芦屋市長が市長選挙の際、公教育の改革を強く訴えていたのは、有名なところ。
一方で、児童生徒の特性や能力に応じた「ちょうどの学び」の提供というのは、なかなかハードルが高いのでは???と感じていました。
そういう意味で、専門的な知見を有効に活用しようとする、こういった試みは非常に興味深いですね。
日本経済新聞が、こうした地方自治体の取組を報じるのも、やや珍しいような...
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兵庫・芦屋、教育改革で東大院と連携 教員育成や研修 - 日本経済新聞 @2023/9/13付・日本経済新聞WEBニュース
翻って、我が市の教育大綱のことを考えると、嘘寒い気持ちを拭えません。
しみじみ、それによって何かが変わったとか、それを契機になにかを変えようとしたとか、具体的な取組が始まったとか、そういうことはないように思えてならないんですよね。
ただ手間をかけて作り、見直しただけになっている気がしてならない...
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【ご参照】
このご時世に、教育大綱を改定する意味はありますか?せっかく手間暇かけた以上、活用されることを願うばかりですが… @2021年3月のブログ
ちなみに関西圏で、専門的な知見を活用して教育改革を進めていった事例として有名なのは、茨木市だと個人的には思っています。
常々その取組を羨ましく見てきましたが、お隣の芦屋市でも、こうした取組が進められるのは実に興味深い。
西宮でも、そういう前向きな取組ができるといいと強く思うのですが。。。
さて本題。
西宮市立保育園では、子供たちが園で使用した紙おむつを保護者が持ち帰る運用になっていたことについては過去、継続して、このブログで取り上げてきました。
この運用について、保護者から「なんとかならないものか…」という声を頂いたことを受けて、
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●2021年6月議会で「感染症予防や保育士の負担軽減という観点からも運用を見直すべき!」と提案
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●指摘を受けて、市が保護者を対象としたアンケートを実施
→回答者のうち80%近い方が「園処分を希望する」との意思を示す
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●その後、行われた試験導入の結果も、極めて良好♪
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という経過を経て、公立保育所全園で使用済おむつを保護者が持ち帰ることなく、園で廃棄する運用にかわったのも既報の通りですね。
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【ご参照】
●公立保育所全園への保育支援システム導入&おむつの持ち帰り廃止(=園での廃棄)が決定しました! @2023年2月のブログ
●使用済みおむつは、保育園で廃棄する方向に大きく前進。これは実現してもらわないと! @2022年10月のブログ
一方で、この話は、あくまで公立保育所だけの話。
市内で、保育所に子供が通う家庭全体のことを考えるなら、当然、私立保育所のことをはずして考えるわけにはいきません。
というわけで、こちらについても検討を進めてくれた結果、同じく本年度から園廃棄を実施する民間保育所に対して、実費相当額である児童1人当たり月額400円を上限に補助が出ることが正式に決定・通知されました。
具体的な内容は、こちら。
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これで多くの保育所で、使用済みおむつの園廃棄が進むことと思われます。
大変よい感じですね♪
この件、ご意見をお寄せ下さった方々はもちろんのこと、担当部署が指摘を真摯に受け止め、前向きに対応してくれたからこそ、こういう展開になったものと受け止めています。
こういう風に、いろんなところで前向きな取組が進むといいですね。
私も、そのための一助となることができるよう、引き続き、様々な角度から現状の改善に取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。