四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

鑑定に際して・・・・・

2013年12月01日 16時20分39秒 | 詩歌
 土佐の栗焼酎。ほんのりまろやかです。私、お酒は弱いのですが・・・・何故か、呑み助だと思っている人がいらっしゃいまして、お土産に頂きました。

★フリートーク

   ピーヒョロと トンビ舞うかな 冬山の 背を吹く風に 身を委ねつつ

里山は紅葉して暫し経つのでしょうか、小径は紅葉に染まっています。心なしか今日は風が冷たく、瀬戸の内海(うちうみ)から吹き上げてきます。指先まですっかり冷えてしまい、夫の後ろについて歩きながら空を見上げますと、すっかり季節が過ぎてしまったものだと二人で感慨に浸ります。夏山で蜩(ひぐらし)が哀しいと思ったのもついこの間のことのようです。今日は、トンビが数羽、舞っています。ピーヒョロ、ピーヒョロ・・・悠々と空に翼を拡げて、あたかも風に身を任せているかのようです。時折り、鳴くのですが、お互いの確認でもしているのでしょうか?・・・・大気の流れに逆らわず、大空を舞う・・・千の風ってこれかも・・・・と思ってしまいました。久しぶりに、「時間は流れている」・・・と思わされた一日でした。(飯野山にて 詩子)

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 さて、話はまた先日の話題に戻ります。先日、赤ちゃんの取り違え事件の八字に触れましたが、命理的には興味深いということでした。同じ八字なのに環境が違う、どう違うのか・・・本当のところ、事象を知りたいですね。けっして興味本位ではなく・・・です。
特に裕福な家庭にいて、例の八字というのはどんな事象になるのか・・・ワイドショーなどの根拠のない話でもアッと思ってしまいます。なるほど!!みたいな話がどんどん聞こえてきますね。事実かどうかわかりませんが・・・実際には、その人の環境の中に入ってみないと外からはわかりませんでしょうね。

 まず、兄弟が仲良くできていての事象(今回の訴訟など)ではない。父親との問題はあるはず・・・金銭が原因での問題のはず・・・妻の問題かもしれない!!などなど推察は可能ですね。もちろん、ここでもいい加減な推測はできませんが、これは間違いないところではないでしょうか?全部ヒットすることはなくても、このうちのいずれかは事象にあるはず・・・というのが八字と大運をみての推察です。ここまででしょうね、できるのは!!

 鑑定などでお会いすれば、もっと深く指せますが・・・(笑)。鑑定というのは八字を看て、当てるものではなく、ご本人と会って、環境を伺ってから、鑑定すべし!!と陽先生はいつもおっしゃっていました。さらには家族の八字を看て、必ず照らしてみないと本当のところはわかりません。そのことを証明しているような八字であったと思いますね。

 ここまですれば、大概は想像が付くものではないでしょうか?依頼人も嘘はつけないと思います。ま、命理ですべてを読んでやろうなんて、奢ってはいけないということでもありますが・・・。

 例えば、ある人の八字を看たとき、絶対に離婚劇に発展するはず!!と推してみてもそうはなっていないこともよくあります。何故なのか!!いつも簡単でした。それは絶対に離婚したくないという信念があるのです。何がそんな信念を持たせるのか不思議に思うでしょう?それも事情を聞けば、わかることが多かったのです。簡単です。「自分には父親がいなくて、子どものころからその苦労をよく知っているので、どんな不適切な父親でも子供から父親を奪ってはならない!!」という信念へと発展したケースがあります。また、ある人はバツイチになったことがあって、その際に第一子を身を切られるような思いで手放した経験があるとき、二回めの結婚でもそのような危機に巡りあいましたが、二度と子供と離れたくない!!という強い信念。また母親のいない子を二度と作ってはいけない!!と思ったそうです。やり通せばやっていけるものだと・・そう思います。それでも事実、夫婦が破たんしてしまって形ばかりの夫婦ということもありますし、うまくいったときは「波風を乗り越えて味わい深い夫婦」になっていることも事実、あります。

 そういうわけですから、ご本人の本根のところは絶対に聞くべきだと思う!!・・・ということ。そして対面しての鑑定でないと本当の鑑定はできないということになります。単に八字だけを送って来られて、「やれ!!」というのは無謀だということですね。

コメント
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