5月18日(月)~29日(金)の平日、市内公立小学校の校庭開放が実施される旨、連絡がありました。
登校可能日と併せて実施されるということなんでしょうね。
↓
【ご参照】
【速報23】市立学校園の休業期間が5/31まで延長されます! & 今年4/1付の保育所待機児童が過去最高を更新しました...@2020/4/28付ブログ
↑
なお校庭開放の詳細は5/14以降、各校HPにて確認できるとのことです。
まずは情報提供として。
で、この機会に各校のHPを覗いてみたのですが、基本、学習支援的なページが設定されているようですね。
この状況の中、各校、なんとかできる限りの対応をしていきたい…という思いが見えますし、それぞれの学校が創意工夫を凝らしているな…とも思います。
なので、いくつか例としてリンクを貼りつつ紹介させていただこうかとも思ったのですが、
-----
●見た限り、各校とも「このホームページに関するすべての著作権は×××学校に帰属します。無断転載や、無断でリンクを張ることを禁じます。」趣旨が明記されている
●各校をあしざまに比較したり、個別攻撃をしたいわけではない
-----
ということで、やめておきます。
とはいうものの、ちょいと思うところがありまして。
上に書いたとおり、各校それぞれ工夫を凝らしているのは分かるのですよ。
が、「学力保証・向上」という観点からは、各校別々に対応するのではなく、
-----
【市教育委員会としての対応】
●授業風景の動画配信(インターネット環境がない家庭についてはDVD配布等も含めて対応)
→授業の理解度を確認するための資料・プリント等を作成
【各学校での対応】
●市教育委員会が一括作成した授業ツール・プリントを利用して、各生徒の理解・取組の状況を確認・把握
→苦手個所の確認や、それを踏まえての指導に力を入れる
-----
という形の方がいいのでは???と思うんですよね。
学校に求められている様々な機能のうちでも、
-----
●学力の保証・向上
●社会性の育成
-----
の二つは、とても大きなものだと思っています。
一方で、ぶっちゃけ学力の保証・向上という観点からは
-----
●先生によって授業・教え方のうまい・下手がある
●学校・学年ごとに作成された宿題・資料等の質・量に大きな差がある
-----
という問題があると思うんですよね。
少なくとも、5月末までは学校の休業は続くものと思われます。
加えて、一旦学校が再開されても再度、休校となることも十分考えられるでしょう。
ならば、それを前提に、西宮の子供全体のための学力保証策を講じる!という観点から、効率よく、かつ質の高い学力保証・向上策を提供することを考えるべきだと思うんですよね。
公教育については、
-----
●就学前の段階から、保護者はもちろん周囲の人間関係・住環境等々、様々な面で教育格差が存在し、それは結果として現れる子供の学力にも大きな影響を及ぼしている
●本来、公教育には、こうした経緯を経て生まれる学力格差を縮小する役割が期待されているが、実際には、そうした役割を果たすことが出来ていない
-----
といった指摘もされています。
である以上、オンライン授業が実施されれば、それですべてOK!という話でもないと思うんですよね。
↓
【ご参考】 学力格差×ちくま新書
個人的に、オンラインでの取組みが、より分かりやすく効果を発揮するのは
-----
●友達との触れ合いがなく、寂しい・不安
●学校がなくなっていることによって、生活リズムがぐちゃぐちゃ
-----
という状況に対してだと思っています。
そういった観点からも、以下のような取組みはおもしろいな…と。
↓
【ご参照】
PTA有志による「オンラインあさの会」日本橋小学校・幼稚園ではじまる@中央区民マガジン
個人的には、学校の役割・求められているものが根本的にかわる、今がそんな時なのかもしれない…と思えてなりません。
ならば、この機会に、公教育が本来求められている役割を、より高い水準で果たすための取組をこそ進めるべき!と思うんですよね。
仮にオンライン授業が実施できるとしても、それ自体が目的ではない。
重要なのは達成したい目的を明確化したうえで、ツールとして活用することであるはず。
一過性の対策ではなく「文教住宅都市」「子育てするなら西宮」を名乗るにふさわしい、市としての取組を進める機会としてもらえれば…と思っています。
というわけで、今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。