西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

地域力を活かすために①

2009-05-11 17:11:53 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

この時期は各種団体の総会や、イベントやと、なにかといろいろありますな。
結局、GW中、ちゃんとしたお休みが取れたのは三日だけというのは、
なんとも
切ない限り。
「どこがゴールデンウィークやねん!」
と心の中でつっこむ自分もいる一方で、
いろいろとお声掛けいただけるのはありがたいことですし、
私ら、仕事柄、「暇になったらおしまい」と思う部分もあるものですから、
なんともビミョーな感じでおりまして。
しかし、結局、遊びに行ったのは「神戸 花鳥園」と「伊丹市 昆虫館」
だけという、この華のなさ。。。
とてもじゃないけど、「定額給付金をパーッと使って、日本経済に貢献!」
てな感じではありませんな。

で、この期間中、地域団体の方々とお会いする機会が
多くあったのですが、その中で、改めて、つくづくと思うところがありまして。
地域団体を支えている方々の多くは、ご高齢であるうえ、
複数の団体で活動されているケースが非常に多いのです。
私が知っている地域の多くでは、やはり地域活動の核は自治会
(いわゆる町内会)であることが多いと感じているのですが。
その自治会で、活動に熱心に取り組んでいる方の多くは、
社会福祉協議会や防犯協会、青少年愛護協議会、民生児童委員、
PTAなどなど、他の団体でも活動に取り組んでいます。
中には、三つ・四つと掛け持ちで活動している方々も珍しくありません。
こうした方々が、これらの地域活動によって与えられている負荷は、
(もちろん人にもよりますが)、並大抵なものではありません。

ここまで各団体の高齢化が進み、各団体での兼務が進んでいる
という現状。
そして、「参画と協働」という名の下に、より多くを、こうした団体も含めた
市民に期待しようという姿勢を、市が持つのであれば。
もう少し、こうした団体が動きやすくなる形を作るべきだと思うのです。

例えば神戸市東灘区では、従来、各団体に対して、
行政の部局ごとに縦割りで交付してきた助成金を、
地域に対して
一括で交付する、という試みを行っています。
これは、各団体が共通の問題に共同で取り組む体制を整え、
 ○問題に効率的に対処することを可能にする
 ○個々人の負荷を軽減する
ことにつながる、非常に有意義な取り組みであると考えています。

ひるがえって、西宮市のことを考えますと。
なにか新しいことを思いつくたびに、「エコ・コミュニティ会議」のように
新しい団体を設け、それに対して、新たな助成金を支給するという形が
常態化しています。
これでは、せっかくの地域力はバラバラになっていってしまうだけだと
思うのです。

この項、もう少し続けます。