好きな作家の一人、橘玲氏の著作が文庫化されたのを機に再読。
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●いくら不可解に見えることであっても、そこにはそうなる理由がある。
●日本人から見て不可解に感じる中国の問題の多くは、あまりにも人口が多すぎ、国土が広すぎるという視点から見れば理解できる。
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という視点を最大のベースの一つとして書き連ねられたこの本、改めて読み返してみても、とても面白かったです。
中国論的な分野に興味おありで未読な方、よろしければ是非どうぞ。
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言ってはいけない中国の真実 橘玲/著
さて本題、以前ブログにてご報告したお話について、進捗があったような、なかったようなのビミョーな話があったので、そのご報告をば。
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●数年前に若竹生活文化会館の金庫からお金が盗まれた
⇒その反省を踏まえ、若竹生活文化会館では金庫の運用が見直された
●ところが去年になって、今度は同じ建物内にある若竹公民館の金庫からお金が盗まれた
⇒若竹生活文化会館では見直された運用が、若竹公民館では見直されていなかった...
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という、トホホにも程がある話があったのは既報の通り。
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【ご参考】
A課)金庫から金を盗まれた。今後、金庫で長期間、現金は保管しないようにする!→3年後:B課)同じ金庫から、今度はうちの部署の金を盗まれた...→ってなんで???@2017年11月のブログ
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ちょっと信じがたいですよね、この話。。。
てな話があったもので、こういう現状を正すには役所得意の「注意喚起!」とかではダメで、「きちんと組織立った対応を進めるべき!」とねじ込みました。
その結果「本市の事務処理の手順及び執行体制を調査・検証し、適正かつ効率的な執行を図るとともに、不適正な処理もしくは執行管理があった場合には、その原因を究明し、改善策等の検討を行い、もって市全体の適正な事務処理を推進するため」の組織である「事務処理訂正化検討会」が立ち上げられました。
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【ご参考】
金銭管理に対する認識が甘いのは役所全体の問題!というわけで全庁的な対策を始めるそうな。@2017年11月のブログ
で、検討会での議論を経て示された再発防止策は以下の通り。
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「こういう話が今更出てくること自体どうなん...」という話はさておき、これらの内容自体は妥当なものだと思っています、私。
さすがに若竹公民館では、この運用は徹底されるんでしょうし。
となると重要なのは、これを機に、若竹公民館はもちろんのこと、全庁にこの趣旨を徹底させなければならん!というところですよね。
で、その趣旨からいくと、市が示している姿勢が甚だ心許ないのですよ。
市が、この対策を全庁で進めるために行う内容は、A4ペラ1の「通知」を「各所属長」に通達するというもの。
そこに書いてある内容は「~前略~ この事案を一部の部署だけの問題として捉えるのではなく、 ~中略~ 貴所属において指導・監督の徹底を図り、適正・適切な事務執行に努められたい」というものです。
・・・ほんまに、この紙ペラ1枚送るだけで、全部署の同様の問題が正されるんかいな?
そうなるくらいなら、そもそも若竹のような事例なんか起きない気がしてしょうがないのですが。
せめて対象から一部を抽出してチェックするなどの後追いをするべきだと思うのですが、どないでしょ。
総じて、お役所って「注意喚起」「通知」「広報」の類が大好きやよな、と思うのですよ。
で、それさえやったら「ちゃんと仕事してます!」という主張をする傾向も強いように思っています。
でも大事なのはそういうことではなくて、ちゃんと実効性を持たせることだと思うんですよね。
今回の話、これで実効性が担保されているとは思えないんですよ、私には。
というわけで、この話、引き続き、追いかけていきます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。