち開始。
先週末に心配していた
「初日から雨でOUT!」
という自体は免れることができたので、ほっと一息。
なんとか、GW突入までに終わらせたいな~、と思っているのですが
明日の雨は確実っぽいですな。
さてさて、どうなることやら。

で、市政報告に書いたにも関わらず、このブログで書けていない内容が
いくつかありますので、今日は、そのうちの一つ、
「西宮市保育所待機児童解消計画」に関する話をば。

ちょっと古い話で恐縮なのですが。
2月13日に行われた厚生常任委員会の所管事務報告では、
・西宮市保育所待機児童解消計画(案)
・留守家庭児童育成センターの開所時間延長取りやめ
の二つについて、報告がされました。
このブログでは、一方の学童の話については、
詳しく取り上げてきましたが、もう一方の
「西宮市保育所待機児童解消計画」については、
全然、触れることができていません。
とは言え、この計画、とても重要なものだと考えています。
というわけで、今日は、その内容と、それに関連するところについて、
思うところをば。

市が策定した「西宮市保育所待機児童解消計画」は
○仕事と育児の両立を図ることが、子育てを支援する上で重要
○仕事と育児の両立をサポートする存在として、保育所・託児施設、
 「保育ママ」制度、幼稚園での預かり保育などがある
○しかしながら、認可保育所を例に取ると、都市部を中心に約2万人もの
 待機児童が存在する
○本市においても、平成20年4月1日時点で保育所待機児童数は、
 前年から98人増え、134人となっており、対応策の検討が必要
という認識に立ち、保育所の待機児童解消に取り組む計画です。

一方で、同計画は、保育所施設の整備によって、保育所の受入人数を
大幅に増やし、待機児童を解消するためには、
多額の財源の投入が必要であることを踏まえ、
○既存制度の見直しや新たな制度の創設
○既存施設の保育所への転用
の積極的な検討が必要であることを主張しています。

保育所の待機児童については、
「受入可能な定員数を増やすと、入所希望者が増えるいたちごっこ。」
ということがよく言われます。
これ、潜在的な入所希望者数が、行政の想定している数字より
遥かに多いということの、何よりの証拠だと思うのです。
実際、最近になって、
こんな記事が新聞紙上に出てきたりもしています。
「小学校入学前の子供がいる世帯のうち、認可保育所の利用を
 希望する世帯が4割を超える」って、むう。

ちなみに、西宮市の保育所入所児童数は約4700名。
これは就学前児童全体の約16%に過ぎません。
しかも今なお、結構な数の待機児童が存在しています。
ところが、新聞紙上で述べられた調査結果を素直に信じるなら、
「潜在的な保育所への入所希望者数は現在の軽く倍以上!」
という驚くべき実情が後に控えているわけで。
(無認可保育所に通っている多数の児童・
 「どうせ無駄だから・・・」と申請していない家庭の存在を考えると、
 私も、「4割」という数字は妥当なところではないかと思っています。)
これでは、往々にして、行政が取りがちな「新園・分園の開設等の施設整備」
という手法で、激増する保育ニーズを満たすことは困難
(と言うか事実上、不可能)ではないかと思うのです。

というわけで、今日は、ここまで。
それでは失礼いたします。