西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「給料表の見直し」&「人事査定の実施⇒給与への反映」。これこそが適正な人事給与制度の要です!!

2015-08-04 14:16:39 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

6月議会報告用の最新版・市政報告も、ほぼ完成しました。
あとは最終校正を経て、印刷に取りかかるのみ!
駅立ちとかポスティングもそうですけど、こういう明確にゴールがある仕事って大好き。
暑い中ですけど、張り切って頑張ります!

さて前回に続いて、市の人事給与制度に関わる議会質疑のご報告の続きです。
それでは早速どうぞ。

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さて昇格しなくても給料が上がり続ける背景には、もう一点「考課および考課結果の給与への反映」に関わる問題があります。

↓資料⑥をご覧下さい。↓

国においては平成18年度から、昇給の区分をABCDEの五段階設け、勤務成績を反映した査定昇給を行っています。
また他の自治体においても査定が実施されている事例は珍しくありません。
ところが本市においては現状、級の変更を伴わない、いわゆる定期昇給について評定は行われているものの、その結果が査定に反映されているかというと、きわめて疑問です。
なぜなら
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●懲戒対象になった場合
●休職/停職などにより勤務期間が満たない場合
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等、特殊なケースを除いて、職員の給料は資料⑥で言うなら「良好」として一律に4号棒ずつ上がっていくからです。
これが各級における給料の幅が広いことと相まって「同期なら昇格してもしなくても、給料に大きな差はつかない」という現状につながっています。
しかしながら、このような現状が地方公務員法第40条において、「各任命権者は、定期的な勤務成績の評定と評定結果に応じた措置を講じること」を義務付けていることに合致するかというと、こちらも甚だ疑問です。
また前向きな職員のやる気をそいでしまったり、組織全体の意欲・モチベーションを損なってしまうという意味から、非常に大きな問題があります。

こうした給料表の構成や、査定昇給が実質的には行われていないことが、高すぎると批判を受けることの多い技能労務職の給与水準を生む、最大の原因です。
資料⑦に、昨年の市長選挙において市長が「高額な西宮市技能労務職の平均給与月額」としてマニフェストに示した数字を示しました。
↓ご覧下さい。↓


平均年齢については市と民間で大きな差がないので説明を割愛しますが、平均給与月額で比較しますと、
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●廃棄物処理従業員は西宮市の483,781円に対して民間は290,600円
●調理師は西宮市が411,784円に対して民間は259,200円
●用務員は西宮市が469,959円に対して民間が209,700円
●自動車運転手では西宮市が560,854円に対して民間は294,000円
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と、いずれも市職員の給与水準が著しく高くなっています。
市長自身が昨年の市長選挙において、この点を重要な争点の一つに据えました。
このことも踏まえ、私は、こうした現状を正すための具体的取組を早急に進めるだと考えています。

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てな感じで前振りは完了です。
というわけで次回以降は、ここまでの内容を踏まえての具体的な質疑など。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。