西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「20年で達成するはずの中間目標は実現できませんでした。今度は50年後の目標目指して頑張ります!」って、なんちゅう無責任な。。。

2019-05-31 12:35:14 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日で5月も終わりですね。
すっかり暑くなって、水草も伸びること、伸びること...
 ↓


さて本題、少々飛ばしてしまっていた3月議会×代表質問のご報告の続きです。
今日は、市が保有する施設の総量縮減についての話です。
それでは、どうぞ。
 ↓

【質問】

市は「公共施設マネジメントのための基本的な方針」の中で、施設の総延床面積について、
-----
●平成21年度の総延べ床面積を基準に、
 →方針を策定した平成24年度から20年間で10%以上
 →50年間で20%以上削減する
-----
という考えを示しています。
新年度には計画基準年から10年、方針策定から7年が経過しますが、近年では第二庁舎の整備や中央体育館の建替等、施設総量の増大に直結する施策が目立ち、施設の総延べ床面積は「20年間で10%以上」「削減」どころか、むしろ増大する方向にあると感じています。
このような現状を改め、目標を達成するためには具体的なスケジュール・計画が必要です。
加えて「20年間で10%」という削減目標自体、当時、西宮市の施設保有面積が他の同規模自治体より10%程度大きいことから導き出された数字でしかなく、他市においても施設保有面積縮減の動きが進む中、20年間で10%削減が目標のままでよいのか?という点も疑問です。
そこでお伺いします。

公共施設マネジメントの現状・他市との比較と、これに対する市の見解はいかがでしょうか?
道路・橋梁・上下水道の都市インフラについてもご説明ください。
 ↓
【答弁】
~略~
平成29年度末の施設総量は約161.9万㎡で、市営住宅やごみ処理施設などにおいて約2万㎡の縮減を進めてまいりましたが、小学校の新設や増改築のほか、こども未来センターや留守家庭児童育成センターの整備などにより、平成21年度末時点の約160.05万㎡と比較すると、床面積で約1.85万㎡、割合にして約1.16%の増となっております。
~略~
当面は、中央運動公園の再整備事業をはじめ、防災・危機管理機能や消防力の強化など、かねてからの懸案であった機能の拡充や改善を目的とした施設の建替え更新のほか、引き続き、学校施設の増改築事業も予定していることから、平成44年度までの中期目標である10%以上の縮減目標の達成は厳しい状況となっております。
~略~
 実情に即した中期目標の見直しとあわせ、長期目標である平成74年度までの縮減目標20%を達成するための方策について検討を進めていきたいと考えております。
~略~
他市との比較についてですが、「公共施設マネジメントのための基本的な方針」で比較した、本市を除く25の類似都市について、財産に関する調書をもとに市民一人当たり床面積を比較すると、平成21年度末時点では25市の平均が約2.90㎡、平成28年度末時点では約2.93㎡となっており、都市によって傾向の違いはありますが、全体としては若干増加している状況となっています。
 一方、本市の市民一人当たりの床面積は平成21年度末時点で約3.31㎡、平成28年度末時点では約3.27㎡で、この間、床面積は増えているものの人口も増加傾向にあったことから、市民一人当たりの床面積は若干減少している状況となっています。
 
最後に、インフラ系の公共施設に関するマネジメントの取組みですが、道路・橋梁については、総量の縮減や統廃合が困難な施設であるため、長寿命化や維持管理経費の削減といったライフサイクルコスト削減のための方策を講じながら、安全性を優先した計画的な維持管理を実施することとしており、道路管理者において策定している橋梁の長寿命化計画や舗装に関する修繕計画に基づき、施設の適切な維持保全に努めてまいります。
また上下水道施設については、人口減少など社会情勢の変化により水量の減少が見込まれることから、施設の一部広域化や統廃合などによる適正な施設規模の検討を進めているところであり、維持管理経費の削減を図りながら、安全・安心に配慮した施設整備に取り組んでまいります。


要するに、
-----
●20年後の目標は実現できません!
 50年後の目標を達成できるように頑張ります!!
●依然として、本市の市民一人当たりの床面積は他市と比べて10%以上多いままです!!!
-----
という感じですね。
なんとも無責任な話やなあ。。。

この質疑、まだ続きがあるのですが、そこらへんを上げていると長くなりすぎるので、今日はここらへんで終わりにしておきます。
それでは失礼いたします。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
民営化 ()
2019-06-03 16:52:19
嘱託調理員の方が来年度より会計年度任用職員としての雇用形態になり年収50万程アップし、民営化しないことが決定している。
仕事のない長期休暇中の出勤と仕事は15時前には終了しているが収入増の為勤務時間も長くする。と聞きました。
西宮市の厳しい財政が・・と言う前に考えるべきです。
尼崎市は民間会社の自校給食で西宮市より凝った献立です。
献立・給食日数・人件費・不祥事の件数など比較調査し市民に問うべきです。
西宮市は調理師免許が採用条件にありませんが民間会社は調理師・栄養士免許が必要です。
西宮市は給食調理員に350万の年収を払うほど豊かなのですか
返信する
コメント頂き、ありがとうございます。 (しぶや祐介)
2019-06-04 14:38:06
>輝様

会計年度任用職員の制度導入に伴い、何がどう変わるか?と言った点については、今のところ詳細は示されておりません。
現在は、市当局と組合で諸々協議中...といった段階のようです。
一方で制度導入にあたっては私自身、疑問に思っている点も多々あります。
この問題についても、厳しい姿勢で対峙してまいります。

さてコメントの趣旨は、大きくは「給食調理自体を民間委託するべき!」というご意見だと思います。
私自身、そうした考え方に立っており、その方向での指摘・提言等、続けてまいります。

コメント頂き、ありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。