それにしても、よう降りますな。
珍しく、外を回らねばならん用事が、いくつか、あるときに限って、
こういう天気になるとは、これ、いかに。
さて、本題。
今週火曜日に市教育委員会から、下の内容を報告するFAXが届きました。
○浜甲子園幼稚園の4歳児学級の平成24年度の園児募集において、
応募者が15名(定員の半数)に満たない13名であることが判明した。
○「西宮市立幼稚園の休級・休園等に関する規程」は、
「幼稚園の翌年度分の園児募集締切時において、
翌年度の小学校就学前1年又は小学校就学前2年の学級の応募者
(小学校就学前1年の学級にあっては、現に当該幼稚園に入園している
小学校就学前2年の幼児を含む。)
が15人に満たないときは、他の幼稚園への入園調整を行なった上で、
当該学級を休級するものとする。」
としている。
○よって、規定に基づき、応募者に対して他園へ出願変更をお願いしている。
で、昨日、
○浜甲子園幼稚園への入園希望者13名のうち、
鳴尾東幼稚園に9名・南甲子園幼稚園に2名・私立幼稚園に1名
が入園し、1名が入園依頼を取り下げた
○その結果、鳴尾東幼稚園だけは、入園願書出願者数が
定員を4名超えた34名となった。
○本来であれば、抽選を実施するところだが、
今回は、近隣幼稚園の突然の休級という特殊な事情の結果であること・
出願も押し迫ったこの時期の突然の決定であることも踏まえ、
抽選を行わず、出願者全員を受け入れることに決まった。
(他園への入園希望者については、問題なし。)
という結果になった、との報告がありました。
(ちなみに、休級とは、「幼稚園における学年の保育を休止すること」
を指しています。)
結果として、ほとんどの入園希望者が、
どこかの幼稚園に入ることが出来たということには、
胸をなでおろしています。
とはいえ、ほんまに、これでいいんかいな???と。
ほとんどの保護者は、こういった規定の存在はご存知ありません。
行けるもんだと思い込んでいた幼稚園に願書を出し、
いざ抽選!と思っていたら、突然、
「規定の人数に満たなかったので、今年は受け入れません!」
と言うような対応をされたら、あせる人・困る人も多いと思うんですよね。
となると、ギリギリ段階での、バタバタとした対策を前提とした、
今の対応というのは、やっぱり見直すべきだと思うんですよね。
ある程度、児童数の推移も、事前に読めているはずですし。
で、これに加えて、もう一つ気になるのが、結果として、
他の幼稚園で、ほぼ問題なく入園希望者全員を受け入れることが
出来たという点です。
これ、いろんなことを示唆しているように思うのです。
西宮市の就園前児童数は平成18年度にピークを迎え、
その後は、漸減しています。
今回の浜甲子園幼稚園のように、
定員を大きく割る園がある一方で、
定員を大きく上回る応募者がある園もあるなど、
非常に地域格差が大きい、悩ましい問題ではありますが、
幼稚園全体で見ると、定員に余裕がある状況になってきています。
考えてみれば、
○児童数が減って行く中で、
○保育所を希望する家庭の割合が増えている
わけですから、そうなることは当然といえば、当然なわけで。
そんなこんなを考えるなら、
「今、幼稚園だから・・・」「今、保育所だから・・・」という考えを脱して、
もっと大きな視点から、西宮市の就学前児童全体のことを考えて、
施設配置を見直すべきだと思うんですよね。
ちなみに、個人的には、その場合は、私立幼稚園への補助を充実させ、
公立幼稚園に比べて、高すぎる保育料水準を見直すべきだと思っています。
ここらへんは、これまでも、散々、ブログで言ってきたことなので
割愛しますが、それがなければ、色々と不公平すぎると思うので。
切羽詰ってから、慌てて対応するだけだと、
結局、いろんなところに、本来なら必要のない負荷がかかります。
もっと、長期的な視野に立って、
先んじての対応を取っていくべきだと思うのです。
>にーの様
いつも、有り難うございます。
本当に厳しいですが、ご期待に応えることができるよう、頑張ります。
後ほど、よろしくお願いします。
それでは本日は、これにて失礼致します。