飯野山にて。自撮り写メです(笑)。さらに元気になりました。
途中の緑濃い中に楚々と咲く野の花も目を惹きます。頂上には藤棚が満開でした。
☆命理
さて、万緑の季節も真っ盛りですね。里山に登れば、勢い緑に包まれてしまうほど初夏の木立は緑を増しております。先日も夫と仲良く飯野山に登ってきました。一歩、一歩、登ることを楽しめるようになってきました。また、ゴールデンウィーク真っ最中ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?良いお天気で行楽日和かと・・・・
私たち夫婦は毎日が日曜日のような日々を過ごしておりますが、娘夫婦たちが休日ともなれば、それなりに賑わいを楽しめるものです。本日は恒例のガーデンパーティ。前日から夫がヒマに任せて準備をしておりました。暑くても雨降りでも簡易テントは便利なもの・・・特に私は日避けがなくてはたまらないのでうれしいグッズです。お肉はやはり外で焼いて食べるのが美味しいですね。
さて、本日は戊寅日です。あまり好みじゃない戊日干ですが日支寅の喜忌にも注目しながら看てみましょう。
乙未
庚辰(土)
戊寅
壬戌 としましょう。
日干戊土は辰月土旺の生まれということで、陽理論では「禄刃格に殺」、つまり陽日干には陽官殺の剋を最喜とするとされています。陽日干が月令を得ていれば、日干強の可能性が高いので必然的に陽干には陽干の剋を求めるというのが干の特性です。
これは一応、理想形ですのでまずは八字の生剋制化を看て日干の強弱判定をきちんと見ることが第一段階です。パッとみますと戊日干は月支の辰、年支の未、時支の戌と3根ですのでこれは強であろうと思います。日干が任じるのは月干の庚金、日支の寅、そして時干の壬水です。数値計算はせずとも日干はやや強かと見うけます。
では、もっと詳しく看てみましょう。日干やや強ですのでまずは寅支がどのように作用するか、つまり寅中の甲木が疎土開墾できるかどうかということです。干の特性から地支は天干は剋せませんが、地支どおしは生剋制化できるとなっています。陽理論では地支の剋は冲のみとされており、他の五行の剋は、剋とは言わずに「気勢」として剋をみているのが現実です。寅中の甲木と天干の甲木では作用が全く違いますから、これは初学からお分かりのことと思いますが、改めて看てみるといいかと思います。日干やや強ですから寅中甲木が辰中戊土と戌中戊土に対して何の作用もないとみるのは早計です。気勢であれ、なんであれ、近貼して木剋土の形であるのですから「剋の意」はあると看たらいいと思います。冲には劣るという感覚でしょうか!!!却って、ここに剋の意を見ないで無視することのほうがおかしいのではないかと・・・最近、思っています。
長々と書いていますが、結論としましては、寅中の甲木は日干の戊土は剋せませんが、地支の辰と戌には作用があると看るべき・・・ということです。日支配偶支は喜の寅木となります。一方で月干の庚金は乙と干合ですが、双方減力して固有の干として作用できます。よって斜めですが、庚金は日支寅を制しますので寅はやや減力するのと縛りがあって自由に辰と戌に作用できるというものではないこともわかります。
次に日干戊土の燥湿ですが、もともとは燥土ですが、時干に壬水あってわずかでも湿の気を帯びますので生金可能という感覚です。そうしますと戊土日干は月干の庚金にも洩らします。また戌中戊土も湿の気を帯びておりますので、戌中辛金を生金して生壬水と日時干支の間にはわずかに食傷生財の流が見られます。
最後に年月干支に着目しますと、辰中乙木は余気ですので取るに足りないものですが、丙火なく乙木は湿木であり未中丁火への生火はないものとみます。天干の庚金の剋は受けるのでさらに減力です。そして年干の乙木は干合により弱化しても固有の干としての作用はありますので天干から未をわずかに制します。
よって日干戊土の根は未辰戌とそれぞれが木の作用を受けますので弱化しており、日干は大強とはならず、やや強の判定とします。八字は日干に食傷、財が近貼しますので食傷生財の形を喜とするものですが、庚金から財への流通はなくこちらは制殺の気もあり、同時に地支では疎土もわずかにできているというのも見うけられます。
この八字でしたら、日支寅は喜神です。配偶縁は良い傾向かもしれません。ですが、さらに大運をみて大運干支と絡めて行きませんと結婚縁の喜忌は断定できません。順行運で火旺を行きますと寅木は化殺生身の忌となりますし、逆行運ですと、今度は木多で日干の強弱に注意が要るようになります。大運では精査が要る八字です。つまり日干は転弱もあるかもしれないのが逆行運です。
本日は日支寅の喜忌をも看ていますが・・・ちなみに月支が丑土旺でしたら、こらは破されます。丑土旺は土旺であって旺ではないですね。水気が強いのは基本ですのでご存じかと思います。辰月と戌月の土旺なら寅支も喜の傾向となります。未月土旺も喜でしょう。他、戌月金旺はこれまた地支どおし剋の意が存在するので無視できないかと思います。未月火旺は寅支は生火しますので日干強でしたら寅支は忌となります。
ということで本日は以上です。