西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

市長選挙に関連して、取材を受けた内容が新聞紙上に掲載されました。というわけで、そのご紹介をば。

2018-04-09 16:34:48 | 市政全般に関連すること

今日は市内市立小学校の入学式。
次男が入学することもあり、今年は来賓ではなく保護者として参列させていただきました。
んで、その行きしなに掲示板を確認すると揃ってますね、候補者。

継続的に、このブログをご覧頂いている方には釈迦に説法的な話かとは思いますが、こちらが昨日4/8告示、4/15投開票の西宮市長選挙の候補者。
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で、こちらが同日程の西宮市議会議員補欠選挙の候補者です。
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なお、この選挙に関連して、私も取材された内容が一昨日付・読売新聞に掲載されましたので、ご紹介など。
ちなみに私の名前が出てくるのは最終段落。

以下、コピペです。
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選択の時(下)
西宮市長選を前に

西宮市議会3月定例会初日の2月20日。開会前の議会運営委員会で、松永副市長が厳しい表情で立ち上がった。「今村(岳司)市長は体調不良のため、議会を欠席します。」
前市長の今村氏は19日、「一身上の理由」とする辞職願を議員に預けて正午頃、退庁。その後、二度と姿を見せることはなかった。
「最後くらい説明責任を果たしてほしかった」
20日の議会終了後、松永副市長が記者会見で残念そうにつぶやいた。
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元市議の今村氏は2014年4月の市長選で初当選。自民、民主、公明が推薦し、市議の多くが支援する現職を破った。
市職員出身者以外が選ばれたのは22年ぶり。有権者は刷新を求めたが、議会対応の難航は必至だった。
当選後、最初の議会となった6月定例会で対立したのは、「アサヒビール西宮工場跡地」(津門大塚町)の活用策。市立中央体育館などの移転先として市が購入する従来の計画に、今村氏は「白紙撤回」を主張した。
だが、半数以上の議員が反対し、今村氏は選挙公約で掲げた県立病院と市立中央病院の統合を実現するための用地として、外郭団体が購入する案を提示。何とか議会の同意を得たが、ある市議は「思い通りにいかず、頭を悩ませているようだった」という。
   ◇
今村氏は15年3月、当時、市上下水道事業管理者だった掛田紀夫氏の副市長起用を発表。「議会の信頼が厚い掛田氏に調整してもらう狙いがあった」と松永氏は明かす。
一方で、偏向しているとみなした報道機関の取材をビデオ撮影したり、「中高生の時に校内でたばこを吸っていた」と発言し、いさめた女性市議をブログで揶揄したりした。その都度、市議会から撤回や謝罪を求める決議が出され、溝は深まっていった。
態度を改めない今村氏に議会が「レッドカード」を突き付けたのは今年1月。市長選を巡る取材で、新聞記者に「殺すぞ」と発言したことをきっかけに、田中正剛議長が「任期満了を待たずに辞職する考えはないか」と問う声明を出した。
今村氏が拒むと、市議会は退職金を減額する条例案を提出する方針を示し、3月定例会で施政方針演説の時間を設けないことも決定。「5月の任期満了まであとわずかだったが、西宮のイメージダウンをこれ以上、見過ごせなかった」と田中議長は振り返る。
   ◇
「今村氏を応援した責任を痛感している」。2月末、有権者に届いた渋谷祐介市議会副議長の市政報告のチラシにはこんな一文が載っていた。
同氏が市議時代、同じ会派に所属し、前回選では全面的に支援。だが、アサヒビール工場跡地の対応が公約に反するとの思いもあり、15年11月、たもとを分かった。
今回の市長選では特定の候補を支援しないという渋谷氏は「過激な発言で注目を浴びるのはもうたくさん。理想を持ちながらも、周囲の意見に真摯に耳を傾ける。今の西宮市にはそんな人が必要だ」という。
一人の有権者として、トップの資質を備えた人を見極めようとしている。

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私が「今村氏を応援した責任を痛感している」のは紛れもない事実です。
一方で、4年前のことを振り返ったときに「ああ今村氏ではなく、この人をこそ応援するべきやったなあ…」という思いは、今に至るもないというのが正直なところです。
(もちろん今村氏がふさわしかったと言っているのではありません。
 私から見たときに、他の候補の中で「この人こそがふさわしい!」と思える方が
 いらっしゃらないという意味なので、念のため。)

今村氏の数々の問題発言のことは一旦おいて考えますと。
例えば当時、「自民、民主、公明が推薦し、市議の多くが支援する現職」が当選していれば県立病院と市立病院が統合する可能性は0でした。
そして毎年、巨額の赤字を垂れ流し続けている市立中央病院が、
●医療機能が強化されることもない
●経営状況が改善されることもない
という状況のまま、今のアサヒビール工場跡地に移転していたことでしょう。
そして現在、市立中央病院が位置する土地は売却され、ただでも学校・保育所等が著しく厳しい状況に置かれている当該地域の子育て環境は一層悪化していたはずです。
それは当時の私にとって許しがたい方向性であり、決して適切とは言えない方向性でした。
そして、その思いは今でも間違っていなかったと確信しています。

つくづく選挙や政治は難しいものだし、一面だけでは判断しきれ
ないものだと思っています。
自分の思い通りにすべてが進むこともないし、全員がハッピーな解決策なんてない。
自分が考えていることだけが唯一絶対の正しい道なんてこともあり得ない。
自分の考えに固執しすぎれば、柔軟な市政運営などできない。
でも人の考えを聞きすぎれば、何も決めることができない。

そんな中で一人の人間として市長に求められるのは「理想を持ちながらも、周囲の意見に真摯に耳を傾ける」という姿勢でしょう。
そして矛盾するようですが「最後は自らの責任で決断し、物事を前に進めていくことができる」という能力こそが重要だと私自身は考えています。
とても難しいことですが、そんな人にこそ市長になっていただきたい。
そして、そうなることをただ求めるだけでなく、市長が妥当な意見に対しては耳を傾けざるを得ない状況を作る、そんな責務が議員である私にはある。

そう考えています。

一人の市民として、新しい市長に相応しい人を選ぶべく努力するとともに、議員として二元代表制に相応しい機能を果たすことができる力を持つべく精進してまいります。
皆さん、くれぐれも選挙にはいきましょう!
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。



PS
ちなみに私自身、最初は補欠選挙で当選して議員になることができたので、こちらも、とても気になっています。
しかるべき候補が当選してこられるよう期待するとともに、しっかり行方を見守ってまいります。