西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「市民の期待度が最下位の施策に力を入れる必要はない!まちたび博はやめる!!」は空耳か???

2015-11-04 16:16:14 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

先週は水曜日~金曜日まで、所属する「教育こども常任委員会」の視察で西宮を離れていました。
その間に、なんやかんやと溜まってしまった仕事の関係もあり、ブログの更新は、ちょっぴり久しぶりのような。
やや、反省。。。

と、それはさておき本題へ。
今日のお題は「まちたびにしのみや2015」です。
これ、
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●「<にしのみや>を愛してやまないガイドさんとともに、まちの魅力を歩いてめぐるプログラム」である「にしのみや まちあるき」
●「<にしのみや>ならではの本物感を体験できるプログラム」である「にしのみや まちなか体験」
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という二つのプログラムからなる西宮市の観光政策です。
(「  」内は、下のパンフレットから引用。)
しくは↓こちら↓。

まちたびにしのみや2015@西宮市HP

ちなみに、↓えらい立派なプログラム↓も作成・配布されています。



で、私、西宮市が、いわゆる観光政策に、こういう形で力を入れていることには至って批判的です。
理由は簡単で、
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●市が行っている「まちづくり評価アンケート」の結果からも、市民の観光政策に対する期待度が低いことは明らか
 (例えば、2013年に実施されたアンケートによると、『都市型観光の振興』に対する、市民の皆様の「施策の期待度」は50ある施策のうち最下位)
●市政が抱える課題が数多ある中、観光政策の優先度は著しく低く、もっと他の事業にこそ力を入れるべき!
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と考えているからです。
     ↑
【ご参考】「都市型観光の振興」は違うでしょ。@2013年5月のブログ

で、ここらへんの感覚、市長とは共有出来ていると思ってたんですよ。
例えば、彼は2013年3月25日の本議会において、以下の内容を発言しています。
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また、まちづくり評価アンケートも、事業の取捨選択には活用されていないようです。
平成21年、22年、24年と3回実施されたアンケートで、3回とも断トツの期待度最下位事業だったのは、都市型観光の振興です。
つまり、私や私の会派が批判的だとか興味がないとかではなく、この事業への予算投入を現実に西宮の住民が期待していないということが、西宮市当局の実施した調査で明らかになっているということです。
しかし、相変わらず行政方針の冒頭のほうに特出しで取り上げられ、ここ数年の目玉事業のように取り上げられていることは、極めて不可解であり、その合理的な理由が存在しません。
調査を行っても実際の事業展開がこの様子なら、全く意味がありません。

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また2013年5月13日の総務常任委員会でも、市長は、市が積極的に都市型観光政策を推進していることに関連して以下の内容を発言しています。
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これについては意見にとどめますね。
検証をしっかりしてくださいという意見も出てますよと。
それ、意味がわかってるんですかね。
もうええかげんにしてくださいと言うてるんですよ。
潮どきにしてくださいと言ってるんですよ。
つまり、別に都市型観光が憎くて言ってるわけでもなければ、大学交流をやってくださいと言ってるわけでもなければ、市の施策の中に不要な政策は一切ないはずなんですよ。
ただ、その中で何を重点にするのかというところだけの問題だと思うんですね。


となったときに、先ほど申し上げたように、例えば医療サービスの充実とか、災害、危機に強いまちづくり、子育て支援の充実、そういったところというのは、やっぱり市が現在本格的に取り組むべき、つまりほかの政策よりも優先して取り組むべき施策であることは明確だと思うんですね。
そのためこうやって特出しでお書きいただくこととか、それについての課題をわざわざ書いて、それに対する解決策を、今後5年で何していくのかということを書いていただくということはぜひやっていただきたいんです。

ただ、都市型観光をそれにまぜるなよということをずっと言ってるんですよ。
最下位ですよ。
で、ここに書いてあるのは、「認知度が低いため、理解を得るための取組みを進める」、何進めるんですか。
あれだけさんざん駅にいっぱいポスターを張って、いろんなところに横断幕をつけて、新聞にもいっぱい取材してもらって、それ以上どうやって理解を得るための取り組みを進めるんですか。
テレビCMでもやりますか。
そういうことを期待してるんじゃないでしょう。


第50位であることとか、議会で出た検証をしっかりしてくれよというのは、つまりあの政策が重点政策になってることの合理的説明がないですよということなんですよ。

合理性を欠いていますよということなんですよ。
別にこれをやめろとかじゃなくて、ほかの政策と同程度にすべきでしょうということなんですよ。
何でこれが突然上がってるんですかということなんですよ。

なので、これについての特出しの記述とかは全く不要だというふうに思います。

別に2年間やっていただいたのは結構だと思いますけども、ほかの分野だって、この2年間はこれを頑張るぞといって各所管が一生懸命頑張ってやった事業、幾らでもあると思いますよ。
それについては特に触れず、都市型観光だけ特出しで取り上げていただけるその理由がわからない。
わからないじゃなくて、ない。
なので、記述について再検証を願いたい。

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(上記の内容は、いずれも↓西宮市議会会議録↓からコピペ。)
西宮市議会会議録検索システム

仰せ、ごもっとも。
で、数ヶ月前には、はっきりと彼の口から「まちたび博はやめる!」という趣旨の発言も聞いたのですよ、私。
こちらは議事録が残るような公式の場ではありませんが。
過去に、こういった経過もあったし、こういう発言も聞いたしで安心していたのですが、実際にはメニュー増えてるし、前と同じく立派なプログラムは配られるしで、一体なにがなんだか。
・・・ひょっとして名前が「まちたび博」から「まちたび」に変わったからOK!とかやったら、どうしましょ。。。

というわけで改めて。
私は、西宮市が観光政策に積極的に取り組むことには反対です。
なにせ市長自身が言っている通り、市民の期待度が最下位の施策なんですもの。
もっと他に、力を入れるべき政策はなんぼでもあると思いますし。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。