四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

命理は「極めれば水火」

2012年07月24日 21時57分56秒 | インポート
 先日のプリンスメロンを切ってみました。味も甘くて美味しかったです。マスクメロンには負けます。
★難易度Ⅰ
 久々に本日命です。7月24日生まれで見てみましょう。
  壬辰
  丁未(土)
  丙戌 
  〇〇です。
 3柱では天干の丁壬干合して無効。かんたんには
  〇辰
  〇未
  丙戌
  〇〇  感覚です。
辰は湿土ですが、丙火を洩らすには遠いです。丙火は燥土に守られてはいます。〇〇の時干支は非常に重要となります。陽干ですし、ここはやはり根がほしいので巳、午の刻がいいとは思いますね。かと言って、
 ア壬辰
  丁未(土)
  丙戌
  甲午 となれば、あまりにも火燥土が気になります。これでは大運が逆行すれば、第一、二運は丙午、乙巳ですから、火燥土からの金の部位にはかなりの注意が要ります。火燥土の忌とはアトピー、喘息を始めとする呼吸器系です。また女命なら、婦人科系での生理不順などは避けられないのでは・・・と。

 でも根はほしいです!!なぜかというと大運の水運にはこれがまた先日の本田美奈子さんと同じく未、戌の燥土が納水して喜のはずが、転弱を畏れなくてはならなくなるのです。燥土に守られた火日干の命は要注意ということになります。しかしこの命は本田美奈子さんの命よりは良いです。年柱が違いますね。やはり八字全体でみると年柱は日干には無効でも八字全体がその人の生命エネルギーですから、その作用を無視はできません。湿の気を欲する命には壬辰年柱は喜神です。八字の位相を少しは上げています。

 さて、では癸巳であれば・・・
 イ壬辰
  丁未
  丙戌
  癸巳  ですが。
癸官殺は八字では水源も根もなく巳火に煽られて弱です。ですが、年運ででも亥(巳と相打ちとはなりますが)、子年にはしっかりしますので日干が強であれば、喜の官殺となることが可能です。調候的にもよいでしょう。弱の癸でも無視はできませんね。

 では本日、ペアーレ講座でした命と重なりますが、
 ウ壬辰
  丁未(土)
  丙戌
  己亥 では、どうでしょう。

八字の燥湿は十分です。日干は明らかに弱です。時干の己に丙日干は洩れます。亥水も弱ながら、戌に納水され、戌中の辛金も浮き出て、湿土生金され、さらに辛金は生亥水です。土金水と流れが転々とします。

 ウのような命であれば、金水運は忌ですね。木火の運が喜となります。
このようにみていても火と燥土の関係は複雑です。燥土は常は火の居所であり、火側のようにみえますが、一旦、水が入れば、一気に水側になってしまいます。
 土を火に寄せて考えていくのは無理だということはここでもわかります。最新四柱推命理論では火は「四隅にある」というのが正しいと言っています。「極めれば水火」であるといつも陽先生は言われます。水火不離の論理もよく語られます。聞き流してしまうとそれまでなのですが・・・・このあたりに命理の真髄があるのです。深いです。命理のトンネルの先はますます遠くなります。
本日の例などは単純な例ですので講座生の方々は頭の隅に置いておいていただきたいと思います。

 命の良し悪しは位相という言葉で言いますが、これがもとより高いに越したことはないのですが、高ければ、後の運で忌神運となっても実際は「やや忌」か「平運」くらいで済みます。
 本日は時干支の絡みでずいぶんと喜忌が違ってしまう例でした。
 

★「実践四柱推命」四柱推命はこうしてみます!のP222をご覧ください。水火不離からの土について述べられていますよ。
コメント
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