ここ数日、えらいブログへの来訪者数が跳ね上がっているのは、
なんでやろう???
多くの方にお越しいただけるのはありがたいことですが、
理由が全く分からんというのは、なんだか不安なもんですな。
さてさて、先日の日記の続きです。
役所に所属する人たちの多くは、
「地域・地域団体の活性化が重要だ!」
「地域と協力し合っていくことが重要だ!」
的なことを思っているようですし、その手の発言も、よく耳にします。
例えば、人事研修の一環として、
市の若手職員グループが作成した資料によりますと、
「自治会・NPO法人等のコミュニティは必要だと思いますか?」
という問いかけに対する答えは、
必要⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒251名(79.9%)
どちらかというと必要⇒⇒⇒⇒⇒⇒9名(2.9%)
不必要⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒54名(17.2%)
となっています。
8割を超える人が、「必要」もしくは「どちらかといえば必要」と
答えている、ということです。
(一方で、2割近くもの人が「不要」と考えているというのも
個人的には衝撃的でして。
できることなら、どうして、そう思うのかを、じっくり聞いてみたいものです。)
ところが、これに対して、参加状況はと言うと、
いつも⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒22名(7.0%)
時々⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒129名(41.1%)
参加していない⇒⇒⇒⇒⇒⇒163名(51.9%)
と、なかなか微妙な数字を示します。
「時々」という答えの中には、きっと、「クリーン作戦に行ったことがある」
的な分も含まれていることでしょう。
となると、実質的には、ほぼ参加していない人たちが
多数派を占める、ということになろうかと思うのです。
必要やと思うのであれば、参加すればいいのに。。。
活動していない人には、どうしても活動の実態は見えてきません。
活動の実情が分からなければ、相手が本当に求めている、
効果的な支援など、できません。
市が、ともすると「参画と協働」などと言い、「市民の力を!」などと
口にする割には、「活動支援のために」と称して行う施策やなんやが、
たいがい、明後日の方向を向いているようにしか思えないのは、
こういう点も、大きく影響していると思うのです。
口先で、「市民の活力がどうこう」とか
「市民の参画と協働がなんたらかんたら」とか言うくらいなら、
市の職員個々人が、自分自身の意思で、
こういう活動に参加することが、一番効果的だと思うんですがね。
そうすれば、地域が、どういうことで困っているかが本当に分かるし、
どうすれば、そういった力を活用することができるかを、
もっと有意義な形で議論できるようにもなると思うのですが。
実際、こういった形での活動をされている方も、
市の中に大勢いらっしゃいますし、個人的には、
そういう方と、地域系の話をしていると、非常に勉強になる、と感じています。
「参画と協働」ってのは、「参画させてあげること」「協働してあげること」
ではありません。
役所自身が「地域に参画し」「協働して問題に対処していくこと」でも
あるべきだと思うのです。