本日の議会にて、「アサヒビール工場跡地問題特別委員会」の立ち上げが決まりました。
委員会立ち上げの理由は「アサヒビール工場跡地問題について、議会として効率的かつ機動的に調査・審査するため」。
で、一回目は7/9(水)の午前9時30分から開催されることになりました。
うちの会派からは私が委員として出席することに決まりましたので、あわせて、ご報告いたします。
この委員会設立は、こちらでご紹介した決議が採択されたことを受けた流れの中でのもの。
なお、委員会設立に当たっては
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●そもそも我々・蒼士会は、アサヒビール工場跡地の購入に反対しており、委員会を設立する必要を感じない
●しかしながら議会の大多数が「委員会を設立し、熟議を尽くすべき!」という立場にある以上、委員会の設立に反対はしない
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という意見を述べた上で、設立に賛成しました。
我々は議会人ですから、賛成の立場であれ反対の立場であれ、議論を尽くすことは大切なわけで。
で、ついでと言ってはなんですが、議会人としての話を、もう一つ。
「今村新市長が誕生したことで、『アサヒビール工場跡地の購入を進めるべきではない!』という市民の意思が、ハッキリ示された。
にも関わらず、議会が、いつまでも『アサヒビール工場跡地を購入するべし!』と主張しているのは民意の無視だ!
議会は、さっさと意見を改めるべき!!」
という趣旨のご意見を頂く機会が、とても多いと感じています。
お気持ちは、とてもよく分かります。
が、そこは、ちょっと待って頂きたいのです。
例えば、の話ですが。
市長選挙で前市長が当選していても、私はアサヒビール工場跡地の購入に反対の立場を貫いたと思います。
あれだけの論陣を組んで徹底的に闘ってきた以上、そうでなければおかしいわけで。
が、上のご意見というのは、言うなれば、選挙が終わったら、
「いや~、もうね、ずっと前から市長が仰る通り、アサヒビール工場跡地は買うべきだと思ってたんですよ!!」
てな感じのことを私に言え!というのと同じ話なわけで。
それは、ちょっときつすぎる話やな、と。
それって、「ほな今まで言ってたことは、なんやねん???」という話ですし、「そんなんやったら議員なんかいらんやん!!」という話でもあるわけで。
今回の市長選挙において、明確に新市長を応援していた議員は、私も含め3名だけでした。
これに対して、前市長を応援していた議員は約30名。
前市長を応援していた方々が「アサヒビール工場跡地を購入するべき!」という主張をされるのは、むしろ当然のことです。
で、そうである以上、「アサヒビール工場跡地を購入するべきだ!」と主張される方が圧倒的に多くなるのも、これまた当然のことです。
考え方や立場が違うだけで、そう主張している方々も、私達と同じく、その方が西宮のために良かれ、と思って主張されているはずですから。
だったら「アサヒビール工場跡地を購入するべきではない!」と考えている側がやるべきことは、むちゃくちゃシンプルです。
要は、議会の多数派が「アサヒビール工場跡地を購入しないと、こんな問題が発生するのでは?」と思っているであろう要素に対して、きちんとした対案を示すこと。
具体的には、
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●市立病院と県立病院の統合を、実現に向けて進めることが可能であること
●市立病院と県立病院の統合が実現した場合、アサヒビール工場跡地を購入しなくても「ここに建てられます!」という土地があることを示すこと
●アサヒビール工場跡地を購入しなくても、中央体育館・消防署が建替可能であると示すこと
●アサヒビール工場跡地を購入しなくても、跡地が乱開発されないですむ具体的な対策を示すこと
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というところかと。
委員会の設立は、こうした議論を深めていくための、とても良い機会だと思います。
それは間違いなく、よりよい市政を実現するためにも重要な話であるわけで。
繰り返しになりますが、是々非々です、私。
誰が言おうが良い話は良いですし、ダメな話はダメ。
納得できるところはできるし、足りないところは足りない。
そこを徹底的に議論するし、最後は現実に基づいた解決策を実施するしかない。
ただ、それだけの話だと思っています。
なので、そういうスタンスで、この問題にも取り組んでまいります。
引き続き、頑張ります!