福島の原発事故に関連する報道を見ていて、気になるのですが。
話の中で、よく出てくる
「すぐに人体に影響が出るレベルではない」
的な発言って、あれは一体、何を意味しているんやろか???と。
「すぐに人体に影響が出るレベル」というのが、極端に言うと、
広島や長崎で被爆した方々や、
東海村JCO臨界事故で、被爆した作業員の方々のような状態
のことを指しているのなら、その水準には至っていないからと言って、
安心できる要素など、何もないわけで。
( 【注意】 上のリンク先は動画です。 【注意】 )
今ほど、テレビなんかによく出てくる、いわゆる「専門家」の発言の信憑性が
下がったことは、かつてなかったように感じます。
きちんと情報を得たうえで、個々人が、自分で納得できるようにする以外、
ないんやろうなあ、としみじみ思うのです。
小さいお子さんがいらっしゃる家庭は、なおさらのことだと。
とは言いながら、このことを考え出すと、キリがない上、
私の職責からは外れる話でもあるので、ここまでに留めて、
ここからは、やや飛ばし気味になっている一般質問の続きです。
以下の前段部分を、まずは、ご覧下さい。
----------------------------------------------------------------------
表①に、2010年4月1日時点での本市の認可保育所の状況をまとめました。
「hyou-iti.pdf」をダウンロード
定員4,520人に対して、
定員を12.7%上回る5,093人の児童を受け入れながら、
定員の6.9%にあたる310名もの待機児童が発生したというのが、
その内容です。
しかも年度末には、待機児童数は1,115名にまで膨らみました。
これは保育所定員4,520人の24.7%、約1/4に相当する膨大な人数です。
本市の保育所待機児童問題は、ここまで悲惨な状況にあるということを、
まずは頭に置いていただきたいと思います。
さて西宮市は、
このように非常に厳しい状況にある待機児童問題に取り組むため、
保育所待機児童解消計画(以下、計画と呼びます)を策定しています。
2009年3月策定の当初計画では、2011年度、すなわち今年度には
待機児童問題は解消されることになっていました。
ところが、その後、計画は2009年7月・2010年9月の二度、
改定されています。
表②をご覧下さい。
「hyou-ni.pdf」をダウンロード
2010年9月に示された現時点での最新版には、
○保育所入所希望者数を多めに見積もった高位推計
○市が計画の基本と考えていると思われる中位推計
○入所希望者数を少なめに見積もった低位推計
の、それぞれにおける待機児童数の推移予測が示されています。
ところが表にお示しした通り、この計画は名前とは裏腹に、
計画最終年度である2014年度にいたっても、
高位推計はおろか中位推計でも待機児童を解消できない内容に
なっています。
しかも、2011年4月の待機児童数は、
高位推計の予測も上回る279名まで膨らみました。
私は、本市の待機児童は、
このままでは今後も予測を大幅に上回る形で
推移する可能性が高いと考えています。
なぜなら現在の計画は、既に、実質的に破綻しているからです。
----------------------------------------------------------------------
と、今日は、ここまでで。
続きは、また後日。
それでは失礼いたします。