西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

入札情報漏洩で役所から逮捕者が出るなんて、異常事態にも程がある... というわけで、再発防止策の詳細を確認しました!

2019-03-14 12:19:19 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

タイトルが気になり、amazonでの評価も高かったので購読。
 ↓

 ↑
---------------
●人を育てるうえでは大切な前提条件がある。それは「仕事」の内容と、その「評価」、「報酬」、「教育」の4つがリンクしていることだ。人はきちんと評価されるから、仕事を楽しいと感じるのだし、評価が上がれば、その分、報酬も上げなければならない。
●ある作業を誰にでもできるようにする「標準化」とは、やってはいけないことを決めて、作業レベルの下限を設けることだ。そして、誰でもできるようになったら下限を引き上げるということを繰り返す。これで全体のレベルは向上し続ける。
---------------
といった内容は、きわめて普遍的なものだと思います。
そして、ここら辺、もっとも市役所にかけている部分であるようにも。
携わる業種(?)は大きく異なりますが、いろんな気付きを頂きました!


さて本題、代表質問のご報告の続きをば。
今日は担当職員による情報漏えいが発覚し、逮捕者まで出てしまった入札に関する話です。
それでは早速始めます。

■■■■■■■■■■■■■■■■

【質問(再掲あり)】
入札については、担当職員が積算価格を事業者に漏らしていたという事件が複数発覚しました。
詳細は今後を待つしかありませんが、このような事態を二度と起こさないために抜本的・徹底的対策が必要なことは言うまでもありません。
(という前段を踏まえて)これらの問題の現状に対する認識と、今後の取り組みの方針は?
  ↓
【答弁】
今回、公共工事に携わる職員が相次いで逮捕されるという、あってはならない事態が発生したことについては、市政への信頼を著しく失墜させるものであり、決して許されるものではなく、改めて市民の皆様に心から深くお詫びを申し上げます。
市といたしましては、今回の事態を大変重く受け止め、2月18日に「西宮市公共工事不正行為再発防止対策委員会」を設置し、このような不正行為の再発防止に向けた取り組みを開始したところです。
この取組においては、不正行為が発生した原因の究明を十分に行い、職員のコンプライアンス意識向上に向けた対策のほか、現行の入札・契約制度等の点検・検証をおこなうとともに、工事の設計・積算から入札・契約等に至る業務における、不正防止のための有効な仕組みづくりについても検討する必要があると考えております。
また、これらの検討の過程においては客観的な視点を反映させるため、専門的な知見を有する第三者の意見を聴取しながら作業を進めることにより、透明性の確保を図ってまいります。
市といたしましては今後、二度とこのような事態が発生しないよう、市民の皆様の信頼回復と再発防止に向けて、組織一丸となって全力で取組んでまいります。
   ↓
【意見・要望】
答弁にあった通り「二度と同じような不正を起こさせないような仕組みづくり」を推進するよう要望します。
今後の対応を厳しく見守ってまいります。

■■■■■■■■■■■■■■■■

この件、不祥事発覚後の対応のユルさに愕然とした...というのは既報の通りです。
  ↓
【ご参考】
内部だけで対応を検討したってアカンでしょ。不正行為の再発防止のためには、豊富な知見を持つ第三者こそが中心となるべきです!@2019年2月のブログ

が、その後、色々と協議も進めた結果、一定納得のいく方向で今後の対応がなされることになりました。
答弁の内容にも賛同できたので、今回の質疑の内容は、ちょい辛口度控え目ですね(^^)v

とはいえ、ともすると対策自体が甘い方向に流れやすく、再発を防ぐことも出来なかった...というのが、西宮市のこれまでの実態に近いわけで。
だからこそ二度と、このような問題を起こさないためにも、しっかり再発防止に取り組んでいかねばなりません!
及ばずながら、私も、そのために精一杯力を尽くしてまいります。

というわけで簡単ながら、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。