西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「具体的な利活用計画がない土地は基本、売却!」という大方針はどこへ行った?しかも、敢えて賃料が安くなるような手法で貸し出すとか、怪しすぎる。。。

2016-09-23 19:09:41 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

女子は惚れるんですかね、これ。
男子的には「へ~んだ、イヤなヤツ~!」的な感じを持つ子も多いんちゃうかいな???と思いつつ。
  ↓
正論すぎてたじたじ・・・見た目は子ども頭脳は大人な発言8選



さて本題、現在、開催中の9月議会で報告された内容についてのお話など。
武庫川団地内に位置する高須東小学校が統廃合の対象となり、なくなったのは平成21年のこと。
その後、この旧高須東小学校跡地について、市は具体的な公共施設としての利活用計画がないことから「売却処分が基本的な方向性」という考えを示しました。
これ、昨年9月議会でのことです。
で、この方針には、私、なんの異論も違和感もありませんでした。

ところが、この話について、市は今議会で『「基本的には売却処分」という方針を転換し、当面は20年ないし30年といった事業用の定期借地等により、「資産の有効活用を図りながら保有」することとします』という新たな方針を示しました。
市の言い分は
----------
●将来的には団地全体の再整備が必要な時期を迎えるものと思われる
●その時のことを考えると、旧高須東小学校跡地を持っておくと、何かと便利!
----------
ということらしく。
でも、なんか、この話、しっくりこないんですよね。
そら、持っておけば便利!ということを否定するつもりはないですよ。
でも、そんなことを言い出すと「公共施設としての利活用計画がない土地は売却して現金を得るのが基本!」という市の基本方針は、根底から崩れてしまいます。
それじゃ、どこの市有地も保有し続けなアカン!という話になるんではないかいな、と。

「20年ないし30年といった事業用の定期借地」を考えているということは、旧高須東小学校の跡地に出番がやって来るのは20~30年後ということ。
でも、その頃には、日本国の人口は今より大幅に減っているとされています。
これは西宮でも同じこと。
  ↓
【ご参考】

  ↑
だったら、その頃には土地とかって、今よりもずいぶん確保しやすくなってると思うんですよね。
にも関わらず、いまから「持っておけば便利!」という理由で、土地を保有しておく必要があるんやろうか???と。

も一つ、おまけに???なのが、この土地について、市は待機児童対策としての保育所整備を優先して検討したうえで
----------
残りの土地を
 ・20年ないし30年の長期貸付とする
 ・既存校舎は残したまま、土地を貸付
----------
としている点です。
そもそも私は、この土地を売却するべきだ!と考えていますが。
仮に、貸し出すのであれば普通、出来るだけ高く借りてくれるところに貸そうとするはず。
にも関わらず、敢えて「既存校舎は残したまま」ということを前提にしているのって、なんなんやろか???と。
これって、どこか、そうした方が落札しやすくなる意中の候補でもあるんではなかろうか???と思ってしまいます。
もちろん現段階では、単なる、私のゲスの勘ぐりでしかありませんが。

とは言うものの、この話、どうにも納得しかねる点が多いのですよ。
上に書いたような疑問を説明に来た職員さんにぶつけても、納得できる説明は全く帰ってこないですし。
こら、議会での決算審査が終わったら、じっくり調べなあきませんね。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。