四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(乙日干巳月火旺生まれ)

2014年05月14日 21時33分07秒 | 命理
 ヒメヒオウギが咲きました。

★難易度Ⅱ
本日、乙酉日です。2パターンの解明を・・・!!

甲午
己巳
乙酉
丁丑 です。

日干乙は巳月火旺の生まれです。乙日干に寅卯の根はなく、唯一頼りとするのは丑中の癸水です。癸水は酉金の水源あって日干乙を滋木培木します。日干は月支の巳によく洩らします。時干の丁にはやや洩らすかという程度。年月干の甲己の合は陰陽の剋で双方減力しますが、残って固有の干。生剋制化します。年干の甲は日干乙には遠隔で無情で巳午を生火する作用が大です。八字は食傷の火が旺じており、日干は極弱と看ます。旺火は月干の己土の湿土に納火されますので己土は調候代用となり喜の作用とはなります。ですが丑中の癸水の印あって日干は我を棄てることはできませんから、普通格局として子平を適用します。
 日干弱
 用神:丑中癸
 喜神:水木
 忌神:火土金
 閑神:なし
 調候:壬癸

大運逆行運は戊辰 丁卯 丙寅 乙丑 甲子・・・と第一運が問題ですが、後は喜神運です。日干弱での木火の病など疲弊しやすい体質となるやもしれません。通変的には食傷財の忌はあるかもしれません。
順行運は庚午 辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥・・・となりやはり第一,二運は厳しいと見えます。

次に・・・
 甲午
 己巳
 乙酉
 丙戌 としましょう。
この八字でしたら、乙日干は印の生すら望めません。もちろん年干の甲木は幇も望めません。こうなりますと日干は日干以外の五行に従する以外に手はありません。巳午の食傷が旺じ、時干に丙が透ります。土の財は戌と天干の己が透ります。そして酉金です。もっとも旺じるのは火の食傷です。
問題は巳午の団結と酉の剋の気勢があって、火土金と流通はしません。この八字の病となりますでしょう。火金の病です。病というのは命理用語では八字の欠点のことです。もちろん、病源となることもあるでしょうし、性情面にでることもあるでしょう。また食傷と官殺の剋ですから、事象として食傷と官殺の事象となることもあると看ます。そして最終的にこの八字の位相がすべてを決定するとみたらいいのです。
 従~格としてみて、火金の問題は流通を成しませんので湿土が火と金を通関することが最も良いと言えます。しかしこの配合では難しいかと・・・
ともかく・・
 喜神:火土金
 忌神:水木
 調候:壬・・・格は破となるので問題ではあります。
こういったものは棄命従旺格の部類です。食傷に従するなら従児格、財に従するなら従財格となります。本日提示のような八字は従児とみるには土も強いので無理です。こういった八字の多いことは百も承知ですので、研究課題としています。今の詩子的には普通格局としての解明は無理だという前提での解明を進めています。これ、本音です。
コメント
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