西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

言うだけだったら、誰でもできる。大切なのは、実効性のある対策を、責任をもって推進することです!

2019-03-12 14:49:09 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

日曜日は、西宮市聴力言語障害者協会(難聴部)主催の耳の日のつどいへ。
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個人的に興味深かったのが、第二部で紹介されていた「難聴者の聞こえを支援する設備」であるヒアリングループを体験された方々の評価がむちゃくちゃ髙かったこと。
個人的には、そこまで顕著な効果があるとは...と。
しみじみ、生の声を聞くことって大切ですね。

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ヒアリングループとは???
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今後、社会全体の一層の高齢化が進む中で、耳が聞こえにくい方も、ますます増えていくはず。
そうした方々の声をくみ取り、市政に反映するべく、これからも力を尽くしてまいります!

さて本題、本日は一回飛ばしてしまった代表質問の続きをば。
それでは早速始めます。
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【趣旨&質問(再掲あり)】
補助金・給付金については昨年、NPO法人による不適切な申請・受給が発覚し、過去までさかのぼって多額の金額を納付させる事態となりました。
この事件は、
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●申請・審査書類の様式が適正な審査に耐えうるものになっていない
●現地確認が不徹底である、もしくは極めて低い頻度でしか現地確認が出来ていない
●組織・体制の縦割りが著しく、本来部署間でチェックされるべき重複した給付金が、チェックされないまま支給されている
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等、杜撰な事務処理に起因して発生した面が強いと受け止めています。
(という前段を踏まえて)これらの問題の現状に対する認識と、今後の取り組みの方針は?
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【ご参考】
市内NPO法人で明らかになった、4000万円の補助金不正受給。その背景にある、市の補助金審査体制の重大な問題とは!?@2018年11月のブログ
補助金だけではない不正受給問題。給付金についても、全庁的なチェックと体制整備を進めるべきです!@2019年2月のブログ
 
【答弁】
今回の不適正な補助金・給付金の受給事案を受け、補助金につきましては申請内容の確認体制や確認方法などについて、全庁的な調査を実施しているところです。
今後、申請内容を書類のみで確認している業務を中心にヒアリングを実施し、課題の洗い出しを行っていく予定です。

また、給付金につきましては、福祉や医療などの分野を中心に、個人のほか事業者を対象にするものなど多岐にわたっており、兵庫県や広域連合なども含めた担当部署がそれぞれの法令に基づいて審査のうえ給付を行っている現状がございます。
今後は、両副市長以下で構成する事務処理適正化検討会において、申請書類の様式や、確認体制の確保などの再発防止策について検討するとともに、再度各所管課に、同様の事案が起こらないよう改善に向けた取組を促し、適正な支給審査事務に対する職員の意識の徹底を図ってまいります。
また事業の実施と、検査・確認する部署とが異なる場合などにおいては、チェック機能が有効に働くよう、協力・連携の体制づくりについても検討してまいります。
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【意見・要望】
答弁の内容に異論はありませんが、重要なのはこれらの対策を実効性があるものにすることです。
「両副市長以下で構成する事務処理適正化検討会」は以前から存在しますが、今回の問題を防ぐことは出来ませんでした。
以前には、金庫からの現金紛失事件が発生。
紛失した部署では現金管理の運用を改めたものの、同じ金庫を使用する他の部署では運用が見直されず、またもや同じ金庫で現金紛失事件が起きるという、信じがたい事件もありました。
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【ご参考】
A課)金庫から金を盗まれた。今後、金庫で長期間、現金は保管しないようにする!→3年後:B課)同じ金庫から、今度はうちの部署の金を盗まれた...→ってなんで???@2017年11月のブログ
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示された内容に魂を吹き込むには、職員一人一人が今回の問題を自身にも起こりうることと受け止め、従事する業務のあり方をゼロベースで、真摯に考えなおすことが重要です。
二度と、このような問題が起きることのないよう実効性を持った対策が推進されることを強く要望します。

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言いたいことは、上の意見・要望で述べている通り。
重要なのは、実行性がある対策を、責任を持って推進することだと考えています。
この問題、引き続き、強い関心を持って追いかけてまいります。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。