西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

2010年度決算のご報告。

2011-10-11 17:23:51 | 市政全般に関連すること

世間が三連休の、この三日間は、敬老会とか、
祭での神輿担ぎとか、その祭の準備とか、片付けとか、打上げとか、
地域の運動会の準備とか後片付けとか、入場門係とか、もう、大変。
とりわけ、神輿の影響で、体中が痛い痛い。
にしても、こうゆうのが翌日よか、翌々日に、一層痛くなってでてくるのは、
やっぱり、歳のせいなんやろなあ、と。
悲しいですな。

で、今更ながら、昨年度の決算のご報告です。
よくよく考えてみると、やってなかった気がするもんで。

2010年度の西宮市の歳入(=収入)は総額2303.2億円・
歳出(=支出)は総額2260.2億円でした。
で、「歳入-歳出」から、翌年度に繰り越すべき財源を控除した
実質収支は39.8億円の黒字。
一見、順調な決算に見えますが、
歳入の中には、前年度の実質収支が繰越金として含まれています。
そんなこともあり、本市の場合、いわば、過去からの積み立ての結果である、
収支の黒字要素も含まれているわけで、
これだけを見て、「バンザイ!」ということにはなりません。

というわけで、財政状況を表す指標の一つである「経常収支比率」を
見てみますと、標準値とされる70~80%を大幅に上回る、96.3%。
これは、家計に例えると
「収入の96.3%が食費、ローン返済、教育費、水道光熱費、
 通信費等の固定的な支出で消えてしまい、
自由に使えるのは残り3.7%だけ」
という状況にあたります。

1995年の阪神・淡路大震災後、本市の財政状況は大幅に悪化しました。
震災以降、経常収支比率が95%を下回ったことは一度もない!という、
きわめて硬直した財政状況が続いています。

こうした現状を受けての、市長の公約は「経常収支比率80%」の実現。
中央病院の移転・整備に、公約ということで、
あそこまで前のめりな姿勢で取り組んでおられることですから、
当然、こちらにも、全力で取り組んでいただけるものかと。

で、私は、「経常収支比率80%」を実現するためには、絶対に、
職員の給与制度の見直しが、避けて通れないと考えています。
今現在、市当局と市労働組合の協議も続いているらしいですし、
ここにこそ、強いリーダーシップを発揮してもらいたいものだと
思っています。
中央病院の話もそうですが、結局のところ、ここにメスをいれない限り、
本当の意味での「行政経営改革」なんか、
実現できるわけがないと思うのですよ。

というわけで、市政報告×2011年9月議会号は、
こうした視点をメインに作成しようと思っています。
しっかり頑張って作るぞ~。

というわけで、今日は、このへんで。
それでは失礼いたします。