消費税増税の行方が、いよいよ、混沌としてきたように感じる今日この頃。
ごく個人的な意見としては、
「この財政状況のまま、続けていけるはずがない。
増税は不可避!」
という意見について、
「そら、大きい方向性としては、そうなんやろなあ。。。」
と思っています。
一方で、
「この経済状況の中、一層、景気を冷え込ませることになる可能性が高い
消費税増税は避けるべきだ!」
「増税より先にやるべきことがある!」
という主張についても(主張している方々自体についてはさておき)、
ごもっともだと思う部分もあるわけで。
で、今日は、その中の
「増税より先にやるべきことがある!」
という話について。
5月24日付の市職労ニュースに
↓こんな内容↓が掲載されていたので引用します。
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当局は、本市の現業ラス指数138が、阪神間でも全国でもトップ水準
であると述べ、「これを他都市と均衡を逸しない程度にすることが
何をおいても必要」だとしました。当局の調査結果では
「人口40万人以上、中核市、阪神間の72市のうち53市が
すでに分離しており、10市は平成18年以降に分離している」
と近年になって全国的に急速に分離が進んでいる情勢を説明しました。
それら他都市のラスの試算値が、72市の平均で123程度、
阪神間の平均で126程度であり、
「本市の138をその程度にまで是正するには10%程度の抑制が必要」
だとしました。
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ちなみにラス指数というのは、正式名称が「ラスパイレス指数」。
国家公務員と地方公務員の基本給を比較するための指標で、
国家公務員の給料を100としたときに、地方公務員がいくらになるかを
あらわします。
で、上の文章にありますとおり、本市の現業職(いわゆるブルーカラー
だとお思いいただければ、よろしいかと)のラスパイレス指数は、
138と国に比べて40%近く高く、
「阪神間でも全国でもトップ水準」にあります。
西宮市議会議員という私の職責からは、
まずは、この部分こそが大問題なわけで。
ただ、目を転じると、
「他都市のラスの試算値が、72市の平均で123程度、
阪神間の平均で126程度」
というところ自体が、大きな問題だと思うんですよね。
そもそも、なんで、国家公務員と比べても、
同職種に民間で従事している方々と比較しても、
ここまで高い給料水準になっているのか???
財政が云々というのであれば、それを下げるべきではないのか???
という話は、どこまでいっても、ついてまわります。
まともな民間感覚から考えると、この部分に手を入れないまま、
増税だけを実施するというのはありえない感覚だと思うわけで。
こういう話があるから、「不退転の決意」とやらに、
乗る気がせんのやろな~、と思いつつ。
こういう風に思ってる人、多いと思うんですよね、絶対。
やるべきことは、たくさんありますよ、絶対。
という話は、このへんで。
でわでわ失礼いたします。