西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

職員採用試験に関する情報公開について、市の敗訴が確定しました。というわけで、追及始めます!

2018-12-06 19:08:41 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日付・神戸新聞WEBニュースより。
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西宮・津門川白濁、魚死ぬ 市が調査、人体に影響なし

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こういう事件、時々起こるんですよね...
なんとも悲しいことだと思います。。。

さて本題、まずは昨日、市からメールにて送信された内容をご紹介。
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以下、テキストに起こします(一部、加工あり)。

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最高裁判所の決定について

 職員採用試験の結果に係る公文書公開請求について、部分公開とした処分の取消しを求める裁判(上告審)に係る決定がありましたので、下記のとおりご報告いたします。



1 事件の概要(経過)

(1)相手方が、嘱託職員採用試験(政策アドバイザー)及び平成28年度職員採用試験の受験者名簿を公文書公開請求しました。
(2)市長は、「出欠」、「席次」、「合否判定」を除く箇所については「通常他人に知られたくないと望むことが正当であると認められる個人に関する情報で、特定の個人が識別されうるもの。」また、「公開することにより、職員採用事務又はこれと同種の事務事業の公正かつ円滑な執行に著しい支障が生じるおそれがある。」として非公開とする部分公開処分を行いました。
(3)上記部分公開処分を不服とし、相手方が平成28 年3 月31 日付で訴訟を提起しました。
(4)平成29 年1 月19 日に神戸地方裁判所で判決の言渡しがあり、相手方の請求が認められ、非公開とした箇所のうち、「小論文」、「面接」、「合計」の点数を非公開とした部分の取消しが命じられました。
(5)市は、この判決を不服として控訴しましたが、平成29 年8 月30 日に控訴が棄却され市敗訴となったため、上告受理申立てを行いました。

2 決定

平成30年11月27日、市の上告受理申立てが不受理となり、市の敗訴が確定いたしました。

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前市長時代に始まった「全員面接」という市の採用手法について、私が
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全ての段階の試験に面接が入ることで、ペーパーテストがダメでもコミュ力が高いからOK!というポーズを取ることが可能になった
 ⇒斜に構えた見方をすると、「面接の配点を高くして、筆記が低かった場合の足切りもなくしたから、筆記が無茶苦茶低くてもOK!」ということも起こりうる(≒理論上、縁故採用がやりやすくなる&特定個人を通しやすくなる
②約1,000人にもなる応募者全員を面接するため大きな時間と手間がかかるが、その効果は不明
 ⇒従来の「1次は筆記、2次以降で面接が入る」という形でも面接は入っており、それほど大きな違いがあるかが謎
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という面から問題があると考えているのは既報の通り。
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【ご参考】
そこまで採用の重要性を主張するなら、過程の透明性確保に努めるのは当然でしょ?というわけで粛々と司法判断に従うべきです!@2017年8月のブログ
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今回の判決によって、上の①について検証が可能になったことは喜ばしいことですね。
もっとも、ここに至るまでの過程も含め、到底喜べるような話でないのは悩ましいところですが。

既に、市長は、この方法に拘っていた方ではなくなっていますが、問題のありか自体は何も変わっていません。
そういう意味で、過去の結果は検証するべきだと思っています。
その上で、今後の職員採用試験のあり方についても、改めて意見を述べていかなければなりませんね。
この件、しっかり調査します!

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。