西岡、すげ~。
本場ラスベガス・MGMグランドのリングで、
日本人ボクサーが防衛戦やるってだけでも、ムチャクチャすごいのに、
あの、ラファエル・マルケス相手に完全勝利とは!!!
かっこよすぎる。。。
と、趣味の話はおきまして、さて、本題。
今日は決算特別委員会の中央病院特別委員会を傍聴してきたことでもあり、
またまた、中央病院に関する話など。
先日も書いた中央病院に関するシミュレーションのことで、もう一丁。
シミュレーションの設定した職員数を、現状と比較すると、
↓こんな感じ↓になります。
現状-------------新病院--------------差
医 師------------51人---------------44人-----------13人減
看 護 職-----------154人-------------193人-----------39人増
医療技術職------------53人---------------38人-----------15人減
事 務 職------------26人---------------17人-----------9人減
技能労務職------------19人---------------10人-----------9人減
そ の 他--------------2人-----------------5人-----------3人増
個別の数字はさておいて、看護職の大幅な人員増が目を引きますが、
人件費の大幅削減同様、こちらも達成可能なのでしょうか?
以下、井関 友伸氏の著書・「まちの病院がなくなる!?」より引用。
医師不足と並んで自治体病院の運営に影響を与えているのが看護師の不足である。特に、06年の診療報酬改訂で、、「7対1の入院基本料」が創設されたことは、自治体病院における看護師不足に拍車をかける結果となった。入院基本料は、看護師1人あたりの患者の数(看護師の人数の多い方が手厚い看護を行える=重篤な患者に対応できる)と平均在院日数で決まる。 ~中略~ 従来の「患者10人に対して看護師1人」が入院基本料の最高であったが、新たに「患者7人に対して看護師1人」という基本料金が設けられた。入院基本料は1555点=1万5550円で、従来の最高額より3460円アップした。これにより、1000床規模の大病院では年間10億円近くの増収になるといわれている。このため大学病院や有力病院を中心に、新しい入院基本料の確保のために、若い看護師の争奪戦が起きている。結果として、若い看護師にとって魅力の少ない(ブランド力が弱い、若い看護師の給料が相対的に安い、地方にある、職場風土が古い、研修が充実していない)自治体病院では看護師を集めることができなくなっている。 ~中略~ 兵庫県の三田市民病院や静岡県の沼津市立病院、、名古屋市立東市民病院、緑市民病院なども看護師の不足で一部の病棟を閉鎖する自体に追い込まれている。
ところで。
そもそも、今回の中央病院の大幅な「看護師の増員」という方策自体が、
現在の「患者10人に対して看護師1人」を、より診療報酬の高い
「患者7人に対して看護師1人」に改めるためのものなわけですが。
そもそも、ホンマに、まずは近い将来、大幅な看護職員の増員を
実現したうえで、長い将来に亘っても確保していけるものなのでしょうか?
もちろん、大幅な人件費削減を前提に。
他にも、言いたいことは山盛りなのですが、
そこらへん、ちと、長くなり過ぎそうなので割愛。
で、そこに興味をお持ちいただける方には、ちょっと長いですが、
↓こちらのETV特集「病院は建てたけれど 地域医療を巡る混乱と模索」
文字版 動画版 など、ご覧いただければ、と。
ここには、私が問題だと考えていることの多くが、ちりばめられています。
何度でも言いますが。
必要なのは、中央病院を移転・整備することではありません。
西宮市の医療環境を整備・保全するために、なにが必要なのか?
そのことを明らかにすると共に、
そのための取り組みを進めること。
これ以外にはありえないと思うのです。