四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(日干甲木で丑月水旺生まれ)

2017年01月07日 21時38分13秒 | 命理
☆命理
本日、甲午日です。
丙申
辛丑(水)
甲午
乙亥  
とします。

甲日干で丑月水旺の生まれです。造化元鑰に書かれていることですが・・・「寒木向陽」といって冬木は南方の火旺に巡るのが最も喜なのです。必要不可欠なものは調候の火だと言われています。火の暖照がないと木は繁りませんし、水多で火がなければ「木は病む」というように書かれています。また木が茂るのに土の作用も重要で水旺であれば、これも火の調候なしでは凍土凍木となるというようにどこからみても調候の丙火は大事な季節となります。寅卯の根も重要ですが、第一は丙火ということです。
では本命の甲日干は寅卯の根はないですが、丑中の癸水に頼ります。年干と日支に丙火あって遠隔で双方は無情ですが、八字全体に暖気が巡ります。年支申は暖金となり丑中癸水は暖水となり慈木します。天干の丙と辛は陰陽の剋で合ですが双方弱化するのみで固有の干ですから辛は申金同様に生水します。甲と辛の剋は無効です。年干支から金水木と流通し、日干甲木から午火に洩身します。時干の乙は同気の木ですが陰干ですから幇の意は弱く、亥水も慈木とはならず生日干とはならず・・ですが共に日干側です。
 ここまでみると日干甲は年干支から金水木と日干側にエネルギーは巡ります。時干支も日干側。日干が任じるものは午の丙火ですが、これも亥水と剋で減力。辛官殺は無効となりますが、わずかに任じる責がある程度です。ここで日干甲木の旺衰を計りますと・・・丑月水旺に木は相令です。土用にはさらにアップして相令以上になり、寅月はじめには旺令へと推移します。よって丑水旺には日干甲は根がないですが質的には強さがあります。よって本命は意外に日干は強いことがわかります。
 ところで土はどうなっているのか・・丑月水旺の土はともかく土用の土も旺じておらず、旺衰は次の寅に死令となるのですから、その手前です。そして水旺にはまたその手前という判断ですから、囚令以下となるでしょう。

 日干の強弱は決して大強ではないですが、不強不弱のやや強には十分なると思われます。
 格は印授格
 用神:午中丙
 喜神:火土
 忌神:水木
 閑神:金 
 調候:丙
と取ります。
 丑月の甲乙木、精査してみるとおもしろいですね。
コメント
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