市内公立小学校の卒業式があった本日、子育て支援という観点から、個人的に待ちに待っていたニュースが舞い込んできました。
というわけで今日は、そのご報告です。
昨年4/1時点における、本市の3歳以上児の保育所待機児童数は3歳児94人・4歳児32人。
こうした状況を是正するためには、幼稚園が、長期休暇期間中や午後等にも子供を預かることで、実質的な保育所機能を果たす「預かり保育」の充実が効果的だと、私は考えています。
そもそも、小学校就学前の児童数のピークは2006年であり、その後、児童の絶対数は減少傾向にあります。
加えて、就学前児童全体に占める、保育所を希望する家庭の割合が大幅に増加していることを考えると、総じて、幼稚園には余裕があるはずですから。
こうした状況を踏まえ、私立幼稚園さんに「預かり保育の充実」に協力していただくためには、私立幼稚園への補助を充実させることが効果的です。
ところが現状の仕組みだと、これがきわめてしにくいんですよね。
というのも、
-------------
●市が預かり保育拡充に係る人件費補助等を実施すると、県から私立幼稚園に支給される私学助成が減額される仕組みとなっている...
⇒結果として、預かり保育を充実させても私立幼稚園の収入は変わらない
⇒なので私立幼稚園側に、預かり保育を充実させる動機がはたらかない...
-------------
という現状があるもので。
こうした現状を踏まえ、西宮市議会は兵庫県に対して「市単独補助を実施した際に、私学助成を減額することのないよう」要望しています。
ここらへんの、も少し詳しい内容はこちら。
↓
【ご参照】
保育所×待機児童解消のために欠かせない、幼稚園の協力。だからこそ、そのための取組を進めるべきなのです!@2018年11月のブログ
で、本日の議会運営委員会において、この要望に対する県からの回答が報告されました。
結論から言うと「今後、市が、預かり保育に対する補助を行っても、県からの助成金は減額しません!」とのこと。
いや、これ、ムッチャ大きな前進ですよ!!!
↓
↑
これによって、私が主張してきた
-------------
●0~2歳の待機児童対策として、小規模保育事業の募集再開
●これによって深刻化が危惧される3歳の壁に対応するため、預かり保育に対する助成を充実
-------------
という施策の展開が可能になります。
これはデカい。。。
所管部署にも知らせたところ、情報把握していなかったようで、驚き&喜んでいました。
こら、今後の展開が楽しみですね!
しっかり見守ってまいります(^^)v
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。