以前、市政報告でもご紹介した「特殊詐欺被害防止のため、70歳以上の方(又はその方と同一世帯の方)を対象に、固定電話機に外付けする自動通話録音機を無償配付します!」という話、詳細が確定したとのこと。
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【ご参照】しぶやの市政報告73号@2023年3月発行
去年1年間の西宮市内での特殊詐欺の被害は126件と、兵庫県内で神戸市に次いで2番目に多かったそうです。
加えて、被害者のほとんどはご高齢の方なので、こうした取組を進めることは重要と思います。
対象の方で、ご心配な方いらっしゃいましたら、是非この機会にご検討ください!
なお、具体的な内容はこちらでご確認いただけます。
(受付は7/13から来年2月末まで。)
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西宮市自動通話録音機無償配付事業@西宮市HP
と前置き的な広報をした上で、本題の一般質問のご報告の続きですよ。
お題は、公衆トイレの建替え・維持管理・廃止等についてです。
それでは、どうぞ!
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【質問①】
公衆トイレ建替のため、今後、十億円単位の費用が必要となる。
また維持・管理のために毎年、多額の費用が発生している。
現存する公衆トイレの利用状況等を確認した上で、今後の建替え方針・計画を示すべきと考えるが、どうか?
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【答弁①】
土木局が所管する公園トイレは、広域からの利用者が多く滞在時間が長い大規模な公園を中心に、公園利用者の利便性等の確保を目的に設置しております。
また現在、施設の老朽化及びバリアフリー化に対応するため、築30年以上を経過したトイレを対象に、平成29年度から順次建替えを進めており、6年間に16箇所の公園で改築を実施いたしました。
今後、建替えが必要な公園トイレは、101箇所の内、改修済みと簡易トイレを除く68箇所あり、議員ご指摘のとおり、全てを改築するには、相当の年数と費用を要する課題があります。
また、維持管理においては、年間約1億円の費用を要する清掃等の業務に加え、施設の老朽化や、故意にトイレを破壊するなど一部の不適切な利用による修繕等により、維持管理費が年々増加しております。
公園トイレの他にも、阪急夙川駅前等、不特定多数の利用が見込まれる場所において、環境局が公衆衛生の確保等を目的とした公衆トイレを、市内4箇所に設置しております。
これらの施設においても年々老朽化が進んでおり、特に、築後62年を経過している社家町公衆便所については、早急に今後の方向性について検討する必要があると認識しております。
また、時代の変化もあり、周辺に利用可能なトイレが少なかった、設置当時と比較いたしますと、必要性が低下しているトイレも存在すると思われます。
こうした課題がある中、議員ご指摘のとおり、既存施設の必要性や、利用状況を踏まえた改築及び維持管理が重要と認識しております。
そのため、先ずは各公衆トイレにおける利用者数や利用属性などを把握する調査を実施し、それぞれの特性や建物の状態を勘案しながら、既存施設の必要性について整理し、公衆トイレの建替えや維持管理のあり方について検討してまいります。
【質問②】
アセットマネジメントの推進・維持管理費削減という観点から、将来的に建て替える可能性が低く、現時点での必要性も低いと判断されたトイレは、一定の周知期間を経た上で、早期に廃止するべきと考えるがどうか?
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【答弁②】
先にお答えしました建替えや維持管理のあり方検討の中で、必要性が低いと考えられる公衆トイレの早期解体も含めて、検討を進めてまいります。
【まとめて意見・要望】
前提として、私も必要性・重要性が高いトイレは残すべきであり、必要があれば改築も進めて、住民にとって暮らしやすい、気持ちの良い環境を守っていくことが大切だと思っています。
しかしながら
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●建替えのために今後、多額の費用が必要となること
●日常の維持管理にも多額の費用を要していること
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を考えれば、個別のトイレの状況をきちんと把握し、今後のあり方を具体的に示すことが重要です。
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●利用者数や利用属性などを把握する調査を実施し、それぞれの特性や建物の状態を勘案しながら、既存施設の必要性について整理し、公衆トイレの建替えや維持管理のあり方について検討してまいります
⇒そういった検討の中で、必要性が低いと考えられる公衆トイレの早期解体も含めて、検討を進めてまいります
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とのことでした。
ご答弁の方向で進めて頂くよう要望します。
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質疑もう一件ありますが、そちらについては色々と書きたいことがあり、ちょっと長くなりそうなんですよね。
なので、そちらについては次回以降で、また取り上げたいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。